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  1. 八王子市議会 2016-09-29
    平成27年度_決算審査特別委員会 文教経済分科会 本文 2016-09-29


    取得元: 八王子市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     〔午前10時00分開議〕 ◎梶原幸子副委員長 ただいまから文教経済分科会を開会します。  本日の進行については、お手元に配付しました日程及び審査順序・方法をお目通し願います。  以上の方法により進行することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◎梶原幸子副委員長 御異議なしと認め、そのように進行します。  次に、議案の審査に入ります。   ──────────────────────────────────────────  第87号議案 平成27年度八王子市一般会計歳入歳出決算認定について 所管分   ────────────────────────────────────────── 3 ◎梶原幸子副委員長 当分科会に付託されました一般会計決算の内容は、付託分類表のとおりであります。進行については、一般会計歳入歳出決算を議題とし、市側より説明を受けた後、質疑を行います。  なお、本分科会においては、効率的な分科会運営ができますように、答弁を含めた1人当たりのおおよその持ち時間をあらかじめ38分程度と設定しておきたいと思いますので、御協力をお願いします。  また、分科会におきましては、付託された案件については採決を行わないことになっております。  それでは、当分科会に付託されました議案を議題とします。  市側の説明を願います。 4 ◎大西産業振興部長 おはようございます。  それでは、産業振興部が所掌する主な事務事業の成果につきまして、主要な施策の成果・事務報告書に基づき御説明をいたします。  平成27年度の事業執行に当たっては、国庫補助金等の特定財源を最大限活用し、多様な主体と連携を図り、本市の実情に合った産業振興施策の推進に努めてまいったところでございます。  それでは、歳出の主なものにつきまして御説明いたします。  初めに、主要な施策の成果・事務報告書の158ページをごらんください。
     第2款総務費のうち、地域活性化・地域住民生活等緊急支援でございますが、国の地域住民生活等緊急支援のための交付金を活用してプレミアム付商品券事業を実施し、決算額は4億7,058万円となっております。  続きまして、283ページをごらんください。  第5款労働費でございますが、決算額は5,506万円で、前年度とほぼ同額となっております。  2、若者の就業支援、(1)若者の就職促進では、市内中小企業の人材確保を支援し、地域の活性化を促進するため、はちおうじ就職ナビに掲載している中小企業等に就職した市内在住の若者に奨励金を交付するはちおうじ若者奨励金制度を平成27年度から実施いたしました。また、確保した人材を定着させるために、中小企業職場環境づくり支援事業として、メンタルヘルスに関する実態調査を実施し、その調査結果を踏まえ、対策セミナー及び個別相談を実施いたしました。  287ページをごらんください。  第6款農業費でございますが、決算額は5億6,454万円となっております。対前年度比1億6,935万円の増で、この主な理由は、雪害対策支援事業の実績による増、道の駅八王子滝山の管理運営におけるウッドデッキ改修工事の皆増、森林再生事業における間伐委託の実績による増などでございます。  288ページをごらんください。  中段の1、道の駅八王子滝山の管理運営でございますが、市の農業振興の拠点として、市民に旬の地場農産物の提供を行いました。平成27年度も収益が出たことから、指定管理料を支払うことなく、安定的な運営が行われました。また、来場者の利便性向上を図るため、老朽化したウッドデッキの改修工事を行いました。  289ページをごらんください。  2、遊休農地活用支援の(2)新規青年就農者への支援ですが、経営が不安定な就農直後の新規青年就農者2名に対して給付金を支給し、農業経営定着の支援を行いました。  291ページをごらんください。  6、地域農業活性化推進でございますが、農地バンク制度により農地所有者と農地借受希望者とのマッチングを行い、13筆、4,308平方メートルの利用権設定により遊休農地の解消を図ったところでございます。  292ページをごらんください。  7、雪害対策支援でございますが、平成26年2月の降雪により被害を受けた農家に対しパイプハウス等の再建費用の補助を行うことで、農業経営の安定を図りました。  なお、本事業は、再建需要の急増に伴う資材不足により、事業費の一部を前年度から繰り越したものでございます。  293ページをごらんください。  下段の3、森林再生でございますが、手入れが行われず荒廃している杉、ヒノキの人工林58.11ヘクタールについて、東京都と所有者との協定締結により間伐を行い、環境保全や土砂災害の防止など、森林の広域的機能の向上を図りました。これは、東京都の事業を受託し、実施したところでございます。  続きまして、295ページをごらんください。  第7款商工費、第1目商工振興費でございますが、決算額は8億7,547万円、対前年度比9,647万円の減となっております。主な理由は、企業立地の促進事業における交付金の交付実績によるものでございます。  1、企業立地の促進でございますが、雇用機会の創出や税収を確保するため、企業立地支援条例に基づき、本市に立地した指定事業者に奨励金を2億6,719万円交付いたしました。  297ページをごらんください。  5、中小企業新商品開発認定制度の運営でございますが、市内中小企業のすぐれた新商品の販路開拓を支援するため、7社の7商品を認定し、市のホームページで紹介したほか、東京都の産業交流拠点で展示を行うことなどにより、認定商品のPRを行いました。また、市が試験的に購入した平成26年度認定商品の2商品について使用評価を実施し、その結果を市のホームページで公表したところでございます。  同じく297ページ、7、事業資金助成でございますが、市内小規模事業者に低利融資のあっせんを行ったほか、融資に伴う信用保証料の補助及び借り入れ利子補給、商工会議所が窓口となっているマル経融資に対する利子補給を実施し、これらを合わせた制度融資全体の助成額は1億9,917万円となっております。  次に、299ページの10、(仮称)MICE都市推進センター設立準備でございますが、商工会議所との連携により設置した八王子MICE都市推進センター準備室における人件費及び調査分析活動費に対し、1,006万円の補助を行いました。  同じく299ページ、11、海外経済交流の促進でございますが、市内企業と台湾企業との交流、連携等への足がかりとするため、昨年度は台湾企業への市内企業の情報発信や市場調査を行いました。また、八王子市の産業と市内企業について周知するため、受託者を通じて八王子市産業交流・企業立地ガイドを台湾で配布いたしました。  次に、300ページをごらんください。  第2目観光費でございますが、決算額は3億8,146万円となっております。対前年度比8億9,168万円の減で、これは高尾599ミュージアムの整備事業の完了に伴う減が主な理由でございます。  303ページをごらんください。  3、観光資源情報の活用でございますが、(6)観光情報拠点の運営では、高尾山口駅舎内のリニューアルオープンに伴い、4月29日に高尾山口観光案内所、愛称むささびハウスを開設し、高尾山並びに八王子の観光情報の発信を強化するため、八王子観光協会に補助を行いました。  次に、305ページをごらんください。  5、一般観光の推進ですが、(3)外国人観光客支援事業補助金では、外国人観光客のおもてなしの環境整備として、産学官の協働により中心市街地の周遊マップを発行する八王子商工会議所に補助を行ったところでございます。  6、高尾599ミュージアムの管理運営ですが、平成27年8月11日に開館し、指定管理者による施設の管理運営を行いました。  次に、308ページをごらんください。  9、観光資源の創生ですが、滝山地域の新たな観光振興を図るため、国の補正予算を活用し、26年度内に予算化し、事業は27年度に繰り越し、実施したところでございます。具体的には、滝山城ARアプリ作成及び観光ボランティアガイド養成の事業など、観光客の受け入れ環境整備事業を行い、決算額は4,547万円となっております。  引き続きまして、産業振興部所管分に係る歳入について御説明いたします。  96ページをごらんください。  第16款都支出金、第5目商工費都補助金、ものづくり産業集積強化支援事業では、9,626万円の交付を受けております。  98ページをごらんください。  第10目労働費都補助金では、都の雇用就業施策として制度創設された人づくり・人材確保支援事業補助金で1,506万円の交付を受けております。 5 ◎廣瀬学校教育部長 それでは、引き続きまして学校教育部の事業について御説明をいたします。  主要な施策の成果・事務報告書の366ページをお開き願います。  教育費の決算額につきましては全体で182億9,711万円で、こちらの表に記載はございませんが、学校教育部が所管します教育費の決算額は88億4,158万円、26年度に比べて2億3,398万円の増となっております。主な理由でございますが、事業完了に伴い、七国中学校の校舎増築事業が2億5,861万円、体育館の非構造部材の耐震化が2億1,993万円など、それぞれ皆減になったものの、秋葉台小学校の校舎増築事業等、小学校校舎の増築が4億5,356万円、調理業務委託実施校の増加等、小学校給食が1億1,920万円、親子方式給食による施設整備等、中学校給食が6,770万円、小学校の通学路及び校門への防犯カメラ設置等、子どもの安全対策が4,723万円、それぞれ増になったことなどによるものでございます。  それでは、歳出の主なものにつきまして御説明をいたします。  368ページをお開きください。  5の就学事務でございます。児童・生徒に適した学校を選ぶことができる学校選択制ですが、28年度の新入学者の状況につきましては、学校選択の状況の表になりますが、小学生で16.9%に当たる775人が、中学生で22.1%に当たる949人が指定校以外の学校に入学したところでございます。  次に、369ページの7、子どもの安全対策でございます。学校と地域が連携して行う登下校時の見守り活動を補完するとともに、犯罪抑止力を向上させるため、小学校の通学路及び校門に防犯カメラを設置いたしました。  次に、8、地域運営学校の推進でございます。27年度は新たに小学校4校、中学校2校を指定し、地域運営学校を50校といたしました。  続きまして、373ページをお開きください。  7、いじめ防止対策でございます。八王子市いじめ防止基本方針に基づきまして、教育委員会と学校、家庭、地域、関係機関が連携していじめ防止等の対策を推進するため、八王子市いじめ防止対策推進会議を3回開催し、各委員からいじめに関する取り組み状況を報告していただき、情報の共有化を図ったところでございます。  次に、8、学力向上でございます。基礎的、基本的な学習内容の定着度を客観的に把握するため、今年度も小学校4年生と中学校1年生を対象に学力定着度調査を実施し、さらに、児童・生徒の個々の課題に応じたきめ細やかな指導を行うため、アシスタントティーチャーを配置するとともに、土曜日や放課後などにボランティアを活用した補習を行い、児童・生徒の学力の向上を図ったところでございます。  次は、375ページをお開きください。  2の学校図書館サポートでございます。学校司書を学校に派遣し、司書教諭等への授業支援などを行い、学校図書館を活用した読書活動の充実を図るとともに、学校図書館サポートセンター専門員による学校巡回や研修会の開催を通して、司書教諭などの資質の向上に努めたところでございます。  続きまして、377ページをお開き願います。  5、特別支援教育でございます。通常の学級での支援をするため、学校サポーターの配置を充実するとともに、心理士による小中学校の巡回相談や研修を行い、教職員の指導力の向上や地域における協働体制の推進に努めたところでございます。また、地域の支援者のスキル向上を目的とした学校サポーター育成講座を充実させるとともに、特別支援教育の周知のための地域講座を開催しております。また、第三次特別支援教育推進計画を策定し、平成28年度以降、3年間の施策と具体的な取り組みについてお示しをいたしております。  次に、380ページをお開きください。  9、総合教育相談でございます。本年度は新たに就学相談員を配置し、児童・生徒の就学に関する相談体制の強化を図ったところであります。  次は、383ページ、391ページ以降ですが、2項学校運営費につきましては、小学校と中学校で同じ事業を実施している場合は、あわせて御説明をいたします。  恐れ入りますが、385ページ及び393ページをあわせてお開きください。  7の情報教育の基盤整備でございます。国の第2期教育振興基本計画に示されたICT整備目標に基づき、書画カメラとプロジェクターを小中学校の全クラスに配備したところでございます。  続きまして、389ページ及び398ページをお開きください。  389ページの小学校は20、特別支援教室の設置、398ページの中学校では21、特別支援教室の設置でございます。特別な支援が必要な児童・生徒に対しまして、在籍校において支援できる環境を整備するため、特別支援教室の開設準備を小中学校合わせて21校で進めたところでございます。  次に、390ページ、399ページをお開きください。  390ページの小学校は21、学校施設の営繕工事、399ページの中学校では22、学校施設の営繕工事でございます。営繕工事費内訳の表になりますが、校舎の外壁改修工事を小中学校合わせて4校で実施したほか、同じく5校でトイレ改修工事、小学校10校で特別教室への空調機設置工事を実施するなど、教育環境の改善に努めたところでございます。  続きまして、399ページの下段になりますが、1、小学校給食でございます。給食調理の民間委託を4校ふやしまして、36校といたしました。  次に、400ページ、2、中学校給食でございます。新たに平成28年度より横川小中学校、中山小中学校、南大沢小中学校の3校で、親子方式による給食提供に向け施設整備を行ったところでございます。  続きまして、3項学校整備費でございます。  401ページの3、小学校施設の改築でございますが、横山第一小学校のプール改築工事が完了し、大和田小学校のプール改築工事の実施設計を行っております。  次に、403ページの4、小学校校舎の増築でございますが、児童数増加への対応として、秋葉台小学校の校舎増築工事を完了し、由木東小学校の校舎増築工事実施設計を行ったところでございます。  さらに、401ページの3、小学校施設の改築と405ページの3、中学校施設の改築に分けて記載しておりますけれども、いずみの森小中学校の小中一体型校舎の建設に向け、建物老朽化等調査及び基本設計を実施したところでございます。  最後に、404ページの小学校は6、特別支援学級の設置、405ページの中学校は4、特別支援学級の設置でございます。小中学校それぞれ1校に特別支援学級を設置し、八王子市第二次特別支援教育推進計画に基づく設置目標を達成したところでございます。 6 ◎小柳生涯学習スポーツ部長 それでは、生涯学習スポーツ部の事業について御説明いたします。  生涯学習スポーツ部が所管いたします事業費の決算額でございますが、特に記載はございませんが、職員費などを除きまして、総額で34億9,194万円、前年度に比べまして3億3,748万円の減額となっております。減額の主な理由でございますけれども、27年度に実施いたしました富士森体育館の大規模改修が13億6,300万円、国史跡八王子城跡曳橋のかけかえ工事が1億6,500万円、それぞれ増になったものの、施設整備の工事完了によりまして、総合体育館エスフォルタアリーナ八王子の整備運営が20億4,300万円減額になったことによるものでございます。  それでは、主な内容について御説明をいたします。  主要な施策の成果・事務報告書でございます。410ページをお開き願いたいと思います。  410ページの上段の1、生涯学習の振興では、八王子市生涯学習プランに基づきまして、市民の誰もが生涯にわたり学ぶことができる環境の充実を図るため、学習機会の提供や学習情報の発信を行いました。  次に、下段の2、放課後子ども教室では、国庫支出金1,741万円を充当いたしまして、小学校の施設を活用して地域の方々の指導と安全管理員の見守りにより、子どもたちに安全で安心な居場所を59校で提供いたしました。また、第九小学校のほか3校において学童保育所運営団体によります運営を行い、放課後子ども教室と学童保育所の連携強化を図りました。  次に、1枚めくりまして、413ページをお開き願います。  上段の1、文化財保護普及では、埋蔵文化財の調査を実施するとともに、文化財見て歩きなどの催しを行い、文化財保護への意識の向上や郷土愛の醸成を図りました。  続いて、414ページの下段3、国史跡八王子城跡の保存整備では、遺構の範囲や現存の状況について確認調査を行うとともに、老朽化した曳橋のかけかえを行いました。財源といたしましては、国庫支出金9,096万円、都支出金4,548万円、都総合交付金700万円、市債3,300万円を充当しております。  次に、1枚めくりまして、416ページの下段、生涯学習センター管理運営では、多様なテーマの講座や講習会を開催して市民の学習活動を支援したほか、施設使用料としまして3,715万円などを収入しております。  次に、少し飛びまして425ページをお開き願います。  こども科学館では、プラネタリウム番組の投影や各種の科学工作教室を実施し、また特別展、八王子隕石と小惑星探査機はやぶさを開催いたしました。さらに、市民団体との共催によります親子向けの科学教室、八王子「宇宙の学校」を初め、天文関連イベントなどを実施しまして、年間の入館者は8万2,180人の方々にお越しいただきました。財源といたしましては、こども科学館入館料700万円、プラネタリウム観覧料1,166万円、そしてネーミングライツによります施設命名権収入として250万円を収入しております。  続いて、427ページをお開き願います。  下段の2、こども科学館の改修では、市制100周年を記念したリニューアルオープンに向けまして、施設の大規模改修実施設計や展示物更新の設計に着手いたしました。  次に、1ページめくりまして、428ページをお開き願います。  上段の1、スポーツ・レクリエーションの推進でございますが、各種スポーツ・レクリエーション大会などを開催したほか、平成32年に開催されます東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えまして、ジュニア育成としてトップアスリートによるスポーツ教室を開催いたしました。  次に、1枚めくっていただきまして、431ページをごらん願います。  下段の1、屋外運動施設の管理運営につきましては、富士森公園テニスコートの人工芝張りかえとコートの1面増設工事、また戸吹スポーツ公園のトイレ増設工事を行い、利用環境の改善を図りました。  次に、少し飛びまして、436ページをお開き願います。  下段の5、富士森体育館の大規模改修につきましては、耐震補強やバリアフリー化などの大規模改修工事を完了いたしまして、平成28年2月15日から富士森体育館に名称を変更して業務を再開いたしました。財源は、国庫支出金4,914万円、都支出金1,772万円、市債10億8,380万円、公共施設整備基金繰入金が1億6,860万円、そしてスポーツ振興くじ、totoの助成金4,035万円を充当しております。 7 ◎伊比図書館部長 では続きまして、図書館部の決算について御説明いたします。  主要な施策の成果・事務報告書、420ページをお開き願います。  図書館部が所管いたします事業費の決算額でございますが、5億2,204万円、26年度に比べ6%、2,972万円の増となっております。主な増額の理由ですが、中央図書館みなみ野分室の開設に伴う経費が2,354万円の増となったことによるものであります。  続きまして、主な事業内容について御説明いたします。  図書館部では、市民の皆様の読書や学習活動を支援するため、4館2分室の図書館において資料の収集、分類に努め、また郷土に関するテーマ展示などを行いまして、市民の皆様の郷土に関する関心を高めるとともに、より読書を身近に感じられる環境づくりに努めてまいりました。  422ページをごらんください。  中段、読書のまち八王子の推進では、学校貸し出し用図書の充実や高齢者、障害者への図書宅配サービスを実施するなど、いつでも、どこでも、誰でも読書に親しめる環境づくりを推進してまいりました。  また、平成27年10月1日に由井市民センターみなみ野分館の地区図書室を中央図書館みなみ野分室として開設し、より身近な読書環境の実現と地域の利用者の皆様の利便性向上を図ってまいりました。  また、学校との連携を強化し、学校貸し出し用の図書の充実を図るとともに、小中学校における図書館資料の利用促進を図りました。平成26年度に比べ、学校への貸し出し数は5,147冊増の2万9,513冊となっております。  このほか、小中学生に読書の習慣を身につけてもらうことを目的に、東京八王子西ロータリークラブとの共催により読書感想文及び読書感想画コンクールを引き続き実施し、26年度に比べまして、読書感想文コンクールは777点多い4,183点、読書感想画コンクールは227点多い1,215点の応募作品があったところであります。
    8 ◎梶原幸子副委員長 市側の説明は終わりました。  それでは質疑を行いますが、質疑の際には、主要な施策の成果・事務報告書などのページ数を明示願います。 9 ◎石井宏和委員 おはようございます。それでは、私から何点かに絞って質疑させていただきたいと思います。  今の報告も聞いてまいりましたが、昨年度、私たち市民の要求に沿う形で本当にすばらしい成果があったのではないかと感じています。そして、それをさらに発展させていただきたいと考えます。その上で、ビジョンはちおうじの教育のこの評価報告書をもとに、まず始めたいと思いますが、これもやはりおおむね高評価が大体の項目でついています。  105ページの文化財課からちょっと始めたいと思います。ここで、歴史を学ぶ機会の充実をふやすということで、講座、体験学習をふやしていると。また、主要な施策の成果・事務報告書のほうでは418ページからですね。それを見ても、こうした体験学習などの開催がふえていて、すばらしい効果が上がっていると思うんですが、その取り組みがやはりふえた理由など、また手応えなどをぜひお聞かせください。 10 ◎中正文化財課長 昨年度、講座につきましては数をふやして実施しております。これは、郷土資料館へいらっしゃる方が割と固定化されてきているのではないかという懸念がございまして、いろいろな講座を実施することでこれまで郷土資料館に足を運んだことのない方にも来ていただこうということで、さまざまな講座を実施いたしました。その中では、火おこしの数をふやして、時期をゴールデンウイークの最中に開催したりですとか、郷土資料館の近隣を歩くような千人同心関連の遺跡を回るようなツアーも実施いたしまして、これまで郷土資料館に足を運んだことのない、新たな親子連れの方であるとか遺跡に興味のある方などの来館も得たように感じておりますので、ことしにつきましても引き続きそのような新たな取り組みを実施したいと考えております。 11 ◎石井宏和委員 ありがとうございます。本当に目に見えてこれは数がふえているということで、すばらしい成果だと思います。  続いて、この107ページのほうでも文化財関連施設の魅力向上ということで、八王子城跡ガイダンス施設や郷土資料館など、全て前年に比べて訪れている方がふえているという実績もあります。やはり市制100周年を前にして、皆様のこういう郷土史への関心の広がりとか、そういうことも感じられているでしょうか、ぜひお聞かせください。 12 ◎中正文化財課長 それぞれ施設の入館者につきましても、昨年度、一定数の増加をいただいております。八王子城跡ガイダンス施設におきましては、曳橋が工事中ということはございましたけれども、遺跡に関心のある方、さらに大河ドラマ等で近年特にそういうものが取り上げられている、またお城に興味のある方の増加などもありまして、さまざまな方がお見えになっていると感じております。  また、絹の道資料館につきましては、富岡製糸場が世界遺産になったこともございまして、絹の道関連、絹関連の史跡、また場所をめぐる方たちからも、団体などで来ていらっしゃるように承知しております。  郷土資料館につきましては、先ほど委員から御質疑のありましたように、講座の実施や、またなるべくいろいろな内容の企画展、特別展を開催することで、多くの来館者がふえたかと思っております。 13 ◎石井宏和委員 ありがとうございます。市制100周年を前にして、また市史編さん事業も進んでいて、それを見ての関心というのも広がっているのではないかと、これを読みながら私も興味深く感じているところです。  郷土資料館については、今度、新郷土資料館をつくるということで、この検討作業がいよいよ本格化したということで始まっているということですが、その基本構想・基本計画策定検討会の進みぐあい、内容について少しお示しください。 14 ◎中正文化財課長 新しい資料館の検討につきましては、昨年度については予算をかけずに実施しておりました関係で、特に決算額としてはあらわれておりませんが、今年度になりましてから新郷土資料館整備基本構想・基本計画策定検討会を立ち上げ、既に2回の会議を開催しております。その中では、これまでの今の郷土資料館の実績や課題、そういうものを整理し、これからの郷土資料館にどのようなものが必要かということについて、参加者の皆様から意見をいただいているところでございます。 15 ◎石井宏和委員 その中で、やはり歴史・郷土ミュージアム、歴史博物館にしようと、規模も拡大して、内容もボリュームをふやして、そういう方向で進んでいるということでよろしいでしょうか。  また、憩いライブラリも併設されるわけですけれども、そこについての要望なども出てくるのでしょうか、ぜひお聞かせください。 16 ◎中正文化財課長 今、医療刑務所の移転後用地の活用計画につきましては、ことし3月に担当部署において取りまとめて公表されているところでございます。この中では、郷土資料館の機能を移転するものにつきましては歴史・郷土ミュージアムということで位置づけしておるところでございます。今のところ、現郷土資料館の機能を移転する新しい郷土資料館ということですので、歴史系の博物館ということで考えておりますが、ただ、八王子の歴史を考える上で、自然であるとか地形、そういうようなものについては切り離せないものですので、一体的に考えていくことになろうかと思っております。 17 ◎中村中央図書館長 憩いライブラリにつきましては、先ほど文化財課長が言われたように、平成28年3月に作成されました八王子医療刑務所移転後用地活用計画において、導入予定施設の一つとして位置づけられましたが、導入施設であるみんなの公園や歴史・郷土ミュージアムの具体化を踏まえて、実現性を精査することになっております。現時点では憩いライブラリを公共図書館とするということについては未定ですが、関連所管である都市総務課、公園課、文化財課とともに、憩いライブラリのあり方や内容について現在検討しております。 18 ◎石井宏和委員 ありがとうございます。この博物館を本格的なものにしていくということがまずあって、そこの検討の中で、その作業の中から憩いライブラリについての要望などもやはり出てくるのかなと、今精査する中で出てくるということで感じます。実際に市史編さん作業などでも大変膨大な資料があって、それを、本当に大事なものをどうするかという問題もありますし、郷土資料館のたくさんの資料がある。また、公文書館問題についても、今回まだそれが生きているということもお聞きしておりますので、こうした博物館の精査の中で、やはり憩いライブラリにたくさんのものを持っていってほしいというか、それと一体的に歴史的な資料もぜひ生かしてほしいというような声も上がってくるのではないかなと私自身は思っているところです。  では、それで関連してちょっと図書館のほうに移っていきたいと思います。やはりそこにライブラリが必要だということがまずあると思うんです。もともとこの市民活動をするサードプレイスとして生かしていくというのは当然ですけれども、そこにライブラリ、やはり図書館も必要だという声があってこの計画が進んでいるんだと思いますが、八王子の図書館は、他市と比較しましても決して充実してはいない。去年、みなみ野の分館ができて、開館時間を長くしたところ、約7倍、新規登録者数も7倍と、本当に目に見えてそういう成果が上がったともお聞きしておりますが、やはり市民からの図書館をぜひ拡充してほしい、新しくつくってほしいという要望が根強いと思います。  その上で図書館のほうにちょっと移っていきますが、主要な施策の成果・事務報告書のほうでは424ページ、この下段に相互利用協定を締結した他市との相互利用状況という一覧表があります。これを見ますと、八王子がほかの他市、府中や調布などと相互利用協定を結んでいると、本当にたくさんの方がそうした市外の図書館も利用されていると。ここにも要求があらわれているのではないかと思いますが、これを見ますと、八王子の方がほかの図書館を利用しているほうが圧倒的に多いと、ほかから受け入れているよりも。これをどう分析されているのかというのをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 19 ◎福田川口図書館長 相互利用協定を締結した他市との様子ですが、八王子市においては、市の境にある鹿島、松が谷地区の方は多摩市にある多摩センターの図書館を御利用されていることが多いと思われます。また、相模原市の利用については、橋本駅前にある橋本図書館、こちらは横浜線で橋本駅に着きまして、また京王線で乗りかえて南大沢方面に行くというようなところから、買い物をした後に図書館に寄って御利用されるのではないかというふうに思っております。また反対に、町田市の方におきましては、小山田地区といいますか、南大沢の隣接したやはり八王子寄りの地域がございまして、そこの方が南大沢の図書館を御利用されているというふうに思っているところでございます。  住んでいる近くに図書館があれば、そこを利用したいというのがやはり住んでいる方の御希望だというふうに思っておりますので、その要望に沿う形で公共施設のない地域をカバーできているのではないかというふうに思っております。また、これによって八王子市の市民の方の読書環境が拡大したということも考えているところでございます。 20 ◎石井宏和委員 ありがとうございます。細かく見たらさまざまな問題があると思うんですが、この数字をざっくり比較しただけでも、随分、八王子市民がほかから借りているほうが多いという数字だと思います。  この中で実際に相互利用している府中や調布、町田なども、大体、八王子よりも図書館数も多いところが多いと思うんですが、この表に沿って、ぜひその図書館数をお示しください。 21 ◎福田川口図書館長 府中市が図書館数が13館、調布市が11館、町田市が7館、日野市が7館、多摩市が8館、稲城市が6館、あきる野市が4館、それで最後の相模原市なんですが、図書館は4館でございますが、サービスポイントとして25ヵ所の施設、これは公民館等らしいんですが、ここも利用できる施設として上がっております。 22 ◎石井宏和委員 ありがとうございます。こうして表にして改めて見ましても、やはり本市の図書館数が多くない。人口から考えてみたら、本市の人口規模でほかの市と比べてみて、随分やはりおくれているのではないかということがこの表からも明らかになっているのではないかと思います。  その上で、やはりこの憩いライブラリ、せっかくこういう構想が上がっているわけですから、ぜひ図書館として本格的に整備していただきたいと思います。この所管の方も強い思いがあると思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。ぜひ図書館としてつくっていきたいという思いというか。 23 ◎伊比図書館部長 医療刑務所跡地の計画は、現在、メインとなります防災公園ですとか郷土資料館の部分から順に進んでいるところでございます。図書館につきましても、ぜひ多くの皆さんに御利用いただけるような機能性の高い図書館について、今後議論を進めていきたいというふうに考えております。 24 ◎石井宏和委員 ありがとうございます。読書のまち八王子を推進するという上で、やはり読書のまちという言葉が泣かないように──かなり進んでいるとは思うんです。学校図書館に対してサポートが進んだり、みなみ野の分館も進んだと。進んでいることは確かですけれども、これをもっともっと進めていただきたく、ぜひ理事者の側からもこういう立場で生かしていただく決意をお伺いできればと思うんです。  特に、やはり読書のまち八王子ということでいいますと、八王子にゆかりの作家とか、今回、郷土史の見直しの中でもたくさんいらっしゃるということも明らかになっていると思います。こういうことを図書館の場でもきちんと、八王子に関係した人も、例えば中里介山さんとか瀧井孝作さんとか、さまざまいらっしゃるわけですけれども、そういう方たちをしっかりほかの市にあるような、町田市のことばらんどとか、そういうようなところにあるような顕彰というか、しっかりそういうことを表示する場としてもお考えいただきたく、あわせてちょっと理事者に、この憩いライブラリを市民の場であり、そして図書館としてぜひ充実させていただきたいという思い、いかがかと思いますが。 25 ◎駒沢副市長 医療刑務所跡地に憩いライブラリということで、一つの指標としてそういうものを導入したらどうかということで、今検討しているわけでございますけれども、いずれにしましても、人口比に対して図書館数が少ないと、こういう実態を我々は十分把握した中で、この図書館行政というものがどうあるべきかと、分館等を含めてさまざまな議論を行っているところでございます。  いずれにいたしましても、読書のまち八王子ということを掲げておりますので、量というより、逆に質をどのように高めていくかというような思いで、ぜひ医療刑務所跡地のところを含めて、前向きにちょっと検討していきたいと、このように思っております。 26 ◎石井宏和委員 ありがとうございます。ぜひ前向きに進めていただけますよう、よろしくお願いいたします。  それでは続きまして、主要な施策の成果・事務報告書の369ページ、子どもの安全対策について伺わせていただきたいと思います。  昨年、小学校の通学路への防犯カメラと、あと小学校校門への防犯カメラと両方進んだということです。通学路のほうはモニター画面などはなくて、警察などから何かあったときに問い合わせがあって、それを立ち会いのもとに、そういう問い合わせがあったときにそれを見るということを伺いました。しかし、この校門のほうの防犯カメラのほうは、モニター画面もあって、学校で見られるということになっていますが、それについて、その防犯カメラのモニターというのはどこにあって、誰が見るのかということをちょっとお聞かせください。 27 ◎松土施設管理課長 校門への防犯カメラのモニターの件ですけれども、昨年度、5校、各校1台、校門周辺につけておりますが、モニターに関しましては事務室に設置しております。基本的には、日中、事務職員が監視しているということになっております。 28 ◎石井宏和委員 夜間や休日などはどうなっているのでしょうか。 29 ◎松土施設管理課長 現在、夜間に関しましては、夜の7時を過ぎますと感知式ということで、モニターに関しましては、スイッチは入っておりますけれども、特段誰かが監視しているというわけではございません。 30 ◎石井宏和委員 それに関連しまして、383ページの小学校の警備及び学校開放、中学校の場合は391ページになりますが、この学校開放についてちょっと伺わせていただきたいと思います。  結局、祝日、夜間の場合は学校開放員の方などが大体いらっしゃって、もし誰かがいれば業者などとはそこが対応するということになると思いますが、今、学校開放は幾つかのパターンがあるということで、かなり混乱した状況だと思いますが、この開放員の方たちの種類などについてお示しください。 31 ◎松土施設管理課長 現在、学校の開放時の管理に関しましては、大きく分けますと2つでございます。1つは新学校施設開放員という学校の点検等も開放のあるなしにかかわらず実施している方々と、学校の開放が入っているときにいる学校施設開放員、一応この2つに大きく分けてなっております。 32 ◎石井宏和委員 簡単に言うと、実際に学校を開放して使うときにそこに行って対応する方と、あと、ずっと以前からの慣習のままに、常時常駐されている方という方だと理解しています。その常時いらっしゃる方は新学校施設開放員ということになっていて、先日、その方たちと少しお話しする機会がありまして、本当に以前から市の直接の公募を受けて応募して、たくさんの倍率もあったところで採用されて、本当にやりがいを持ってやっているということでした。休日などは朝から夜まで、そして平日は夜間、この方たちが学校にいらっしゃって、施錠や子どもの忘れ物などの対応、またペットなどへの餌やりや田んぼへの水やりなども行っているということで、本当に学校をずっと守られているんだなと感じました。  しかし、この方たちが、以前は直接、市からこうやって公募されて応募して受けていた方たちだったということなんですが、近年は少しシルバー人材センターへのほうの委託が進んでいると聞いております。しかし、例えば、そうなりますと、直接、市とその方たちの関係の間に挟まってしまうということになって、さまざまなやりとり、間に入るということで問題があるのではないかなと感じています。例えば緊急事態、豪雨とか地震とかがあった場合、学校は当然、避難場所になっています。そうした特に地震などの場合は緊急ですから、そういう方たちが避難しにいらっしゃる。夜間や祝日の場合は、この新学校施設開放員の方がまず対応されるということになると思います。そういう上でも、直接、市と向き合う、直接の関係をぜひ保っていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 33 ◎松土施設管理課長 新学校施設開放員の方々は、平成22年度に当時の学校管理員、そちらの制度を見直しした流れでございます。当時、開放は、実際に入っている学校がやはり各学校でばらつきがある。また、先ほどもありましたように、開放があるなしにかかわらず、点検も含めた中で来ていただいている方、あるいは開放のときのみ入っている方、そういった方たちとの統一性、また地域により維持管理、管理運営を特化していく、そういった流れの中で制度を見直したということもございますので、今のところ、この新学校施設開放員に関しまして進めていくという考え方はありません。 34 ◎石井宏和委員 市のお考えはわかりましたが、しかし、先ほど述べましたが、緊急対応の必要、また校門の防犯カメラなどもできましたし、そういうときに、万一のときにちょっと確認したりとかいう必要も出てくるかと思います。間にシルバー人材センターなどが入って、どなたがいらっしゃるかつかめない、市とは直接顔が見えないような対応をしているよりも、やはり直接、本当に信頼関係を持って対応する、直接の関係ということをぜひ保って、広げていただけたらと思います。これはその新学校施設開放員の方たちからの要望として私も聞きまして、ぜひこの立場で御検討いただけますようよろしくお願い申し上げます。  続きまして、主要な施策の成果・事務報告書の373ページの人権尊重教育の推進について伺いたいと思います。  これを見ますと、この指定校というのが2校、第三小学校と元八王子東小学校になっていて、ほかの資料で見ましても、これは数年来、ずっと同じところでやっているということなんですが、その理由などはどういうわけなんでしょうか。 35 ◎佐藤統括指導主事 こちらのことでございますが、学校のほうから希望があって、それを市が確認いたしまして、東京都のほうの指定を受けている形となっております。 36 ◎石井宏和委員 その評価など、こちらのこの評価書のほうでもきちんと評価されていますけれども、実際に、この内容、評価などについては、市としてはどうお考えでしょうか。 37 ◎佐藤統括指導主事 こちらのほうでございますが、毎年、指定校を受けました2校につきましては、研究の内容について人権教育を発表する、年末にあります人権教育の推進状況などにも発表していただいておりますし、2年目の研究指定を受けた学校につきましては、市内全校にその研究成果を発信していただいているところでございます。 38 ◎石井宏和委員 これから本市でもいじめ防止対策推進条例というのを制定する上でも、この人権についての感覚、本当に人権が大事なものであって、これは侵害されてはならない、こういう感覚を持っていくということが大切だと思います。そういう方向に進んでいただきたいとぜひ思うものですが、しかし、ちょっと今、私、非常に大きく懸念していることがあります。それは、今、国会に提出されている法案で、部落差別の解消の推進に関する法律案というものがこの5月に自民党などから提出されているわけなんですが、これについては、ちょっと私、本当に非常に懸念しております。  というのは、この内容についてなんですが、これは、部落差別を解消するために、国が地方公共団体の協力を得て部落差別の実態にかかわる調査を行うものとすると。その上でさまざまな施策をして、相談体制などをつくって教育、啓発などを行っていくという内容です。しかし、こうした部落対策法というのはもう終わっているんですね。1969年に同和対策事業特別措置法というのができました。しかし、その後、一つ変わりましたが、2002年で終了しています。これは、こうしたものがもう必要なくなったということで、当時の総務省大臣官房地域改善対策室は、この理由として、これまでの膨大な事業の実施によって同和地区を取り巻く状況は大きく変化。そして、特別対策をなお続けていくことは差別解消に必ずしも有効ではない。人口移動が激しい状況の中で、同和地区、同和関係者に対象を限定した施策を続けることは事実上困難と、3点をこの理由として上げています。  実際に、その直前に行った全国の調査、同和地区実態把握等調査というのを国が行っていますが、それを見ましても、同和地区住民のうち、58.7%が同和関係以外人口、つまり外から来た方だということになっています。こうしたもう実際には部落問題というのはどんどん解消に向かっている。さまざまな巨額なお金をかけて、その土地の問題、狭い問題とかを解消していって、解決に向かっていると、実際にたくさんの方が住んでいると、こういう状況です。  ところが、この法律がもし施行されて、実際にこうした調査を行う。部落問題、差別問題がないか調査する、こういうことをやっていくと、今は何もないところに、ここは部落だったのではないかと、そういうようなことで調査が入っていく。地方公共団体もこれをしなくてはいけないということになりますので、これは本当に重大な問題がある。これから逆差別というか、なくなっていたはずなのに、これによってかえって人権が侵害されていくと、掘り起こしがされていくと、こういう非常に重大な問題があると考えます。  ですから、私たちは、これはもう本当に時代おくれの、立法事実もない、必要もない法律ということで、何としても多くの皆さんと一緒に反対したいと、廃案にさせたいと思っているところです。これによって皆さんも、本当に自治体業務にかかわられて、これから大変になると思います。そうならないように、ぜひ反対を広げていただければと思うところです。  そして、いじめ防止対策推進条例、これから来年度に向けてつくっていくことになって、私もこの委員会の1人として本当にいいものにして、いじめ根絶のために、中身のある、すばらしいものに皆さんと一緒にできるように、できる限りのことをしたいと考えているところです。その上で、やはり人権意識ですね。人権を本当に守っていく。平和憲法が認めた、全ての人が個性を持った個人として尊重される。その侵害を許さないと、こういう立場、これがいじめをなくす上での基本になる立場ではないかと思います。いわば、この平和憲法を生かしていくという立場です。  それに対して、今、一部、これから憲法を変えようという動きが少し始まっていますが、今示されている自民党の改憲案を見ますと、これが、公益及び公の秩序のもとに、この基本的人権がそっちを優先して、一部制限されるという、そういうような方向になっており、個人としてではなくて、人として尊重されるという点で非常に重大な後退があるのではないかと私たちは考えていますので、これにも反対の立場で頑張っていきたいと思いますが、済みません、教育長に、これからこのいじめ防止対策推進条例をつくっていく上で心がけていること、こうした人権を守っていくという上でお気持ちをぜひお聞かせください。 39 ◎安間教育長 お話がありましたような人権を侵害するということは、相手が誰であれ、決して許されることではないというふうに考えております。今後とも知的な理解と人権感覚を基盤として、自分と他者との人権擁護を実践しようとする意識、意欲、また態度、それを向上させること、そしてその意欲や態度を実際の行為に結びつける実践力や行動力、こういったものを育成して、いじめの問題も含め、あらゆる人権問題に対して強く行動できる児童・生徒を育ててまいります。 40 ◎石井宏和委員 ありがとうございます。いじめをなくすというのは本当に簡単ではないと思いますし、根絶ということは本当に難しいと思います。しかし、やはりひとりひとりが尊重されていく、無条件に肯定される、こういうところが基盤になっていくと思います。本当にすばらしい内容になりますよう、私としても皆さんと一緒に力を尽くしたいと思っているところです。  では続きまして、昨年、この場でお聞きしました夜間中学についてちょっとお伺いしたいと思います。  ビジョンはちおうじの教育の統計資料集のほうの27ページに第五中学校夜間学級の在籍者数が書いてあります。この表で見ますと、昨年に比べて大分人数もふえているようですけれども、昨年、私、この場でも言いましたが、国が夜間中学を全都道府県につくっていこうと。そして、これまで中学を卒業しているけれども、しかし実際には通っていなかった、いわば形式卒業者も受け入れるという大方針を出しました。自主夜間中学などがあることも受けて、こうした公立の夜間中学を促進していこうということでありました。これは、こうした人数がふえているということにそれもあらわれているのでしょうか、ぜひお考えをお聞かせください。 41 ◎穴井教育支援課長 夜間学級の人数ですが、28年5月時点ですと昨年と比べるとふえている状況がございます。しかしながら、今回、形式卒業者というか、実際には卒業しているんだけれども、実質的に学校に行っていないお子さんというのは、この中には含まれていないというふうに考えていただいていいかと思います。ふえた原因は、そのために文部科学省のほうがかなりパンフレット等を配布しましたので、ふえているのかなというふうに分析しております。 42 ◎石井宏和委員 ありがとうございます。本市の第五中学校の夜間学級は多摩地区では唯一ですから、本市に限らず、広く周辺の地域からも、こうした形式卒業者なども含めてぜひ案内もしていただいて、受け入れていただけますようよろしくお願い申し上げます。  そしてその上で、就学援助の対象には年齢制限があるという問題があります。これは、ちょっと国の動向を受けてこれから考えていきたいというような方針をこの前いただいているところですけれども、これも、多摩唯一の夜間中学を持つ本市として、ほかの多摩の市でも年齢制限がない市がたくさんありますし、23区ではほとんどありませんから、やはり夜間中学を持っている本市としては、ぜひこの就学援助の年齢制限を取り払っていただきたいと思いますが、国との制度の関係も含めて、お考えをお聞かせください。 43 ◎穴井教育支援課長 就学援助のことについては、昨年もお答えしましたが、現在、八王子市では19歳以上の方は対象外ということで扱っています。これは、就学援助自体が保護者に支給をするものなので、自立している方については対象外というふうに扱っているところです。  今回、形式卒業者も含めていくという中では、文部科学省のほうでは就学援助とは別のスキームで補助する制度について現在検討中という答えをいただいておりますので、そこの動向を見ながら判断していきたいというふうに考えております。 44 ◎石井宏和委員 ありがとうございます。また、立川高校定時制も八王子から通っている生徒が多いですので、これの廃止の方向で都は動いていますが、本当に本市の中学卒業者がたくさん進んでいる大事な進路先ですので、少しでも長く存続していただけますよう、こちらもこれを守っていただく立場に立っていただけますようぜひお願い申し上げます。  最後に、きのう、私どもの会派の市川克宏議員から幾つか、中学校給食を進める上、また学校施設の営繕を進める上で、予算の問題だと。これは大きな、大がかりな改修が必要であって、そして営繕の要求に応えるためにも、教育費の予算が多摩の各市と比べましても随分少ないと、こういう問題があるということで、理事者の方に、この教育費の予算、多摩の関係からもぜひ上げていただけますようお願い申し上げます。ぜひお気持ちをお聞かせください。それで終わります。 45 ◎安間教育長 特に学校教育におきましては、ソフトの事業の充実というものはもう必要不可欠ですし、まさに教育の根幹に当たるものだろうというふうに考えてございます。そういった教育が実現するよう精いっぱい努力をしてまいります。 46 ◎及川賢一委員 では続きまして、私からも何点か質疑させていただきます。  最初に、主要な施策の成果・事務報告書の284ページ、中小企業次世代人材確保支援のところで、中小企業の人材確保を支援し、地域の活性化を促進するため、「はちおうじ就職ナビ」に掲載している中小企業等に就職した市内在住の若者に奨励金を交付したとのことで、きのうの総括質疑の中で他の委員の質疑の中でも、当初80人の予定だったところが89人来ましたよという報告があって、今年度はさらに10名追加して90名のところ、現在までで35名の応募がありますということでした。  ちょっと幾つか聞きたいんですけれども、このはちおうじ就職ナビに登録している企業に就職した場合に奨励金が払われるということで、はちおうじ就職ナビに登録していない企業に就職した場合は払われない。実際に、そのはちおうじ就職ナビに登録していない企業に就職して、かつ八王子市に在住している、すなわち、はちおうじ就職ナビに登録していない企業で、その会社が登録さえしてくれていたならば、実は僕も奨励金がもらえたのにというような学生の人数というのはわかったりしますか。もしくは何かそういう調査というのはこれから先にするとかということでもいいんですけれども、済みません。 47 ◎橋本産業政策課長 申しわけございません。現在、その数字は把握してございません。今後検討させていただきます。 48 ◎及川賢一委員 今後検討してくれるということで、登録自体は無料なので、会社のほうで登録さえしていてくれたら自分ももらえたのにというふうなこともあるかと思うので、その数字を追ってもらえれば、企業側にも、登録するだけで自分のところに入ってくれる新入社員に奨励金が出るのであれば、ぜひ登録してくださいということでお願いして、それがまたこのはちおうじ就職ナビの登録企業数をふやすことにもつながると思うので、その辺の調査というのはお願いします。  あわせて、今年度の進捗を聞いて、あれとちょっと思ったんですけれども、昨年は予定80名で89名ということで、予定よりも多く集まったんですね。これはすごくすばらしいことだと思っていて、ことしは10名ふやしました。ただ、現時点で35名ということで、もうすぐ10月になって、大体就活というのは5月とか6月とか7月とかぐらいから始まっていくかなというふうに思っているんですけれども、やはり今の時期で35名ということは、市内企業に就職する学生というのは、最初は23区だったりとか市外の企業を受けていて、内定が決まらなかったから八王子を受けようかなという感じなのかなというふうに思ったんですけれども、その辺の雑感みたいなものでいいんですけれども、お聞かせください。 49 ◎橋本産業政策課長 この奨励金の対象は市内の中小企業に限っておりますので、やはり学生も大手志向が強いものですから、前年度も今の時期より年度後半のほうが申請が出てきたということでございますので、これから恐らく予算額まで達成するのではないかなと思っております。 50 ◎及川賢一委員 とすると、やはりこれから先、がっとふえて、目標の90人に向けて近づけていくということなのかなと思うんですけれども、そうすると、一般的には6月ぐらいから就職活動が解禁されて、みんな、面接を一斉に受け始める。それは大手企業のところにみんなわっと行くので、そう考えると、八王子市としては、こういう奨励金がありますよみたいなPRとかも、どちらかというと8月とか9月とか、ちょっとずらしたタイミングで告知をして、八王子の企業を受けてくださいというような宣伝をしていく必要があるかなと思うんですけれども、何かその辺のタイミングを見計らったPRみたいなことというのがされていたりとか、する予定とかというのはあったりしますか。 51 ◎橋本産業政策課長 とりたてて特別にPRというのはしてございませんが、はちおうじ就職ナビの登録企業のほうには、その旨は早いうちからPRのほうをお願いしておりますし、あと、はちおうじ就職ナビのほうの登録について今一生懸命PR活動しておりますので、その中で登録すれば奨励金が出ますよということは紹介させていただいております。 52 ◎及川賢一委員 八王子市にこの奨励金があるというのは、他市と比べたときの八王子市の売りだと思うんですね。なので、もちろん企業のほうで採用を頑張ってもらうというのは大事なんですけれども、市としてこういう奨励金があるんだと、八王子は新しくこの町で働いてくれる人たちを応援したいんだというのは市として宣伝したほうが、他市に就職しないで、八王子に就職してくれれば、その市内の企業が助かるというだけではなくて、新しく八王子で働いて住んでくれる人がふえるということは、八王子の生産者人口がふえて、その人たちの税収がまた入ってくる。たしか、新卒の大学生だと市税は平均で年間10万円ぐらい払ってくれるのかな。大体そのぐらいだったと思うんですけれども、それはもう市としてもメリットがあるので、市としてこういう取り組みをしていますよというPRも、ちょっとこれから先、ぜひ検討いただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 53 ◎橋本産業政策課長 こちらのほうといたしましても同じ思いでPRのほうに力を入れておりまして、一応数字のほうでも前年度に比べ掲載企業数が1.5倍になっておりますので、この努力をこれからも続けていきたいと思います。 54 ◎及川賢一委員 まさにこの登録数の増加はすごいと思っていて、昨年の決算でもこのはちおうじ就職ナビについて質疑させていただいて、ホームページとかをもうちょっとちゃんと直したほうがいいのではないですかみたいなことも提案させていただいたんですけれども、確認したところ、ちゃんと動画も載っかっていましたし、件数もこれだけふえているので、ぜひ引き続きこの調子で就職の支援に努めていただければと思います。  続きまして、288ページの道の駅八王子滝山の管理運営について伺いたいと思うんですけれども、本年度は老朽化したウッドデッキの改修を行い、来年度の利便性向上を図ったということで、ウッドデッキ用テーブル・椅子購入費であったりとかウッドデッキ改修工事費というのがあって、それぞれ49万円と1,998万円というふうに計上されているんですね。  この下のところに指定管理者の収支状況というのが書いてあって、収入で利用料金等収入が1億3,200万円ですね。それだけ収入があるので指定管理料はゼロ円で、すばらしいことだと思うんですけれども、支出のほうは人件費と施設維持管理経費等で1億762万円、収支の差額で2,500万円あって、分配金で八王子市に戻ってくるのは3分の1なので、834万円。このウッドデッキの改修工事費は2,000万円なので、さすがにどうかなというふうに思うんですけれども、このウッドデッキ用テーブルとか椅子購入費とかというので公共施設整備基金繰入金プラス一般財源のほうから出ていて、でも、この収支差額で2,500万円も利益が出ているのであれば、そこから備品を買ったらいいのではないかなと正直思ってしまうんですけれども、ウッドデッキのテーブルとか椅子とかというのは。ここは私としてはこの収支差額の利益から出すべきではないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 55 ◎鈴木農林課長 こちらのウッドデッキのものと、それに関連する椅子、テーブルの購入費でございますが、指定管理者との基本協定によりまして、修繕費が50万円までのものに関しては指定管理者のほうで、例えばタイルの修繕とかヘアークラック、細かい壁の亀裂とか、そういうふうなものに関しては指定管理者のほうで修繕というふうな形で考えていますので、こちらの購入費、49万円については施設に関するものというふうな考え方で市のほうから購入させていただいたと、そういうふうな考え方でございます。 56 ◎及川賢一委員 とすると、このテーブルとか椅子が壊れて直す場合は管理者だし、テーブルとか椅子が壊れたから廃棄してしまって、新しく買う場合は市が持つということになりますか。 57 ◎鈴木農林課長 最初、新規で市の都合によりウッドデッキの部分の工事をやらせていただいたので、そこに必要なものに関しては市の予算で出させていただいた。それで、その後、今、委員おっしゃいましたように、椅子とかテーブルに関しては日々確認をしてくださいというふうな安全管理のほうはお願いしている部分がございますので、そこの部分で軽微なものに関しましては指定管理者のほうで修繕を行うというふうなことで話はしてございます。 58 ◎及川賢一委員 なるほど。ということは、では今回のこのウッドデッキ用テーブルとかウッドデッキの改修というのは、市としてやってくださいというふうにお願いしたから、市がお金を出しているという認識でいいですか。 59 ◎鈴木農林課長 そうですね。実際に老朽化が進みまして、そこの部分に関してベニヤを張ったりテープを張ったりしていたんですけれども、それでは対応ができないというふうな形になりましたので、こちらのほうは大規模に改修工事をしなければならないというふうな判断というふうなこともございまして、そのようにさせていただいたということです。 60 ◎及川賢一委員 市のほうからお願いしたんだったら仕方がないかなというふうに思うんですけれども、何となく、一般財源から出ている120万円というほうがどっちかというとちょっとひっかかっていて、もともとこの分配金というのは公共施設整備基金に積み立てているので、できればその積み立ての中で何かやりくりできるようにできたらいいかなと思っていて、やりくりできないのであれば、そのときはその収支差額というところから分配金のほうに回してもらうだとか、整備基金のほうに積み立ててもらうだとか、何かそういった道の駅は道の駅だけで、利益も出ていることですし、単独で運営ができるような契約の仕方みたいなのを、次回以降、調査研究でもいいのでちょっと考えてもらいたいと思うんですけれども、いかがですか。 61 ◎鈴木農林課長 財政所管と協議いたしまして、そのような形も考え方として伝えて、よりよい方向で進めてまいります。 62 ◎及川賢一委員 ありがとうございます。ぜひちょっと考えてみてください。お願いします。  あわせて、今度は商工費の305ページと306ページで、高尾599ミュージアムの管理運営のところについて、こちらの指定管理者の収支状況について伺いたいというふうに思うんですけれども、収入のうち、利用料金等収入が393万8,810円ありまして、この収入の内訳というのは、主なもので結構なんですけれども、どういったものがありますか。 63 ◎平本観光課長 高尾599ミュージアムの利用料金収入の内訳でございますけれども、これは、高尾599ミュージアムのカフェの収入分と、あと2階の市民ギャラリーの利用料金ということになっております。(「内訳」と呼ぶ者あり)内訳。カフェのほうが51万円、2階の市民ギャラリーが8万円、これが利用料金の収入でございまして、これが施設のほうに還元される利用収入ということですね。済みません。 64 ◎及川賢一委員 カフェと市民ギャラリーの収入で51万円と8万円とあったんですけれども、多分それはその管理者のほうに入る収入ということなので、きっとその51対8の比率で393万円を案分したぐらいなのかなと勝手に予想しているんですけれども、開館以来なので、年間を通じるともうちょっと上がるのかなというふうに思うんですけれども、カフェのほうについて、正直言って、あれだけの来場者数があればもう少し売り上げが上がるのではないかなというふうに思っていて、できればまた改めて、客単価だったりとか回転率だったりとかというのもちょっと調べて、どういうふうに売り上げというのが構成されていて、どれぐらいの利益率でとかという、一般的に飲食店がやっているようなところの数字も市のほうで追っておいてほしいなというふうに思うんですけれども、カフェのメニューが私としては何か物足りないかなというのを思っていて、あの建物の外観だったりとか内装だったりとか、あれだけしゃれていて、いろいろなガイドブックとか、特にちょっとおしゃれな感じのガイドブックとかに載っていることが多いと思うんですけれども、それで高尾599ミュージアムに入ってみると、何か中で出てくる食べ物、飲み物というのは、あれ、意外と普通かなみたいなというような感想もよく聞くんですね。その辺の何かメニューとかというのは、これから先、てこ入れみたいなのというのは図っていく予定があるのかどうなのか、お聞かせください。 65 ◎平本観光課長 申しわけございません。先ほどの利用料金等の収入なんですけれども、これは企画事業収入と利用料金収入がございまして、あとイベントでの参加費などの収入を合わせたものでございます。  それで、今のメニューの開発といいますか、また入れかえというところにつきましては、利用者の方々にアンケート調査などをしておりまして、カフェについても御意見をいただいておりますし、また年2回行います高尾599ミュージアムの運営のための連絡会がございます。こちらのほうでも御意見をいただきながら、指定管理者と調整をしていきたいと思っております。 66 ◎及川賢一委員 ぜひ利用者の意見、来場者の意見等を伺いながら、メニューのほうも検討いただければと思います。よろしくお願いします。  続きまして、ちょっと学校関係で伺いたいと思います。374ページ、小中一貫教育の推進についてちょっと伺いたいんですけれども、この3月で都立南多摩中学校と高校が、自分の母校でもあるんですけれども、中高一貫になってから初めて卒業生が出ました。中高一貫教育というのと小中一貫教育というのが八王子市内にあって、どちらも前黒須市長のときに進められた施策で、その中高一貫校というのも黒須市長が都議時代に力を入れて、石川元教育長と一緒にやられたみたいな話も聞いていて、以前、黒須市長に、中高一貫と小中一貫が市内に両方あるということで、そのどっちも自分で推進してきたというのはどういった考えがあったんですかみたいな話を聞いていたときにも、6年たってみて南多摩中高一貫というところがどういった成果が出るかというのも見ながら、これから先、八王子市の小中一貫というのもそのときにもう一度振り返って考えていかなければいけないなみたいなことを話してくださったのを覚えているんですけれども、ここで中高一貫校の卒業生が初めて出たことを受けて、八王子市のこの小中一貫校というところの教育との差別化だったりとかその違い、これから先、どういったところを工夫していく必要があるかな、すみ分けていく必要があるかなみたいなところの雑感を伺えればと思うんですけれども、いかがでしょうか。 67 ◎佐藤統括指導主事 八王子市として設置している学校は小中学校になりますので、小中一貫校4校となります。南多摩中等教育学校は東京都立になりますので、そちらのほうについてはちょっとこちらとしては何か回答することはできないんですけれども、本市の進めております小中一貫教育につきましては、義務教育9年間の系統的な指導を充実させていくというところを狙いとしております。
    68 ◎及川賢一委員 そうです。それはもちろん中高一貫は東京都の事業だというのはわかっているんですけれども、ただ、市内に通っている例えば子どもたちからしたら、自分の子どもは小中一貫校に通わせたほうがいいのか、中高一貫校に通わせたほうがいいのか、多分迷うと思うんですよ、市内にあるので。そういった相談を受けたときとかに、小中一貫校というのはこういう教育をしていて、中高一貫校というのはこういう教育をしていてとかというところというのはちゃんと説明してあげなければいけないというふうに思っていますし、中高一貫校のほうでできないところを小中一貫校のほうの中学の教育のところでやってあげるといったようなすみ分けみたいなところも、何かしっかり説明してあげる必要があると思っているんですね。どういった説明をするのかといったときに、中高一貫と小中一貫校の違いみたいなところとか、役割分担みたいなところで、では八王子市がやっている小中一貫校の中学校教育というところはどういったところが押していくべきなのか、子どもたちに提供できるところなのかといったところをちょっと聞かせていただきたかったんですけれども、もう一度お願いします。 69 ◎佐藤統括指導主事 中高一貫校につきましては、東京都のほうでどのような学校かという説明会がございます。小学校の教員に対しましても、中等教育学校はこういう教育をする、それからそちらには適性検査もございますので、御家庭と本人の意向によりそちらを選択するかということで、もちろん小学校の教員はその相談にも乗りますしという状況でございます。  本市の小中一貫校は、学習指導要領にのっとり、先ほどと繰り返しのようになりますが、義務教育の9年間の系統性を持った指導を充実させていくところでございます。 70 ◎山下指導担当部長 補足をさせていただきます。所管の違いもありますけれども、中高一貫というか、中等教育学校は都立高校改革の流れということで、高校を、特に都立高校をどうしていくかという中で、中学校段階と接続する中でより成果を上げようということで、本市の場合は義務教育段階、小中一貫というような小学校、中学校を通じてどういった教育ができるかという視点ですので、どちらかというと、中等教育学校のほうは、通常の高校に進学していくか、あるいは中等教育学校、中学校からという上の部分の考え方ですから、あくまで小中一貫教育というのは義務教育の中で義務教育で定められていることをきちんと身につける教育だというところで、どちらを選ぶというよりは、根本的に違うというか、アプローチの仕方が違うというふうに考えております。 71 ◎及川賢一委員 済みません、もう1回だけ聞かせてください。義務教育に力を入れるということは、要は、親御さんからすると、義務教育の教育の要領とか要綱みたいなものを見てもらって、うちの子どもは義務教育というところをまずしっかりやりたいよと思ったら小中一貫に行かせればいいし、義務教育というよりも、それよりもうちょっと上の高校の高等教育だったりとかというところに力を入れたいよという場合は中高一貫のほうに行かせてあげるというような判断をすればいいという認識で合っていますか。 72 ◎山下指導担当部長 そうですね。今御質疑の最初の部分にあります一貫校に行かせるべきかという議論でありますが、本市においては全小中学校で小中一貫教育という形をやっていて、その一部の地域では、それのより進んだ形、小中一貫校という形をとっております。ですから、地域の中の学校の一つですので、こちらとしては、例えば一貫校に行かせるかどうかというところではなくて、本市の中では小中一貫教育が行われているという感覚で捉えておりますので、それと進学に関しての都立高校、あるいは中等教育学校というところとは違って、本市にいる子どもたちは全て小中一貫教育のもとで義務教育の指導を受けられているという中ですね。その中で特に一緒に特色ある教育をしているのが小中一貫校ということですので、ちょっと説明が難しいんですけれども、特に小中一貫校を選んでというふうな認識ではないです。 73 ◎及川賢一委員 何となくわかったような、わからないような感じなんですけれども、ちょっと気になっていたのは、そうですよね、八王子市として別に小中一貫校を勧めているとか、そこに通ってくださいと言っているわけではないと。ただ、小中一貫校というと、どうしてもその小中一貫校のメリットとしてこういうものがありますよと、一貫で義務教育9年、こういった教育ができますよというのを掲げていて、その掲げているところに着目してしまうと、でも小中一貫はいいですよと勧めていて、片や東京都のほうでは中高一貫はいいですよというふうに言っているところもあって、中学校は果たしてどっちに行くのがいいのかというところが何となくちょっと見えにくくなってしまうかなというのを懸念していたんですね。  ただ、それはもうどちらにもいいところはきっとあって、小中一貫で学べるメリットと中高一貫で学べるメリットがあって、それをしっかり親御さんのほうには理解して、またそのお子さんのほうにも理解してもらって、自分がどっちに進んだほうがいいのかなとかいうところも何か説明できるように、東京都のほうでどういうふうに進めているのかというところとかもあわせて、ちょっと東京都のほうと連携しながら、何かそういった御説明というのもできるようにしていっていただければなと思います。お願いしておきます。  もうちょっとだけ質疑させていただきます。では続いて、369ページの防犯カメラについてちょっと簡単にお聞きしたいんですけれども、何か最近も毎日とは言わないですけれども、防犯メールが届いていて、この間もちょっとびっくりしたのが、中野上町で夜、全裸の男性が歩いていたと。全裸の男性が歩いていて、その容貌は20代で中肉中背で、全裸で頭頂部に懐中電灯をつけて歩いていたと書いてあって、これはもう変質者というか、ちょっと妖怪とかなのではないかなという、何かいろいろな変質者もどんどんどんどんレベルアップして、パワーアップしていっているなというので、子どもたちをそういった危険から守らなければいけないなというふうに思っているんですけれども、この防犯カメラを実際に5校設置してみて、その防犯カメラをつけたことによって何か予防──予防というのはわからないかもしれないですけれども、事件後に警察と連携してみたいな、そういった事例というのはあったりしたんでしょうか。 74 ◎野田保健給食課長 防犯カメラの設置後の状況でございますけれども、防犯カメラが設置されたことによりまして犯罪が激減したとかというようなことは、台数も少ないという形で、お話とかはなかなかないんですけれども、警察への防犯カメラの映像につきましては、月に二、三回程度、情報提供しているということはあります。また、学校からも、犯罪が減ったということではありませんが、多い地域につけたところにつきましては不審者が減ったというような実感があったりですとか、あと、子どもたちや保護者、また地域の方の安心感につながったというようなお声はいただいているところでございます。 75 ◎及川賢一委員 地域から、そういう安心が広がったという、そういった声があるというのはいいなと思っていて、それこそ、さっきの懐中電灯に全裸で歩いている人なんて、もう何か捕まえてくれと言わんばかりですよね。全然こそこそしていなくて、多分、もうカメラがあろうが何だろうが、全然そんな格好で歩いてしまうんだろうなというような変質者も出てきているんだなというふうに思うんですけれども、実際にちょっと効果があるということで、これから先、この設置校みたいなところをふやしていくとか今後の指針みたいなところというのを、その効果があるというのがわかった後、どういうふうに市として考えているのかについてお聞かせください。 76 ◎野田保健給食課長 通学路における防犯カメラの設置事業につきましては、東京都の補助事業を使っての事業となっております。各校5台程度という形で26年度から実施をしておりまして、今年度、28年度の32校設置をもちまして、事業としては終了を予定しているところでございます。 77 ◎及川賢一委員 今年度の32校で、これで全部ではないですよね。ついていない学校というのもあるんですよね。全部ですか。 78 ◎野田保健給食課長 26年度に5校、27年度に32校で160台設置いたしまして、28年度、今年度、残りの32校の160台の設置を進めているところでございます。 79 ◎及川賢一委員 なるほど。では、もうこれで全部、ことしで終わるということなんですね。わかりました。引き続き、この防犯カメラがついているという、せっかくつけたので、安いお金でもなかったと思うので、東京都のお金とはいえ。つけたからにはうまく使って、子どもたちを危険から守るよう努めていっていただければと思います。よろしくお願いします。  最後に1点、400ページ、中学校給食について、最近、私自身も何かちょっと自分の中でブームになっているんですけれども、調理教育というのをもっともっと進めていくべきだというふうに考えていまして、八王子市としても、八王子市の調理教育の理想は子どもたちが自分でお弁当を持ってくることだというのは都度都度確認させていただいていて、なので、みんながお弁当を本当につくってこられるようになったら、学校給食というのもなくてもいいのかもしれないし、さすがに1週間毎日というのは厳しくても、週2日とかでもお弁当をつくってこられるようになったならば、給食ではなくて、デリバリーランチとお弁当のすみ分けというところで事足りるのかななんていう可能性もあるかというふうに思っているんですけれども、平成27年度における調理教育、今までの調理教育だと、さすがにお弁当をつくってくるというところまではなかなか届いていなかったかと思うんですけれども、27年度の調理教育の進捗、成果について伺えればと思います。 80 ◎佐藤統括指導主事 食育という観点でということでお答えさせて(「調理技術」と呼ぶ者あり)調理技術。家庭科の授業の中で、自分で調理できるようにということで、例えばですけれども、学校によっては、夏休みに自分のお弁当の献立を考えようということで、つくって写真を撮って掲示するなど、自分でお弁当がつくれるように、またはお弁当に限らず食事をつくれるようにという実践はやっているところでございます。ただ、何校から何校にふえたということは、申しわけございませんが、こちらで把握はしておりません。 81 ◎及川賢一委員 前教育長への最後の質問だったと思うんですけれども、お弁当を持ってくる日みたいなものをどんどんふやしていくというふうにおっしゃっていて、実際にお弁当をつくって持ってきたりする日とかを設けていかないと、なかなか自分たちでお弁当をつくってくることというのはないというふうに思っているんですね。  調理教育に関していうと、たしか包丁を小学生が持つのというのは小学校6年生からというふうに聞いているんですけれども、5年生の家庭科では包丁は持たなくて、6年生からというふうに聞いていて、仮に5年生からやっていたとしても、5年生、6年生と中学1年生、2年生、3年生、6年生からだったら6年生と中学1年生、2年生、3年生で4年間しか調理というのはやらないんですよね。調理実習というのはそんなに毎週毎週やるものでもなくて、多分1学期に1回とか2回とかあるかなぐらいだと思うんです。果たしてそれだけで子どもたちが自分で調理をしてお弁当を持ってこられるような状況をつくれるのかというと難しいというふうに思っていて、でも、前も一般質問でも言ったんですけれども、子どもたちが自分で料理ができるというのは、本当に市にとってすごくインパクトがあって、どんなインパクトがあるかといえば、子どもが自分で御飯をつくれれば、お留守番もできるから、お母さんは安心して仕事に復帰できるかもしれない。この超高齢社会の中で、新しい生産力としてお母さんたちがまた働きに戻ってくれるというのはすごく大きな戦力になると思いますし、八王子市内で新しく働いてくれる人がふえれば、税収というのもふえてくるわけです。また、子どもたちがだんだん大人になっていったときに、成人病予防とかというところでも、自分で料理がつくれれば、レトルトとか缶詰ではなくて、栄養があるものが食べられるし、何より、料理できる人の数がふえれば、地産地消という点でもより多くの市内の野菜だったりとかが消費されるということにもつながると思うんですね。  それゆえに、この調理教育というのはもっともっと回数をできればふやして進めてほしいと思っていますし、学校の時間の中で調理教育というのをふやすことができなければ、学外の活動とか学童だったりとか、そういったところと連携してふやしていってほしいというふうに思っているんですけれども、最後に、理想としては子どもたちが自分でお弁当をつくってこられるところを目指す。そこに向けて市の調理教育というのをこれから先、どう充実させていくかについて、ちょっと部長にお伺いできればというふうに思うんですけれども、よろしいでしょうか。 82 ◎山下指導担当部長 本市においては、知徳体とあわせて食育ということを以前からお話をしていて、その中には調理という部分もあるんですが、ただ、学校、あるいは市の施策として、完全に料理をマスターするとなるとかなりハードルが高いということですので、まず、学校の中ではさまざまな体験を、実際に調理をして、小学校でしたら米飯とか味噌汁等の調理からしますけれども、中学校になればある程度栄養価も含めたことで、中学生の1日の献立等も考えられるという実務的なところを取り組んでまいります。そのことと、あとはやはり家庭との連携というところがありますので、家庭への働きかけ、それから今給食に絡めたさまざまな取り組みを保健給食課でやっておりますので、そういうところを総合的に考えながら、最終的には、食生活に関心を持って、例えば食事の役割を理解したりして、よい食生活、食習慣ができるということが大事だと思っています。それに向けてはさまざまなところで取り組みを進めていきたいというふうに考えております。 83 ◎鈴木基司委員 それでは、私のほうからも何点か御質疑のほうをさせていただきます。  まず、労働費の285ページ、しごと情報館運営ですか、この件につきましてちょっとお聞きしたいんですが、ハローワーク八王子との共同による求職者の職業相談をやっているんですけれども、この数字をちょっと見ていただきたいんですが、実は、今年度も、昨年度も、企業求人というのはかなり1倍を超えているというような、そういう世の中になって、やっと少し景気がよくなってきたのかなというような感じはずっと受けていたんですけれども、この業務取扱状況を見ると、来館者数が2万人を超えている。それで新規の求職者というのも約3,400人いて、そんな中で全体で紹介できたのが5,000件以上。そしてその中で就職できたのが876人という、この状況をどう見るか、ちょっと教えていただけますか。 84 ◎橋本産業政策課長 紹介したうちの876人ということですので、大体十数%ということでございます。全国的に就職に結びつくのが、ちょっと記憶で申しわけないんですけれども、就職面接会なんかでも大体5%程度、三多摩で10%程度というふうに記憶しておりますので、そういった意味では一定水準にあるのかなとは思います。 85 ◎鈴木基司委員 感想としてはこれでも高いほうだよということではございますけれども、実は問題にしているのはやはりこの新規の就職者なんですよ。結局、いろいろな意味で就職ができない、されないという方がいるのかもしれないですけれども、仕事がないとろくなこともしませんし、貧困から脱出ということもできません。その中で八王子市としてせっかく費用をかけてハローワーク八王子との共同で求職者の就業相談をやっているのに、この数字というのはちょっと余りにも低過ぎるのではないかなというふうに思っています。これに対して、その認識がそれでいいのか悪いのかというのは、率直に、全体を見たパーセンテージでいえば高いんだというふうに言っているのはわかるんですが、どうしてもちょっと低過ぎるなというのが感想なんですよ。それについて就職を支援するための方法が悪いとは言わないんですが、どのような指導を行っているかというのもちょっとお聞かせ願えればありがたいと思います。 86 ◎橋本産業政策課長 相談員がここに2名と書いてございますけれども、このほかにハローワークの担当者が7名ということで、現在9人体制で相談業務を行っております。それで、こちらの相談員のほうは、キャリアカウンセリングの資格を有する、ちゃんとした資格を持った嘱託員でございます。その相談業務のほかに、職業講演ですとかセミナー、あるいは出張した相談業務などを行っておりまして、そうした中でできるだけ就職に結びつくようにという形で努力しておるところでございます。努力が足らない、低いと言われれば、もうこれ以上に努力をするしかない。これからもできるだけ数字を上げるように努力、そういう形でこちらのほうから指導してまいりたいと思います。 87 ◎鈴木基司委員 ありがとうございます。実際は、本当に確かにいろいろ御苦労はされているんだろうというふうには思います。ただ、来館をし、そして新規の就職者もこれだけあって、そして紹介できるのが全体で5,000件だと。その中で5,000件という、確かにそのパーセントで見れば、870人というのは余りにもどうかなということがあります。これはやはり本当に今努力をしていただきたいと言うしかちょっと言いようがないんですけれども、働きやすい環境をつくるとか奨励金とか、さっきもいろいろ委員からあったように、そういったはちおうじ就職ナビなどのネットワークを活用しながら、何とか就職先というものはしっかりと援助してあげていただきたいというのが本音のところなので、ぜひともその辺についてはなお一層の努力をよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、同じ286ページなんですけれども、中小企業職場環境づくり支援という中でメンタルヘルスの対策というのがございます。昨年度の12月1日でしたか、これが義務化されまして、中小企業の50人以上のところというのは、メンタルヘルス、要はストレスチェックをしなければならないよというのが義務づけられたという中で、今回、市内の中小企業の職場環境づくり実態調査を八王子市のほうがしたとなっておりますが、具体的にどのような調査をされたのか、教えてください。 88 ◎橋本産業政策課長 市内中小企業1,000社を抽出いたしましてアンケート調査をいたしました。そうした中で、回答率が44.7%ということで、メンタルヘルス不調が理由で1ヵ月以上休職者がいたかどうか、あるいは離職した職員がいたかどうか、休職期間があったかどうかといったような内容についてアンケート調査をさせていただいております。 89 ◎鈴木基司委員 ありがとうございます。  実は、このストレスチェックというのは、今、課長がおっしゃったように、要は、そうなる前にその実態をつかんでいこうというのが趣旨だと思うんですよ。つまり、心を病んでしまったとか体を壊してしまったというのは、これはもう病気であって、それは、その状態の前にこのメンタルヘルスというのはしっかりとその企業で把握をしなければならないと。だから、その実態調査が今の説明だとちょっと外れているというんでしょうかね。その1,000社のアンケート調査……。ごめんなさい。その前に、では八王子にある従業員50名を超える中小企業は何社あるのか、わかればちょっと教えていただけますか。 90 ◎橋本産業政策課長 市内の中小企業、ちょっと今正確な数字がすぐに出ないんですが、1万9,000社ぐらいだったと記憶しております。 91 ◎鈴木基司委員 今、課長から教えていただいたとおり、50名を超える中小企業は1万9,000社以上あると。そうしたら、その1万9,000社ある中で、義務化されているメンタルヘルス、この対策セミナーには24人が来たと、2回の講習をやって。これについてはどういうふうなお考えをお持ちですか。 92 ◎橋本産業政策課長 そこのところが非常にこちらでも企業のほうにPRしていかなければいけないと考えているところでございます。アンケート調査の結果でも、必要性を感じない、そういう回答が51.9%ですので、企業のほうの意識を変える、啓発していく、それにこちらのほうで努めていかなければならないと考えておるところです。 93 ◎鈴木基司委員 確かに、罰則規定というのは別段設けられているものではないんだと。ただ、これは確かにもう義務化されていることなので、これは企業としてしっかりと扱っていかなければならない。その意識がまだそんなものというのはちょっとどうなのかなと。そして、最近、企業のよくやっているところだと、チェックシートを使って今の状態が自分はどうなのかということを書いていくらしいんですけれども、50名ぐらいの中小企業だと、それを検証する検証員というのがいないらしいんです、その会社には。では、皆さん、どうしているのかというと、インターネットを通じて、それを専門に扱う会社というんでしょうか、それが今設置されていて、登録は無料ですよなんていうことでそれをやっているというんですが、果たしてそのチェックシートに本当のことを書くのかというのも今ちょっと問題になっているというような話もあります。  それで、では、この部分に関しては、もちろん義務ですから、これはもうしっかりと指導していかなければならない。今言ったようにセミナーに24人しか来ない、そして必要性を感じないなんていうのはもう言語道断の話で、しっかりとやっていかなければならない。そして、ここがもう一つおもしろいんですけれども、八王子市の市役所はどのような取り組みをなさっているのか、ちょっと教えてもらえますか。 94 ◎橋本産業政策課長 安全衛生につきましてはちょっと所管が異なるんですけれども、全職員にストレスチェックを実施しております。 95 ◎鈴木基司委員 それはやはりチェックシートか何かだけで行っているんでしょうか。 96 ◎橋本産業政策課長 まずはコンピュータ、パソコン画面でウエブのページからストレスチェックをしまして、その結果がストレスが非常に高いという職員、結果が出れば、個別に産業医との面接という形で対応しております。 97 ◎鈴木基司委員 そうですね。確かに、さっき言った、それが本当の意味での回答なのか、それが自分の評価につながるからといってうそのような記述をしてしまうということもあるために、今現在、そのストレスを目視できるような、目で見えるような形にしようということで、いろいろな企業が切磋琢磨してやっているんですけれども、ぜひ八王子市として、そういうストレスチェックの問題、メンタルヘルスの問題というのはしっかりとやっていただきたい。何か知っている中でも、あの人はどうしたのかと言うと消えているというのがありますので、だから、人数も多い職場ですから、心を病んでしまったとか、そういう人も私が知っている中でも結構いらっしゃるので、ぜひともこのところはしっかりと取り扱っていただきたいと思っております。  そして、先ほど言った企業の意識をではどうやって変えるかというのは、どうするんでしょうか。呼び出しでもしようか、それともどのような啓発をしていかなければならないかというのは何か案はございますか。 98 ◎橋本産業政策課長 今具体的にというと回答が難しいんですけれども、基本的に企業への指導監督は労働基準監督署の領域になりますので、市のほうとしては、そちらのほうをどうやってサポートしていけるか、そこを考えていくことと、それから、そういう情報が入ってくれば、企業側には当然、市のほうでそういった窓口を紹介する、そういった対応をとっていくことになろうかと思います。あと、労働者側のほうに立ちますと、ことしから市内中小企業に就職して間もない方々の合同の研修会をしております。一企業ではなかなか研修を打つことができない、そういう中で、たくさんの企業に声かけをしまして、まだ就職間もない方々を対象とした合同の研修会。その研修会で、新人としてのマナーだけでなくて、心のケア、そちらのほうも研修のメニューの中に入れて、こちらのほうで対応しているところでございます。 99 ◎鈴木基司委員 この問題はこれからまだまだ取り組んでいかなければならないと思いますけれども、要は、今回行った調査というものは、それはもうなってしまった後の調査ということで、これはこの調査をやった意味がわからないなと思ったものですから、ちょっと話をさせてもらいました。  そして、市としての取り扱いとしてもやはりもうちょっと研究してもらって、ストレスの見える化をどういうふうにするか。これは機材もただで貸してくれるということらしいんですよ。要は、自分の交感神経、副交感神経の何かいろいろあるらしいんですけれども、それをチェックすることによってストレス度がわかるというような話もありましたので、ぜひ市は率先して、そのような状況の中、メンタルヘルスチェックというのはちゃんとやっていっていただきたいなというふうに思っております。  時間があれなので、また後にします。 100 ◎梶原幸子副委員長 会議時間も大分長くなりましたので、暫時休憩します。                                     〔午後零時01分休憩〕   ──────────────────────────────────────────                                     〔午後1時00分再開〕 101 ◎梶原幸子副委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  質疑を続行します。 102 ◎鈴木基司委員 では、午前中に引き続きまして、1つ、午前中、ちょっと時間もありませんでしたので、ここは駒沢副市長にお聞きしたいんですが、先ほどメンタルヘルスケアの問題、ストレスチェックの問題で見える化が必要であると。先ほども言ったように、いろいろな企業でもまだまだ認識が甘いと。やはりこれは市が先頭に立ってそれもやらなければならないのかな。だから、みずからをただす意味ではございませんが、八王子市も、この市役所の中もただ単なるアンケート調査ぐらいのもので終わっているというのもありますので、ここはもうちょっと真剣に考えたほうがいいのかな。先ほども言ったように、機材も貸してくれる。さっき言った交感神経、副交感神経の何だか、ちょっと医学上のことはよくわからないんですけれども、そういうものがあると。それは機材もただで貸してくれて、きちんとその検証もしてくれるというのもあるということなので、そういう体制をぜひつくっていただきたいなというふうに思っているんですが、副市長、どのようにお考えか、ぜひおっしゃってください。 103 ◎駒沢副市長 先ほど担当の課長から答弁申し上げましたとおり、まず、私どももそうですけれども、民間も、要するに人を育てる人材という観点がやはり一番必要であろうということなんですね。これは私どもも人財という財産という受けとめ方をしておりまして、いかにそういう形で財産として構築していくかということが大事な点である。そのためには、当然ながら心身ともに健康でなければならない。その一つとして、ストレス、いわゆるそういうメンタルヘルス的なものも、当然ながらそれがイコール仕事に結びつくということになりますので、私ども、そのメンタルヘルスについては100%の受講をしたり、あるいはそういうところのアンケート調査をとったりということになっていますので、そういうデータをできる限り率先して市民のほうに見せながら、あるいは企業のほうにそういうようなことをやっていますよということをお伝えしながら、啓発活動というんですか、もうちょっと民間もしっかり取り組んでくれよというような思いで、これからそのストレステストについて積極的に働きかけていきたいと、このように思っています。 104 ◎鈴木基司委員 ありがとうございました。ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  それでは、次に移らせてもらいます。  同じ287ページの国有農地の管理について、これはもう前回にもいろいろお話を聞かせてもらったんですが、農耕の貸付は35筆あって、この未貸付で51筆。たしか記憶だと、この数字がちょっと動いていないというふうに思っていますが、今これは東京都の事務としてのことなんですけれども、見回りや適正な管理に努めたと言っているんですが、これは東京都が持っている土地で、そしてただ貸付するのはやはり地元のところでないと到底できることではないと思っているんですが、このPRというか、貸付をさせるための努力というのは何かしているんでしょうか。 105 ◎鈴木農林課長 国有農地に関しましては、やはり国が持っているものですから、関東農政局がここの近辺は主になってございます。それで、実質のそこの東京都の管理としまして、私どものほうは年2回、現地調査というふうな形で、そこが適切に管理されているかどうかというのを東京都から委託を受けまして、この287ページのところにございます55万円を農業委員会の事務局として歳入として受けているわけです。ですから、立川にあります東京都農業振興事務所、そこが主としての管理というか、所管元というふうな形にはなってございます、今のところ。 106 ◎鈴木基司委員 ありがとうございました。  その管理の状況とその管轄というものは十分理解しているんですけれども、これは八王子市内にある国有地ということになっています。それで、それを借りるのは、やはり地元の人間が一番借りられるというんでしょうか、借りるパーセンテージは一番高いのかなというふうに思っていますので、上が管理している中でも、やはりその貸付筆数を上げていくというのも必要ではないのかなというふうにいつも思っているんですよ。そのまま置いておくよりは、きちんと貸付できるものはしっかりと貸付ができるように、そのほうがその周りの八王子市の持っている土地というものも生かされてくるんだろうというふうに考えていますので、ぜひその辺は地元のPRもしっかりとやっていただいて、何とか周りが有効利用できるような形にしていただければなと思うんですが、いかがでしょうか。 107 ◎鈴木農林課長 国有農地に関しましては、戦後間もなく、農地改革で自作農創設特別措置法、これは昭和21年10月21日に施行されたものなんですが、そこのところで小作人に大体は売り渡されたというふうな経緯がございまして、それで残った部分、将来の市への売り渡しが保留されている部分がありまして、それが残って未貸付となっているというふうな形でございます。ですから、戦後レジームの中での国有農地というふうなことで残ってしまったという部分と、それとあと、今農林水産省のほうで調査を行っておりまして、将来的には財務省のほうに引き継ぐというふうなことでは聞いてございます。 108 ◎鈴木基司委員 わかりました。ただ、そのいろいろ引き継ぎ、そしてまた土地があるということだけは事実ですから、その辺のところは、隣接しているものもあるでしょうから、ぜひ有効に活用できればと思いますので、その辺もひとつお願いしたいと思います。 109 ◎鈴木農林課長 町会などへ伺ったところによれば、防災訓練というような形で一時的に使用すると、そういうふうなものは活用の方法としては聞いてございます。 110 ◎鈴木基司委員 また、そういった活用もいいですし、レクリエーションの場としても町会などに貸し付けられるものは、もちろん条件としてはその土地柄というのもあるでしょうけれども、あるものは使わせていただくというような形はぜひとりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、農林業費の289ページです。この遊休農地の活用で、今、はちおうじ農業塾が、きょう、先ほどもありましたが、新規青年就農業者への支援ということで今いろいろやっているんですけれども、その中で、このはちおうじ農業塾の研修があるんですが、これはどのくらいの人が今参加しているのか、教えていただけますか。 111 ◎鈴木農林課長 これは23年度に開校した本市独自の農業研修事業なんですが、現在6期生。各期、各年、18名の方が入塾されまして、2年間、カリキュラムを受講していただきます。そこの講師としましては、農業委員会の委員の方とか東京都の農業改良普及センターの方、またはJA八王子の青壮年部の方たちの御協力をいただきまして、その方たちがアドバイザー並びに講師としてやっている部分でございます。ですから、遊休農地の活用というふうなもので、私どものほうは農家直営農園のほうにシフトしていきたいんですが、ただ、そういうふうなものを借りるには、やはり研修とか知識とかをつけていただかなければならないので、そういうふうなもので研修のほうを行っているというふうなことがはちおうじ農業塾としての趣旨でございます。 112 ◎鈴木基司委員 よくわかりました。  実際、農家の跡を継ぐというか、新規の就農、都市農業というものは結構大切なものですから、ぜひそういう土地も活用していただきたいんですが、その中で、これはその後のひよどり山の農園の維持管理のほうにもちょっとかかるんですが、草刈りというのがありますよね、草刈り。農業を経験する、農業の体験をする、就農ということを一生懸命考えれば、草刈りというのは自分でやるのが普通かなと、僕は。いや、私は自分の畑の草むしりをやっていますから、そう考えると、なぜここに草刈りを委託しなければならないのか、ひよどり山の管理の中に清掃というものがあるのかというのがちょっと理解できないんですけれども、教えていただけますか。 113 ◎鈴木農林課長 こちらのひよどり山農園は、ひよどり山の中学の東側のところに、600区画、市民農園として開設しているものでございます。その中で区画を20平米と30平米に分けて市民の方を募集いたしまして、毎年2月に募集はするんですが、その畑を借りた方は、もちろん中はその方が清掃をやっていただくんですけれども、それ以外の共有の部分ですか。道路とか、その貸し出しの農園に当たらないところ、そういうふうなものは清掃等委託料として草刈り等に活用してございます。 114 ◎鈴木基司委員 なるほど。わかりました。ただ、ということは、ではこの委託料というのは、毎年毎年、その区画の貸し出す量によって変わってくるというふうに考えてもよろしいでしょうか。 115 ◎鈴木農林課長 東京都の都有地を借りていまして、そこの部分の面積に関しましては変更はございませんので、大体この面積が、毎年、草刈りの部分として発生するというふうなことで考えています。足りない部分に関しましては、もちろん職員のほうも一緒に草刈りをしておりますので、並行してやってございます。 116 ◎鈴木基司委員 わかりました。ぜひ多くの皆さんに借りていただいて、それで草刈りも農業のうちだと。もう草刈りどころか、草むしりも農業のうちだということで、みんなで管理していただければ大きな費用もかかってこないのかなと思いますので、ぜひPRをしっかりして、土地を貸せるように、これはひとつよろしくお願いしたいと思います。これは前にも話をしていますよね。済みませんね。ぜひともそのように活用していただければと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。  それでは──まだ時間は大丈夫ですか。では、369ページの先ほども上がっていました子どもの安全対策のところでちょっとお聞きしたいんですが、今、これはスクールガードリーダーを、指導員の方が18人いて、いろいろなことを計画を立ててくれたり、いろいろな学校の周りでの危ないところの検証や見回りといったものもやっていただいているんですが、実は、その下にあるスクールガード、これはボランティアの部分なんですけれども、この育成講習会、3回行っておりますが、このときの出席者というのはどのくらいの人数がいたのか、教えていただけますか。 117 ◎野田保健給食課長 スクールガードの講習会は3回行っております。これは学校ごとに行っているものになりまして、3校を対象として行ったものになっておりまして、それで出席者につきましてはちょっと今手元に資料がありません。一応3校で実施したということになっております。 118 ◎鈴木基司委員 3校で実施ということで、ちょっと人数のほうはということなんですが、実は、学校安全ボランティアの登録者が今4,085名いらっしゃるということでここに書いてあります。そして、実は各学校のスクールガードとして登録をされて、これはもう児童の朝夕の登校、下校のときに見回りというのも非常に大切な役目を負っていると思います。ただ、登録者数は多いんですけれども、実際に、これはたしか、先ほどちょっとお話が出ましたけれども、防犯カメラのほうもついてきているので、カメラをつけて安心というわけではないんですけれども、実際どのくらいの人にこのスクールガードとして活動していただいているのかというのはおわかりになりますか。 119 ◎野田保健給食課長 ボランティアの実際活動しているというところの人数というお尋ねだと思うんですけれども、年度末に実績といいますか、学校のほうで実際にボランティアとして活動している方の人数の集計をしておりまして、その人数が、先ほどお示しがありました4,085人ということで認識をしているところでございます。(「その数が4,000人ということか」と呼ぶ者あり)はい。御提示している数になっております。 120 ◎鈴木基司委員 先ほどスクールガード養成の講習会は3校で行ったと。そして今の安全ボランティアのほうも4,085人いる。ただ、結局、前々からPTAの方が多分中心となっているのかなというふうに思います。そうすると、子どもたちが学校を卒業したり、それから高齢の方も多分いらっしゃると思います。どんどんどんどんその人数というのは減るのかなと。最近、自分の周りを見ていても、ちょっと腕章をつけたりとか、そういう方が多分前はいたんだけれども、最近見ないななんていうことも思っています。ぜひその人数もしっかりと把握していただいて、どのぐらいの人が──もちろん防犯カメラもありますけれども、やはり人が歩いているというのは、結局、それが一番の抑止力になるし、安全につながっていくと思いますので、ぜひその辺の数も1回細かく見ていただいて、そしてどのぐらいの人がまたそこに携わっていただけるのか、少し人員の入れかえがあるのか、その辺もちょっと見ていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 121 ◎野田保健給食課長 ボランティアの数は、御承知のとおり、ここのところ年々減少が進んでおりまして、学校のほうにちょっと事情とかを聞いたりとかというのもあるんですけれども、一方は、始まったのが平成13年12月からボランティア組織ということでスタートしまして、やはり年数がたってきた中で、当初始められた方が高齢化という形でおやめになっているという現状も実際にございます。  また、学校のPTAの組織の中では、複数のボランティアをかけ持ちしたりですとか、学校は花壇ボランティア、図書ボランティアなど複数のボランティアがありまして、安全ボランティアのほうもやっていますけれども、複数の登録ということの中で主にやっているほうに登録をかけているということで、実際はもっと多いというふうに学校は言っているんですけれども、そういう形でちょっと数が上がってきているのが現状ですので、カメラがついた中でも、やはり人の目、大人の目、地域の目はすごく大事なものというふうに認識しているところでございますので、校長会やあらゆる機会を通じまして、ぜひボランティアの登録のお願いをしていきたいというふうに思っております。 122 ◎廣瀬学校教育部長 済みません、先ほどの養成講習会の数がちょっと今ありましたので、清水小学校、椚田小学校、恩方第一小学校の3校で3回実施しまして、53人という参加になっております。 123 ◎鈴木基司委員 どうもありがとうございます。今ちょっと部長のほうからお話があった講習会での53名が、これは育成、こうやってこの会場に来てくれると、自動的にもう全部、そのスクールガードのボランティアに入っていただけるという数だと思ってよろしいでしょうか。 124 ◎野田保健給食課長 失礼いたしました。講習会のほうは、実際にボランティアをやっている方を対象に、スクールガード講習会ということで警察の方から直接講義を受けるということで実施しております。 125 ◎鈴木基司委員 ありがとうございます。ちょっと勘違いしていて済みませんでした。ぜひまたそういうふうな講習を受けていただけるような、またそのボランティアの方の育成もひとつよろしくお願いしたいと思います。  では、最後にもう一つ、教育費の372ページで、先ほどもちょっとお話があったんですが、この2番で家庭との連携の中で、いじめや不登校に対してということで項目が載っております。学校と家庭の連携推進会議を設置するとともに、家庭と子どもの支援員等を配置したということで、ここで一番問題にしているのが指定校の問題なんですが、先ほど指定校は学校側が手を挙げたところというふうなお話がございましたよね。指定校というのは、学校側が手を挙げて、そしてそれが指定校になって、そのやったことも全校に知らせますよというふうにあるんですけれども、今ここにありますいじめや不登校の課題に対してという、こういうものというのは、要は全学校が指定しなければならないような、もう全学校が手を挙げなければならない、そういう問題というのが多々あると思うんですよ。いろいろな項目もありまして、これは、指定校は、どうしても学校のやる気とか、そういうことが関連するのかと思うんですが、この指定校、つまり手を挙げる学校というのをしっかりとふやしていかなければならないと思いますし、その先生、校長の意識というのも高めなければならないと思っているんですが、教育長、ぜひその辺の学校に気合いを入れるぞということでうまい方法をよろしくお願いします。 126 ◎安間教育長 御指摘のとおり、全ての学校が取り組まなければいけない中身というのは必ずあるわけであります。我々の指定校の考え方というのは、その全ての学校が取り組むんだけれども、その中でもオピニオンリーダーになってもらえるような学校を育てるという意味での指定校でございますので、今、委員がおっしゃられたとおり、いじめや不登校の課題ということに特化いたしましても、全校でそれは取り組むべきものであるということは強く学校には伝えてまいります。 127 ◎鳴海有理委員 私からも幾つか質疑させていただきます。  最初に、生涯学習施策についてお伺いしようと思っています。410ページになります。  まず、質疑の前に、私、今回の総括質疑の中で、行政評価についてを取り上げて質疑しました。そのときに、やはり八王子ビジョン2022、この49の施策の評価はどのようにやっているのかという質疑をして、その49の施策は、指標、目標設定がある。基本計画に掲げた目標設定の指標に向けて評価をする。そして、そこにたくさんの事業がぶら下がっていますけれども、その目標に向けて次の3年のローリングのアクションプランを策定しているということでした。そのアクションプランを見ながら、指標がどういうふうに進んでいるのかなというふうなことを気にして見ていたんです。今回のこの分科会に付託されているところも全て、細かい事業も含めて、49の施策のどれかに当てはまるんだと思うんです。その一つ一つの施策の事業の積み重ねで大きな施策全体の評価につながっていくのかなと思っているんですが、しかし、なかなか目標設定のとおりに進んでいない事業もたくさんありました。そこでちょっと気になった点をお伺いしていきたいと思います。  八王子ビジョン2022アクションプランの施策番号では22に当たるんですが、ここの目標設定を見ると、ここは生涯学習の部門ですね。生涯学習をしている市民の割合と生涯学習活動の成果を地域活動に活かしている市民の割合、これが大きな施策の目標となっています。これがどういうふうに進んでいるのかなと確認したんですが、例えば生涯学習をしている市民の割合、これが平成34年度、最終的な目標では90%にしていかなければいけないという目標設定なんですね。この施策をつくったとき、目標設定した当初は71%だったんですが、今下がっていまして、63.3%です。もう一つの生涯学習活動の成果を地域活動に活かしている市民の割合という指標もあります。この目標設定が、平成34年、最終的な目標を40%にしていこうという施策の目標なんですが、これも今、平成26年の数値しかないんですが、9.1%と1桁台になっていて、この調子でいってもなかなか40%に届かないのではないかというふうに思って見ています。  これはあくまで施策全体の指標ではありますけれども、本来、一つ一つの事業がきちんと目標達成できていれば、その指標も上がっていくものでなければならないと思っています。この生涯学習のところのビジョンはちおうじの教育の評価の報告書を見てみますと、きちんと目標達成をしているという自己評価になっているんですね。でも、この事業で見るとちゃんと目標達成しているのに、何で全体の指標が上がっていかないのか、その辺がちょっと疑問なんですが、そのもとは市政世論調査の数字ではありますけれども、なかなか目標に達成していない、数値が上がっていかない、この指標をどのようにごらんになっているのか、お答えいただけますでしょうか。 128 ◎瀬尾生涯学習政策課長 委員の御質疑にございましたように、行財政改革部で行っている行政評価、八王子ビジョン2022についての評価ということになります。それから、教育委員会で行っておりますビジョンはちおうじの教育につきましては、この中の施策についての実施評価になっております。  今、私のほうで担当している部署としては、まさしく決算の認定資料でいけば410ページ、生涯学習の振興の中で、生涯学習フェスティバルを初めとする市民の方々が参加をするような行事の実績、あるいは生涯学習審議会委員、学習支援委員ということで実績の評価をビジョンはちおうじの教育のほうではしております。また、八王子ビジョン2022のほうを評価する事業評価のほうでは、おっしゃったように、パーセンテージを上げていくということになりますので、こちらの評価、指標の特筆すべき事項としては、生涯学習の活動をしている、私たちが事業をするアウトプットというよりは、アウトカムというか、それを受けて学習をしている市民の割合、また地域活動に生かしている市民の割合ということで、実績として事業をやったかということと、それが市民に行き渡って活動している人がふえたかとかということでの評価、指標の捉え方の違いが少しありますので、個々の評価についてはやはり違ってくるということはあろうかと思います。  昨年度、生涯学習プランもつくっておりまして、31年度までの5ヵ年の間に、単純なる生涯学習、学んでいくということの講座等をやるということではなくて、それがみんなが学ぶ、それを生かす、つながるというようなことで具体的な生涯学習プランをつくりまして、そちらの施策を随時推進することで八王子ビジョン2022のほうの評価についても上げていければということで思っていますので、世論調査でその結果も出てきますから、そこの中のクロス分析等についてもよく確認しながら事業を進めていきたいというふうに考えています。 129 ◎鳴海有理委員 わかりました。指標というか、目標の捉え方、その大きな施策の目標というのと、事業の評価というのと、またちょっと違うんだということはわかるんですけれども、やはりその大きな施策の目標があって、そこにぶら下がっている一つ一つの事業やプランや計画があって、その事業が一つ一つ目標に向かって達成して、確実にやっていけば、全体の施策としての評価も上がっていくものだと、そういう流れになっていくものだと思うんですが、事業自体が達成しているのに全体の評価になかなか結びついてこないというところがどうしてなのかなという、そういう分析をきちんとやっていかなければいけないのかなと思っております。  今御答弁いただきましたけれども、この評価の指標の一つになっている生涯学習プランの中でも、取り組みの状況や指標というのも目標が載っておりますけれども、一つ、市民から捉えた生涯学習、この評価ですね。市政世論調査の結果もしっかり分析をして、ではどこが足りないのか、どの事業を伸ばしていけばいいのかということを毎年確認しなければいけないと思うんです。市政世論調査、今言った、どれだけの人が生涯学習に取り組んでいるかということだけではなくて、世論調査の中では、例えばどういう取り組みをしているのか、趣味的なものなのか、それとも学習として仕事に必要な知識を身につけるのかとか、そういう内訳もたくさん出ておりますし、それから年代別も出ております。地域別も出ております。こういった市政世論調査などで上がってきたデータ、これを見てどういうふうに分析をされ、事業というか、施策に生かしているのかをお伺いしたいと思います。 130 ◎瀬尾生涯学習政策課長 残念ながら、市政世論調査の中では、例えばスポーツ関係とか、趣味の関係とか、どういうような分野に参加をしましたかという質問はあるんですけれども、なぜ参加できないんですかというような質問項目がないものですから、そこの部分について市政世論調査ではなかなか今現在では知ることができないんですけれども、お話がありました生涯学習関連事業評価の中で、個別の事業を行うに当たって、審議会からもお話があった、所管評価においては多角的な視点で、参加者数だけではなくて、例えば満足度とか、いろいろな視点で実施をするようにというような御意見もいただいておりますので、個々の所管で行う事業の中で、そのあたりのところにつきましても多角的な面で把握をした上で、例えばお仕事が忙しいので夜設定にしてほしいとか、土日設定にしてほしいとか、あるいはもうちょっとこのような内容のものがあるといいと思うというような御意見については、1年に一度の世論調査ではなく、個々の事業の中でも確認をしていきたいと思っております。 131 ◎鳴海有理委員 なるほど。わかりました。市政世論調査だけではなくて、いろいろな調査の結果を踏まえた、そういうデータをもとに、どこに重点を置くのか、力点を置いていくのかということを分析はされているかと思います。  一つ、この生涯学習の生涯学習プラン、これが平成27年度からのプランですけれども、ここにも新たな視点として加えられたところが書かれております。現役世代の生涯学習に対する配慮ですとか高齢者の力を生かすとか、そういった今までのプランになかったような新たな視点も踏まえて進められたんだろうと思うんですけれども、この基本計画の指標にされている生涯学習の成果を地域活動に生かすという部分、ここが、プランにもありますが、学びの成果を生かすというところが非常に難しい課題かなと私は捉えました。なかなか生かしているという実感のある人の数値も上がるどころか下がっておりますし、でも、ここが指標として加えられたからにはそれなりに意味があって、ただ、もちろん趣味的な意味で生涯学習に取り組み、自分の生きがいにしていくということも大切ですけれども、それを地域に還元していく、市民力を高めていくとか地域に生かしていくというところが市全体で見たときにやはり必要なんだという意味で、この指標がつくられたんだと思うんですね。そういった市の狙いもあって、そして今回の新しい生涯学習プランで昨年度から事業を進められているわけですけれども、このプランで新たな視点が加わったことで具体的にどのような施策の変化があったのか、新たに取り組んだことなどがありましたらお伺いしたいと思います。 132 ◎瀬尾生涯学習政策課長 新たな視点として加えられたことに、子どものころから始めるという子どもの視点、それから現役世代の生涯学習に対する配慮、あるいは高齢者の力を生かすというようなことが新たな視点で、継続的なものとしては、委員からもお話がありましたように、市民との協働によるというようなことになっております。項目立てとしましても、子どものころから始める学びづくりにつきましては、今回は新たな施策として生涯学習プランの中で分けて施策を立てていたりしていますので、分析、関連事業評価をする中では、そこの項目についてどういう状況になっているのかということは分析ができるような状況になるかなというのが一つはあります。  あと、地域で活動するように広めていくというところがなかなか難しいのではないかという御質疑も一方でございましたけれども、その生涯学習プランの中で関連事業評価などを行っていく中では、今までの主体的に市が行って、それを市民がという、そこの間をつなげるような取り組みというのが必要であろうというふうに議論も出ておりますので、市民、市以外の主体による事業の実施も1年間の事業評価の中ではふえてきておりますし、市民と行政との間になるような少し専門家的な支援委員のようなところとうまくつなぐということが、結果、市民に広めていく大事なポイントだというふうな御意見も審議会からもいただいていますので、そこのあたりを十分に踏まえていきたいと考えております。 133 ◎鳴海有理委員 わかりました。具体的に新たな視点から始まった事業とか取り組みというのがちょっと具体的にはわからなかったんですが、やはりこの全体の施策の目標としても伸びていくような事業展開をお願いしたいなと思っておりまして、例えばですけれども、趣味の活動なんかでもいろいろな発表の場がありますよね。発表会を設定するだけではなくて、それが、例えばですけれども、高齢者施設であったり、障害者施設であったり、そういった地域の施設なんかに行って発表する場とか、そうやって自分が趣味でやっていることでも地域貢献をしていけるという、そういうつなぎ方がうまくできればいいのではないかなと思っているんですけれども、いかがでしょうか。
    134 ◎瀬尾生涯学習政策課長 まさしく委員おっしゃいましたように、講座的なもので生涯学習フェスティバル、行政も含めてですけれども、50以上の団体の方に出ていただいているような実績もございます。そういった方々は、お手玉教室とか趣味の教室とかを地域や高齢者施設において活動いただいておりますし、私どもで行っているコーディネーター養成講座という生涯学習についての初歩的な考え方等を御紹介する講座なんですけれども、それを受けた方々が年月をかけて生涯学習のコーディネーター会という団体をつくられて、さまざまな生涯学習を広めるような活動もしていただいているところでございます。 135 ◎鳴海有理委員 わかりました。時間はかかるとは思いますが、その積み重ねで、その力を地域に還元して地域貢献に生かしていけるような、そういう取り組みにつなげていければいいかなと思っております。  関連してなんですが、スポーツ振興のところです。ページでいうと429ページになりますけれども、スポーツ振興といっても、これも健康体操教室なんかも含まれています。これは、これこそ本当に地域の力として、市民の力として還元していけるところでもあるのかなと思っております。委員会も全く違いますけれども、例えば高齢者施策、介護予防・日常生活支援総合事業とかが始まって、なるべく地域の中の力を生かして支え合っていこうという動きになっております。例えば、こういったスポーツ振興も介護予防につなげていける、高齢者施策の中でも新たな担い手として重要な役割を担っていけるようなものだと思うんですけれども、こういったスポーツ振興と高齢者支援は全く違う分野の部署ですけれども、枠を超えた取り組み、連携が必要だと思うんですが、その点はどのようになっていますでしょうか。 136 ◎坂口スポーツ振興課長 今御質疑にございました健康体操教室なんですけれども、こちらは27年度実績ですと65歳未満の方が1,481人、65歳以上の方が2,683人ということで、高齢者の方に数多く参加していただいております。そういった結果もございますので、高齢者いきいき課との連携を強化しながら、こういった教室を充実していきたいと考えております。 137 ◎鳴海有理委員 連携をしながら充実をということなんですけれども、具体的にもう少し、どういうふうに連携をしているのかなということが気になりました。というのも、例えば、地域のただ集まりとして体操をやるだけではなくて、それが高齢者のサロンに結びついたりですとか、本当に高齢者の分野の施策としてやっている事業にも結びつけられることもたくさん出てくるかと思うんですが、その点、本当に具体的にこの事業と結びつけようとか、それこそ新総合事業の中の担い手として健康体操をやっているグループや団体、個人なんかに働きかけてみるとか、そういった取り組みなどもあるんでしょうか。 138 ◎坂口スポーツ振興課長 今、高齢者いきいき課との具体的な調整には入っておりません。ですから、そういった今御指摘があったサロンとかの連携なんかもあると思うんですけれども、今現在、この体操だけで見ますと、男性の高齢の方の参加率が非常に低いということがございますので、そういった高齢の男性の方が参加しやすいような環境づくりというのも、高齢者いきいき課との調整の必要があるのかなとは考えております。具体的なことにつきましては今後検討していきたいと思っております。 139 ◎鳴海有理委員 男性の参加者のこともそうですけれども、例えばふれあい・いきいきサロンですとか、その中で健康体操を一緒に取り入れて一緒にやっていくですとか、そういった施策と施策との連携がこういったところからつながっていけるのではないかなと思うんです。なので、高齢者の施策のほうで求めていることとこっちで求めていることとよくすり合わせていただいて、連携強化を図って話し合いを進めていただけたらと思いますので、要望としてお願いしたいと思います。  続いて、放課後子ども教室のことに関連してお伺いします。  これはビジョンはちおうじの教育の評価の報告書のほうで見させていただいたんですが、ページが80ページです。何で気になったかというと、ここの重点取り組みなんですけれども、ここだけ評価がC評価ということで、目標の一部が達成できなかったと厳しい自己評価をされているんですが、その理由といいますか、どういったところが達成できないと思ってこのC評価にしたのかをお伺いしたいと思います。 140 ◎瀬尾生涯学習政策課長 放課後子ども教室についての評価の御質疑でございますけれども、放課後子ども教室については、27年度の実施校について、目標を65校としておりました。さまざま調整を行っているところでございますが、実績が59校であったということでございまして、定量的な評価というか、定量的な目標設定としておりますので、所管としても厳しく、達成できなかったということでC評価にさせていただいております。 141 ◎鳴海有理委員 実施校の数の目標として届かなかったということで厳しい評価をされたのかなと思いますが、もちろん放課後子ども教室の実施校はふえていただきたいですし、親御さんとしてもそういった場所がふえることのほうがありがたいんですが、やはりここで問題なのは、そこを担っていく人だと思うんですね。ほとんどがPTAだったり地域の方々の力でやっているものですから、無理にお願いするということもできないと思うんです。なので、この目標がなかなか厳しいという結果だったんですけれども、この達成に向けて取り組める方法というか、どういう方法で達成していこうというものはあるんでしょうか。 142 ◎瀬尾生涯学習政策課長 今御質疑にありましたとおり、放課後子ども教室が数でこそ達成はしていなくても、子どもの放課後の居場所として保護者としてありがたい、あるいは充実した活動実績も放課後子ども教室によって取り組んでいるというような大変ありがたい御評価もいただいているところでございます。私どもとしましては、やはり全ての子どもたちの学校において放課後子ども教室をやっているというような、同じような条件にはしてあげたいという思いはありますので、全校実施についてを目指していくところでございますが、ただ、地域地域によっての実情、担い手、学校施設を含めての実情がありますので、そこのところはよく地域の実情、あるいは御相談をしていく中でできるようなところから無理なくやっていただけるように、御相談などに応じながら開設拡充に向けて取り組んでいくというような姿勢でございます。 143 ◎鳴海有理委員 無理なくということなんですが、質疑を変えまして、ではどういうところが課題として数がふえなかったのか。その担い手がなかなかいないとか、地域での課題というのはどういうふうに捉えて、その課題をどう突破していけばいいとお考えなのか、お聞かせください。 144 ◎瀬尾生涯学習政策課長 数だけを見ますと確かに到達はしなかったんですけれども、そのほかに、拡充ということで週5日にする学校を13校にふやしていきたいというのもあわせて目標にし、また、担い手の今お話がありましたが、地域のほうでなかなか体制的にとれないので、学童保育所の指定管理者であるNPO法人に放課後子ども教室を運営していただくというケースも出てきておりまして、担い手、NPO法人の実施校についても4校ということで昨年度はふやしたところでございます。やはり担い手の部分と、それから一方では学童保育所の待機児童の発生率の問題もございますので、そのあたりのところで、あとは施設。学校施設が学校によっては人数や事業の状況も違いますので、そのあたりのところを踏まえながら進めていくというようなことでございます。 145 ◎鳴海有理委員 学童保育所の指定管理者が担っているところもふえてきてはいるんですが、やはり市が取り組む課題としての放課後子ども教室なんですが、担い手は地域ですから、高い数の目標を設定しても、それを無理やり達成するということはなかなか難しいところがあるんだろうと思うんです。だから、その目標の数値、数にとらわれずに、例えば、本年度は達成可能な目標を立て、ここの地域で放課後の居場所について話し合う場を設けるとか、いろいろな段階を踏みながら目標を設定していくことも大切なのかなと思うんですが、いかがでしょうか。 146 ◎瀬尾生涯学習政策課長 目標設定につきましては、先ほどお話ししましたように、ことし何が何でもというようなことはないにせよ、子どもたちが同じ環境、放課後子ども教室があるよというようなことについては実施をしていきたいなというふうに考えておるところでございます。  また、目標達成かどうかというところでは、昨年度も、実はここにプラスはされていませんけれども、ずっと調整を行ってきて、28年度になってからそれが実を結びということで、私どもは年度で何校と拾いますけれども、地域の方や地元の方々、お子様にとっては、それが年度末だろうが、年度初めだろうがということはありますので、ことしになってから実を結んだケースもありますので、本年度の取り組みについても、ことしできればいいですけれども、できないものについては来年度速やかにできるようにとかということでお話をしていきたいと思っています。 147 ◎鳴海有理委員 わかりました。なかなか地域への押しつけというような、聞こえは悪いけれども、そういう形にならないように、すごく丁寧なやり方も必要だと思うので、着実に進んできてはいると思うので、この調子で丁寧に進めていただきたいなと思います。  最後、文化財保護に関して1点お伺いします。ちょっと細かい話になるんですが、413ページのことです。  文化財指定のことなんです。建築物の指定が2件とありますけれども、2014年度になりますが、この6月の文化財保護審議会の中で、高尾駅舎の文化財の保存について、保存を進めていきたいという合意がとられたと議事録を見て確認していました。その後どうなったのか、この27年度で何か進んだのか、お伺いしたいと思います。 148 ◎中正文化財課長 高尾駅舎に関しましては、以前に文化財保護審議会の委員の皆様から、市としてもぜひ保存を進めるべきであるというようなお話をいただいておりまして、それを踏まえ、昨年度、経過について御報告を差し上げています。これにつきましては、高尾駅舎のみならず、高尾駅周辺の整備の関係で、高尾駅舎を市のほうで移築して保存するということが新聞報道されたこともありまして、御報告しております。  今現在、高尾駅舎に関しましては、担当の部署と一緒に、JRが今所有者となっておりますので、その調査、どのくらいの歴史的な裏づけがとれるのか、そのようなところについて調査ができるようにJRとお話をしながら、文献や現地確認などを進めているところでございます。 149 ◎鳴海有理委員 では、調査は進んでいるんですね。  これは市指定の文化財として保護するのか、それとも国の登録文化財とするのか、そういったどういう方向で、どういう手順で保存しようという考えなのか、お聞かせください。 150 ◎中正文化財課長 まだその調査のほうが完了していないものですから、それが果たして市の文化財として指定したほうがいいものなのか、または保存しながら活用もできる国の登録有形文化財という、そのような制度を使ったほうがいいのかというところについては、まだ判断しておりません。これから現地の調査や記録類を確認しまして、また市の方針も考えながら、どれが一番、高尾の駅舎を保存、活用し、皆さんに見ていただけるようになるのがいいのかというのを考えていきたいと思います。 151 ◎鳴海有理委員 では、検討されている最中だということで、またその点が決まりましたら御報告いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  では、最後に1点お伺いします。また最初のこの基本計画の指標で見てしまうんですが、基本計画では、生きる力を育む学校教育の施策19のところで指標にしているのが、楽しく、意欲を持って授業に臨んでいる児童・生徒の数なんですね。これが3年間減少しています。だけれども、やはり学校教育部の施策の評価のほうで一つ一つ見ると、きちんと取り組みはできているようなんですが、なぜ楽しく、意欲を持って授業に臨む生徒の数に反映されないのか、それはなぜなのかというのが疑問です。その辺をどのように分析されているのか。  特に、このデータの中身を見ると、真面目にノートをとっている割合などは多いんですが、しかし、わからないところがあったときに、すぐに先生に聞ける、ここの数値が非常に低い。特に中学生のところで低い。これが学力定着度調査の分析でわかっております。そういった一つ一つの授業をこなしていても、やはりそこの先生と生徒の信頼関係ですとか、聞きやすい学校の雰囲気が構築されているのかどうかというのが疑問なんですけれども、この辺をどのように改善されていくのか、教育長、こういうところをどのようにごらんになっているのか、最後にお考えをお伺いしたいと思います。 152 ◎安間教育長 私は、学校教育に関しての最大の目標というのは、子どもたちが生涯にわたって生きていく、その社会人としての力をつけることだろうというふうに考えてございます。その力の一つの中に、例えば基礎的な学力なんかもあるわけですが、問題なのは、そこは力がついて問題が解けるかどうかではなくて、自分はできるんだという、そういう気持ちにすることだろう。それを私は個人的にもまた一番の目標に掲げております。つまり自尊感情を高めていく。委員の御指摘された点は、まさにその点にかかわることですから、一歩一歩、子どもたちが確実に目に見えるように、これができるようになった、これができるようになったということを積み重ねていくことによって、目標を達成してまいりたいというふうに考えてございます。 153 ◎鳴海有理委員 よろしくお願いします。全部の施策はきちんとできていても、最終的な目標になかなか到達しない。そこが逆行しているということもありますので、大きな目で捉えていただいて、今、教育長がおっしゃっていただいたように、本当に自尊感情を高めていけるような、そういった教育をお願いしたいと思います。ありがとうございます。 154 ◎鈴木玲央委員 それでは、決算の分科会ということで質疑を何点かさせていただきたいと思います。  まず、主要な施策の成果・事務報告書の284ページ、先ほどはちおうじ就職ナビについて質疑がされておりましたけれども、昨年、私も、このはちおうじ就職ナビ、質疑をさせていただいて、昨年の時点で107件で、ことしの3月31日、153件で、46件増ということに関しては、これは結果としてふやしたということは評価するべきところであるんですけれども、去年はもっとふやすべきですよねという話をしたと思ったんですね。八王子に中小企業は何社あるんですか、そのうちの何件ですかという話をたしか去年したと思うんですね。その結果が46件というのは正直ちょっと残念でならないし、今年度どれぐらいふえているかというのはまだ状況がわからないんですが、さっき議論もありましたけれども、やはり今ある八王子の新規の雇用の中において、10万円とか、そういう補助ができるという、こういった部分というのは、市が持っているということをどんどんPRしていくことが必要だと思うんですね。ただ、行政にただふやせと言うのはすごく申しわけないところがあるんですね。どうやってふやせばいいかというところがあると思うんですよ。  そういった中で今回見ていると、例えば、285ページに八王子市勤労者福祉サービスセンター補助金ということで、これは労働者の福利厚生という観点で改善をするためにやっていますと。これの加入事業者数が629ヵ所あるんですね。ページが変わって298ページ、これは中小企業の支援の補助、事業資金助成ということで、これは小規模、小口、創業、企業活力、マル経融資というのがあって、恐らくこれは、もう市内で事業をやっていて、これから拡充していくとか、さまざま設備投資したいというところが申し込んできて融資を受ける。中には、もしかしたら従業員をふやさなければいけないというところもあるかと思うんですけれども、そういった方々が昨年は融資件数が1,176件あるんですよ。例えばこういうところに、このはちおうじ就職ナビがあるんですよ。1,176件の融資が決まった会社に、融資をするのでぜひはちおうじ就職ナビに登録をお願いしますと。新規業者が30件程度あったので、それを抜いたとしても1,000件ぐらいには話ができるわけではないですか。そういう活動をすれば、ここは46件でとまるはずがないんですよ。  ほかにも、八王子には今、ロータリークラブ、ライオンズクラブ、法人会、BNIとか八王子青年会議所、私ども幼稚園のほうでも幼稚園協会に入っているところがあるので、そういう青年活動ということでいろいろな事業活動をしている団体があるので、そこに赴いて、こういう資料があるんですよというのを市からPR、足を運べば、46件で終わるはずがないんです。正直、自分もこういう団体に所属していますけれども、はちおうじ就職ナビの案内が来たのは、たしかこれが設立された年には、そのできた年には案内が来たんですよ、こういうのをはちおうじ就職ナビで始めますと。でも、それ以後というのはぱたっと来ていないんですよね。そうしたらふえるわけはないですし、待っていてふえるものではないんですよ。  せっかくこういう勤労者福祉サービスセンターで加入業者が629ヵ所ある。融資でも1,000件以上が市のほうに問い合わせに来て話をして、これは来たからすぐ出しますというものではないので、いろいろな協議をして決めて出している。だったら、あわせてはちおうじ就職ナビに登録をお願いしますという働きかけをすれば、46件で終わらないで、絶対100件、200件というのはいくと思うんですよ。ましてや、この融資を受けるところにははちおうじ就職ナビに必ず登録してくださいよと。お金がかかるものだったら正直難しいんですけれども、お金がかからないではないですか。だったら、必ず登録してくださいよとお願いすれば、自然にここは1,000件はふえるわけではないですか。中には登録している企業があったとしても、最低でも500件とか600件はふえると思うんですよ。そういう取り組みをぜひやってもらいたいんですね。  この決算を見させていただいて、この現状をまた指摘して、何とかしてくださいと言っても、来年見たときに変わっていなかったら自分も言った責任があると思うので、ぜひ自分としては、この決算の状況、46件というのは、大変努力していることは評価するんですけれども、数が少ない。ならば、そういうほかの施策で企業が動いているところに、ある意味義務的な形で取り組んでいただきたいと思うんですけれども、その点、お考えをお聞かせいただきたいと思うんですけれども。 155 ◎大西産業振興部長 今、はちおうじ就職ナビについての登録件数の伸びについて御質疑がありました。このはちおうじ就職ナビも含めて、今、委員から御指摘いただきました勤労者福祉サービスセンターの補助金とか融資であるとか、ほかにも企業誘致があったりとか、企業のいろいろな技術支援があったりとか、さまざまな事業を確かにやっております。そういうものを例えばホームページに載せて、それで届くかというと、事業者には、それは参考にはなっても届きません。そういう中でいえば、今お話があったようないろいろな支援を求められているところに、ほかにもこういうものがありますよと話をしたり、あるいは足を運んでさまざまな団体に対してそれをちゃんとアピールしていく、情報をお届けすることは、非常に重要なことだと考えております。  そういう中で、今、産業振興部で特に企業関係でやっている事業につきまして、簡単ですが、パンフレットを一つつくって、さまざまなときにそれを発信したりしているんですが、まだまだ不十分だと思っておりますので、今おっしゃったような取り組みを総合的にさらに進めて、いろいろな事業がちゃんと事業者様に情報としてお届けできるようにして、このはちおうじ就職ナビについては登録者数をふやしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 156 ◎鈴木玲央委員 部長から御答弁いただいたので、ぜひやっていただきたいと思いますし、これが企業にとってプラスではないもの、お金がかかるものだったら、正直、自分は言わないですよ。企業にとってお金がかからない、プラスになること、市がもっとPRしたいこと、これだけ要望が合っているのであれば、一文、これをやるときにははちおうじ就職ナビへの登録をお願いしますと。うちらだって、アマゾンとかで何か買うときだって、何も登録しなければポイントはつかないけれども、会員登録さえすればポイントがつくわけではないですか。そういう案内があるからみんな登録するのであって、やはりせっかく企業にプラスになるものなんですから、その一文を入れても自分はいいと思いますし、義務化してもいいと思うんです。それがひいては市内のいろいろな就職を希望する方への啓発活動につながるので、そこは、来年の決算を見たとき、もうきょうからできると思うので、もう来月ぐらいからでも行って、来年の決算のときにはここから半年で200件ふえましたとか、報告を楽しみに待っておりますので、やはり結果が出ないと意味がないですから、そこはぜひお願いいたします。  続いて、前のページ、283ページに戻りまして、女性のための就職支援講習ということで135万円が受講者数20名の方に出されているんですけれども、正直、これを見ていまして、135万円というのは何に使ったのか。普通だったら、講師に幾らとか会場費幾らとか、ここに書かれることがあると思うんですけれども、見ると、受講者数20人、そして内容は書いてあるんですが、費用は135万円ということで、何をどういうふうにこれは使っているのか、ちょっと教えていただければと思うんですけれども。 157 ◎橋本産業政策課長 女性の再就職支援講習業務ということで、パソコンですとか再就職の心構えに関するセミナー、あるいはパソコンの実習、ビジネスマナー、ビジネスコミュニケーションの研修など、そういった各種プログラムの実施を委託して、あと託児ですね。それを含めて135万円の委託ということでございます。 158 ◎鈴木玲央委員 委託ということなので、委託費の細かいところはもしかしたらわからないのかなというところはあるんですけれども、正直、やはり女性への産後の支援というのは大事だと思うので、そういった中で、可能であれば、今、子ども家庭支援センターは今保育士がいると思うんですけれども、そういうところの会議室を使ったりして常時支援ができる体制というのをやれば、委託しなくても、今、産業政策課でやっているから、なかなか就職支援という部分では産業政策課だけの観点だと思うんですけれども、例えば母子保健とか子ども家庭支援センターとか、保育士がいるところ、常駐しているところへ、ちょっと時間があるところ、一、二時間でもいいから、そこにパソコンを持ってきてやるとか、産業政策課だけで考えるのではなくて、子どもに関する部分は子どもの部分とか母子保健とかと関連して、より費用を抑えながらも受講しやすい体制というのをぜひ考えてもらいたいんですけれども、そのお願いだけです。いかがでしょうか。 159 ◎橋本産業政策課長 申しわけございません。今御提案いただきましたので、もちろんそういった視野でも進めてまいりますが、今、しごと情報館のほうにはマザーズコーナーというのを設けまして、子どもを遊ばせるコーナーを設けて、そこで子どもの様子を見ながらパソコンをいじれる、そういう環境は整えてございます。 160 ◎鈴木玲央委員 今都内では、この間、副議長が質問していましたけれども、事業所内保育所とか、あと子どもと一緒に仕事をする、そういった取り組みをやっているので、ぜひそういうのを行政に取り入れてもらって、横の連携でいい形で、いいことをやっているので充実させてもらいたいと思います。  続いて、商工費の309ページ、観光資源の創生のところで、ここにはちおうじ木育フェスティバルということで、この間、第四小学校体育館でやっていて、これはもう急ピッチで観光課が中心になって、あとは子どものしあわせ課とか農林課のほうも絡んでやっていたことについて、うちも子どもたちを連れていったら、すごく人が多くて、あふれんばかりで、外へ並んでいてというので、いや、急ピッチであれだけのことをよくやったなと思って、子どもたちもすごく楽しんでいて、問題は、次、いつやるのかという話があるんですね。ただ、これは地域創生とか、いろいろな絡みの中でやっていったかと思うんですけれども、このはちおうじ木育フェスティバルをやるに当たって、観光課が中心になって、ほかの所管がどういうふうに絡んで動いたのか、そこだけ教えていただきたいんですけれども。 161 ◎平本観光課長 この木育総合推進事業の委託の中でやりましたはちおうじ木育フェスティバルでございますけれども、これは滝山の観光資源の地域創生の一つの事業としても位置づけがありまして、観光課としては、滝山観桜林の維持管理で伐採で出た木を再利用して積み木にしたもの、こういったものを使っていただいたり、あと、農林課のほうでも木育、多摩産材のPRですとか、環境部のほうでも環境保全活動、いろいろな団体の方々がいらっしゃいます。セブン-イレブン財団ですとか佐川急便の高尾の森自然学校、そういったイベントなども環境面でも御紹介をしておりました。あとは、保健福祉センターのほうでも子育て、妊婦さん向けの癒やしのイベントをやったり、さまざまな所管が木を通して木育という切り口で連携してやったものでございます。  実際、事業実施は子ども家庭部のほうに執行委任をして、主体は子ども家庭部のほうでやったものでございますが、今後も観光としては、高尾599ミュージアムですとか夕やけ小やけふれあいの里などの観光施設でも、年間のイベントとして木育のイベントは継続してやっていきたいと思っておりますし、子ども家庭部とも農林課とも関連する所管とも、木育のフェスティバル、イベントとして、同じような形ではなかなか、経費的な面もあって、どこまでの規模ができるかわかりませんが、連携したイベントはやっていきたいという話はしております。 162 ◎鈴木玲央委員 ありがとうございます。今回、こういったはちおうじ木育フェスティバルというのは、本当に子どもたちは楽しくやっていて、しかも、すごく横断的に、木育というテーマに沿っていろいろなつながりがやっていった。今、都市戦略のほうでも木育というものを一つ、いろいろな地方創生の中で取り組んでいるということで、これは今年度はもうない。多分できないし、来年度はどうなるのかなというところがすごくあって、一番はやはり経費がかかるというのが大きな問題だと思うんですけれども、正直、このはちおうじ木育フェスティバルをやってくださいと言っても、ここの所管だったら子ども家庭部はいないので、この文教経済分科会で議論するとしても、正直、ほかの所管と絡んでいる以上は、やってくださいという議論は難しいのかなというところがあるので、これは市として、こういった木育を通じていろいろな所管が一体型になっていく、そういったテーマ設定を教育の分野も含めてぜひやっていってもらいたいと思うんです。  それを観光課に聞いても実施主体が違うので、駒沢副市長に聞くしかないんですけれども、ぜひこういったはちおうじ木育フェスティバル、せっかく市が去年、急ピッチで、すごく急いで突貫で、ぎりぎりの年度末にやって、でもあれだけの子どもたち、2,400人が来て、すごく盛り上がって楽しくやっていた。こういったせっかくいい実績は、芽を潰すのではなくて、次にどういうふうに芽を吹かせるか、花を咲かせるかというのを、この文教経済分科会を超えた範囲で実行委員会でも、そこには経費を多少充ててでも、フードフェスティバルがあるので食と木という形で、いろいろな形で経費をしっかりと充当しながらやっていただきたいんですけれども、これは要望として、今年度はもう間に合わないので、来年度に向けてぜひ考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 163 ◎駒沢副市長 実は、正直申し上げて、今年度からこの委員会のほうでちょっと参加させていただいていますので、私から明確な答弁ができるかどうかというのは若干疑問ですけれども、いずれにしましても、このはちおうじ木育フェスティバル、皆さんに非常に喜ばれたし、あるいは効果が上がった。こういうものを再度、今年度、どうレビューしていくかということを含めて、これは全庁的にそういうような波及を進めていきたい。したがいまして、来年度に向けて、その辺を含めてどうあるべきかというのはしっかり検討して、実行につなげていきたいと、このように考えております。 164 ◎鈴木玲央委員 今回、駒沢副市長は来たばかりなので、どういう経緯でなったかというのは詳しくわからないと思うんですけれども、でも、そこは実績があることですし、突貫でやって評価も高いものなので、今、今年度できることは検証だと思うんですね。次回にどう生かしていけるか、費用もどれぐらい充当してやっていくか、それをぜひ検証していただきたい。せっかくきょう、決算の分科会で、自分も拝見させてもらって、いいものがあったのに次につながっていないというのはちょっと残念なので、観光課だけでやってしまうと、そこで今度は終わってしまうので、やはりせっかくつながったものを次につなげていく、そういった検証をこれから後半でかけていただいて、来年度の中で検討いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  続いて、368ページの6番、PTA連合会補助金について、これは端的に聞きたいと思います。  今、PTA連合会の状況、小学校PTA連合会が45団体、中学校PTA連合会が35団体、そして小学校は今、約70校か。中学校は37校。ということは、小学校PTA連合会の数を考えると、PTAがない組織が15団体以上、25団体ぐらいあると。市がPTAに関してはいろいろ支援とか推進しているところもあるのは重々承知なんですけれども、この現状に関して、決算でこういう数値が出てきていると、やはりこれをふやしていく努力をしなければならない。しかし、保護者の問題もあるので簡単にできるものではない。そのジレンマに挟まっている教育総務課というのは非常に重々承知なんですけれども、この数値を来年度、再来年度ふやしていく努力というのは、小学校PTA連合会ともぜひ連携してもらいたいし、費用がかかるとか人のつながりのところだと思うので難しいと思うんですが、この結果に対する意気込みをお聞かせいただきたいと思うんですけれども。 165 ◎小林教育総務課長 PTAの加盟率の問題でございます。  PTAの未組織の学校というのは、小学校では組織していないのは2校、中学校では1校ということで、そのほかの学校については連合会に加盟をしていないという実態がございます。PTA連合会というのは、例えば小学校PTA連合会では、子どもの安全対策としてのピーポくんの家、読書コンクールの実施だったり、おおるり展の協力、中学校のPTAは科学コンクールの実施、駅伝大会の協力、おおるり展の協力など、その加盟しているPTAのところではなく、全体の教育活動の協力をいただいているというところで、八王子市全体の学校が加盟していただくというのがやはり最もよろしいのかなというふうには考えております。  ただ、PTAは自主的な組織なので、市のほうで強制的にというのがなかなかできないところがございますので、やはりそういうPTA連合会が市と連携をして、それで教育の充実を図っているということをアピールして、ほかの学校、入っていない学校の加盟を少しでも促進するような形でいきたいというふうに考えております。 166 ◎鈴木玲央委員 済みません。加盟ということで、申しわけなかったです、そこは確認が不足して。自主的な加盟というところなので、強制力がないというのは正直苦しいところだとは思うんですけれども、ただ、今回、新教育長制度になって、教育委員の選任なんかはPTAからの推薦枠ということで入られた方がいて、私は、やはりそういった組織に所属している、本当に教育活動、保護者活動に所属している方が教育委員会の場に入ることができて、そこで声を上げられている。しかも、その推薦団体が小学校PTA連合会、中学校PTA連合会ということは、これからやはりこの連合会の力というのが教育活動に反映できるというところに今到達しているというのを、ぜひいろいろな学校に支援いただいて、教育委員会に直接物申すのは難しいけれども、同じ仲間がやっている。では、そこに一緒に協力していこうよという啓発活動をすることによって加盟をふやしていって、保護者の皆さんの声、子どもたちから来る声というのをぜひ届けていただけるようにしていただきたいと思いますけれども、安間教育長にちょっとお願いさせていただきたいんですが、そこのお考えをお聞かせいただければと思います。 167 ◎安間教育長 るる答弁させていただいたとおり、PTAの加盟についてはなかなか難しい部分があることも十分御理解の上でのお話でございますから、とはいえ、余りにも加盟しているもの、もしくは組織がないところとの差をつけるわけにもまいりませんけれども、入っていればいいことがあるという、そのメリットについてはどんどん発信をして、そして理解をいただいて、加盟だ、どうのこうのだということではなくて、全体で子どもたちを支えていただけるような、そんな組織づくりを全力で努めてまいります。 168 ◎鈴木玲央委員 ぜひそこはお願いしたいと思います。ただ単に声を上げるのではなくて、やはり小学校PTA連合会、中学校PTA連合会の活動というのは大変ですよね、保護者の方。汗をかいて地域に貢献して、そういった方たちが感じている声というのを届けていく。そして、それはほかに加盟していない方でも連合会ということで届けられる、そういったメリットという、やはり力は個人個人が弱くても、合わされば大きな力になるので、それを吸収するための啓発というのに取り組んでいただきたいと思います。  そして、続いて教育費、372ページ、国際理解教育の推進ということで、今、国際理解教育ということで市のほうでどんどん進めていただいていて、これから2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会が、これから4年後、もう控える中においてオリンピックムーブメントが高まっていく中で、いろいろな外国の方が来る。そういったときに、やはり外国人というものに対して子どもたちが受け入れ、かかわり方、雰囲気を味わう、そういったものをより身近にするには、こういった国際理解教育の推進というのは大変重要だと思いますので、ぜひこれは進めてもらいたいと思うんですけれども、その中で1点、せっかく八王子というのは今留学生の方も多いし、国際交流協会の方が、学生もいろいろ学校に協力して、ただ学生も勉強があるので常に行けるわけではないんですけれども、費用部分というのもあると思うんですけれども、民俗の文化とか、前に視察で行ったとき、神戸のほうでは学生がその国の音楽をやるといったものをやっていたので、ぜひそういった協力というものを、この国際理解教育の推進の中において委託料を出しているんですけれども、そんなに費用はかからないと思うので、今後、そういった国際理解教育の推進の中に学生ボランティアの方の力をより含めるようにお願いさせていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 169 ◎中村指導課長 この国際理解教育の推進につきましては、今、委員がおっしゃったように、ALTという形で委託をしております。ですから、委託業者にこの今八王子国際協会の方をという形にはちょっといかないんですけれども、別な方法としまして、英会話等学習アシスタントというボランティア制度がございます。これにつきましては、各学校の校長のほうに、その学生がこういうことをやりたいんだけれどもというお願いをして、学校のほうがそれを採用すれば、謝金もお支払いできて対応できますので、そんな形を考えられるかなと思っています。 170 ◎鈴木玲央委員 ぜひ、そういった制度があるのであれば、学校にどんどんお願いしていく。ただ、それは、今聞くと、学校側に行かないといけないということですよね。逆に、今度、学校側から、こういう国の文化、例えば、今オリンピック招致を八王子でやっているので、どこの国かわからないんですけれども、ちょっと名前も知らない国が来たときに、いや、そこの国のことを知りたいから、そこの学生はいないかというのを八王子国際協会に働きかけるとか、学校側からこういう人が欲しいと。応えられる、応えられないは別にして、ぜひそういう相互の、ただお願いを待つだけではなくて、お願いもするという相互関係を一緒にその中でつくっていただければと思います。よろしくお願いします。  続いて、教育費の378ページの中で教員研修ということで、中核市に移行して、ここで八王子市において独自の新卒の教員研修ができるということになって、これはもう中核市のメリットの一つとして私はずっと言い続けていたところもあるので、ぜひこれはより充実したものとしてまいりたいと思うんですけれども、昨年のこの決算の中で動き始めたところで、その評価と今後の検証の中にどういうふうに考えているのか、そこを端的で構わないのでお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。 171 ◎斉藤統括指導主事 今御指摘いただきましたとおり、中核市に昨年度移行して、東京都から教員研修に関する事務権限が移譲されたということもございまして、本市といたしましては、八王子市の歴史、文化財等を生かすこと、それから学園都市の特性を生かすこと、そして市民力を生かすという、この3点をもとに研修のほうを構築してまいりました。私ども、研修終了後には教員から必ず受講者アンケートを回収して、その分析を行っているところでございますけれども、特に八王子の、八王子はたくさんの教員がおりますので、新しく採用された教員や他地区から異動された教員はなかなか八王子を知らないまま研修を受けているケースがある。そういったようなところでは、地元のことがわかる研修を開催していただいて非常によかったというふうな声をいただいたり、または地元経営者のほうに校長を対象に研修を行うことで、そのあたりのパイプを校長先生方が深めていただいたりですとか、そういったようなもの。または大学等と連携することによって、その講座を通して大学と学校との連携が強まるなど、さまざまな副次的な効果があらわれていると思いますので、私どもの行っている独自の研修というのはある程度の成果を上げているというふうに考えております。 172 ◎鈴木玲央委員 もう成果を上げているというふうに考えていますということで、それ以上言うことはないんですけれども、そういうふうに判断できているのであれば、それをより充実させていく、この足というのをとめることなく、大体制度というのは、さっきも言ったんですが、最初は頑張って伸びるけれども、それがだんだん惰性化してきて、何となく落ちついてしまうところがあるので、やはりこれというのは毎年毎年、新しい先生に新しいことを伝えて、それが子どもたちに届くという場所なので、終わりがないですし、絶対停滞させてはいけないところなので、今そういう評価をいただいているということは、それを来年も再来年も同じ評価が続くようにぜひ頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。  では続いて、教育費の385ページの情報教育の基盤整備の中で、ちょっとこれは専門的なところに入ってしまうので、答弁がどうかなというところはあるんですけれども、この中で教育ネットワークシステム用共有ストレージ機器等の購入費というのが小学校のほうで855万円あって、中学校のほうがたしか同じようにあって、これは578万円というのがあって、これというのはネットワークのクラウドを校舎内に設置するために用意したものなのかなというふうに思うんですけれども、その点でシステムというのはどうなっているのかわかりますか。 173 ◎小林教育総務課長 システム用共有ストレージ機器等の購入でございます。こちらにつきましては、平成20年度に導入いたしました教育ネットワークのセンターサーバ、こちらは本庁に置いてございますけれども、こちらの耐用年数が過ぎておりまして、もう保守がきかないような状況となっております。ただ、延命措置をすればこれがまだまだ使えるというところで、ここで延命措置をするためファイルサーバの入れかえを行ったものでございます。 174 ◎鈴木玲央委員 実は、多分サーバとかクラウドストレージの問題かなと思って、小学校と中学校で分かれているではないですか。そうしたら、サーバに関しても中でパーティションで区切って中学校と小学校で分けて、例えば教育センターとか本庁舎内で同一のサーバシステムを組み立てて、クラウドデータもそこに取り込んで小学校と中学校が共有で使えば、簡単に言えば、この小学校、中学校で何で分けて800万円、500万円とやっているのかという話。そうしたら、教育用サーバとして一括でまとめて、費用計上はこの金額でもし合わせて一千何百万円といったら、それもそれで高いので、市のホストコンピュータのものを活用しながらやったほうが、安く、統一して、費用も抑えられてできるのではないかということなんですけれども、答弁が難しいようだったら大丈夫です。一応教えてください。どうですか、お考えのほうは。 175 ◎小林教育総務課長 ICT教育の基盤整備でございますが、これは全て小学校費と中学校費で案分をして分けております。ですので、サーバは一つなんですが、小学校は65%、中学校は35%でそれぞれ予算、決算は分けているというところの記載になっています。  ですので、小学校、中学校を別々のサーバではなく、一つのサーバという形で運用しております。ただ、情報管理課の持っているサーバとは、やはりこれは基幹サーバ、什器のものですので、これは統一はできないという形で、セキュリティがさらに上の基幹系サーバになりますので、そのような話で教育は教育で独自に持っているような形になっております。 176 ◎鈴木玲央委員 一緒くたに中に入れるというのはセキュリティ上の問題があるというのは重々わかるところで、案分比ということなので、それであれば、やはり技術開発、老朽化の延命をするのであれば、新しいものを入れて、もっと費用を抑えられる、効率のいいものにしてもいいのかなと思うので、案分比であれば、ただ単に老朽化というよりも、最新の技術をしっかり考えていただいて取り組んでいただければと思います。  では、生涯学習スポーツ部にも聞こうと思っていたので、最後に生涯学習スポーツ部に聞きたいと思います。  教育費、432ページなんですが、これは屋外運動施設の管理運営ということで、今いろいろ施設があるんですけれども、利用状況なんかは、済みません、ちょっとこれはわからなかったので聞きたいんですけれども、一番下に事業所体育施設というのがあるんですが、年間利用者数120人という。ここは何の施設で、どういう利用のされ方がしているのか、それを教えていただきたいと思うんですけれども。 177 ◎佐藤スポーツ施設管理課長 お尋ねの事業所体育施設でございますけれども、これは京王線の平山城址公園駅のそばにあります京王の研修センター、こちらのほうのグラウンドを借りておりまして、野球等を御利用いただいているものでございます。 178 ◎鈴木玲央委員 それというのは、何か120人しかいない。野球場とかサッカー場というのは結構みんな利用が、利用がと要望いただいているのに、京王グラウンドだからフルで使えるわけではないと思うんですけれども、でも、もうちょっとPRして、せっかくあるのであれば利用者数をふやしてもらってもいいのかなと思うんですが、これはそういうPRとかというのはしているんですか。 179 ◎佐藤スポーツ施設管理課長 市のホームページのほうには掲載しておりますけれども、あくまで民間企業の研修センターをお借りしているものですので、あいている時間のところの中での御利用ということになります。登録も研修センターのほうに登録をしてお使いいただくということになりますので、PRというのもなかなか難しい状況ではあります。 180 ◎鈴木玲央委員 PRが難しくてなかなか利用しづらいというものがこの決算の書類に載っているというのもどうなのかなというのは、逆に思うんですよね。それだったら別にこの決算に、そういうものであれば。ただ、そうしたら、ほかの大学とか学校施設も地域開放しているところは載せるべきですし、何となく中途半端なところもあったので、ここに載せるのであれば、やはり利用を促進できるようにぜひPRしてもらいたいですし、逆にそれが難しいところであれば、ほかの大学とかと同じように間借りでやっているのであれば、ちょっと別の形でやってもらう。だから、そういうところをぜひ。ただ、事業者なので、協力してもらえるなら協力してもらいたいなというところがあるので、分科会でこういう指摘を受けて、120人ではなくて、来年には1万人ぐらいにしてほしいと言われたというふうに言ってもらって、ぜひこれを来年ふやすようにしてもらいたいと思います。  あと一つ、いろいろなこの屋外運動施設に関しては、施設管理について今委託されてやっていますけれども、結構、利用者の中から、グラウンドを自分たちで使っていて、途中、何か穴があいてしまったとか、そういった場合には、自分たちでその砂をもらえれば直すよと。アドプト制度ではないですけれども、何かちょっと直すものがあれば、自分たちで利用している側として直せるものは直しますよという気持ちがあるけれども、どうしても市の施設だから市に問い合わせて、市の改修を待たなければいけないというところもあったりするので、利用者からすれば、そこら辺、もうちょっと気軽に協力をして、そのチームとかが壊してしまって、市が直すにはちょっと時間がかかるし、そんなに大きなものではなくて、みんなで直せるものだったら直してもらい、ただ資材だけは渡しますよみたいな民間活力を利用してもらえば、この施設管理の委託料というのもより抑えられるかなと思いますので、ちょっとそこだけ最後にお答えいただければと思います。 181 ◎佐藤スポーツ施設管理課長 運動施設の中には、市の直営でやっているものもありますし、指定管理でお願いしているものもございます。指定管理のところであれば、軽微なものは指定管理の中で対応していますので、今の御指摘は直営のところだと思いますけれども、そこのところにつきましては、今、現場の職員なんかも抱えていることはありますので、今現場対応をこちらのほうでしています。いただいた御意見を参考に、よりよい管理ができればと思いますので、検討していきたいと思います。 182 ◎伊藤忠之委員 順番が回ってきたので、30分できるかどうかわかりませんけれども、やってみたいと思います。  ページでいうと371ページからやりたいと思います。1の(6)にオリンピック教育推進というのがあるわけでございますけれども、この間、教育長や、また小柳生涯学習スポーツ部長や課長には大変お世話になったことで、その話は28年の話なので何とも言えないわけでございますけれども、この八王子市内の小学校、中学校に通う子どもたちが27年にスポーツ大会、野球でもサッカーでも何でもいいんですけれども、そういった優秀な子どもたちが全国大会で優勝しましたよと。そして、そういった報告を当然、市長にはしたくなるのが選手であると思うんですけれども、そういったことを市長に報告したい場合に、どういった手順で子どもたちが表敬訪問という形でできるようになるのかなというところから始めたいと思います。  もう1回。そうすると、地域の議員だったりとか、そんな方がいればいいんですけれども、また市役所の方で詳しい方がいればいいと思うんですけれども、身近な相談窓口として学校というものがあると私は考えているんですけれども、そういった学校の体制はあるのかないのかからお聞きしたいと思います。 183 ◎中村指導課長 こういう形で優勝したとか、全国大会に行っていい成績になったという形で学校のほうから報告があれば、それは指導課のほうで教育長なり市長との表敬訪問という対応をとらせていただきます。ですから、窓口的には指導課のほうになるかなと思っております。 184 ◎伊藤忠之委員 そうすると、27年の決算ですから、27年はどれくらいありましたか。 185 ◎中村指導課長 申しわけないですけれども、私が今頭の中で考えられているのが、加住小中学校で少林寺が全国大会に行ったということで市長の表敬訪問があったのは記憶しております。あとはちょっと記憶がないですね。 186 ◎伊藤忠之委員 その前でも結構ですけれども、その前にはわからないかな。誰か歴史を知らない。答えられないもんね、所管でなければね。わかりました。  そういった子どもたちが来て、中学校を卒業するときに、私がこの間、後輩の子どもがサーフィン大会の全国大会で優勝しましたよと。そういったときに、何が言いたいかといえば、この八王子からサーフィンで優勝をするというのは、サーフィン、海がないものですから、市長も言っておりましたけれども、海がないところでサーフィン大会で優勝して、高校に上がるときにも、海のそばだったら高校にサーフィン部というのがあるのかもしれないし、サーフィンに力を入れている学校もあるかもしれないわけですよ。でも、この辺の学校だとなかなかそういうのは聞いたこともないし、そういう状況があるので、何か状況を聞くと、進路、これで中1だから、今は何とも言えないけれども、中学校3年生になったときに高校に進学したいですというふうに思うと思うんですよ、するかしないかわかりませんけれども。だけれども、学校の先生がある程度サーフィンの強いところを知っていたら紹介はできるかもしれないけれども、やはりこの東京都内の学校の先生たち、東京都の先生でしょう、要は。だから、サーフィン、課長なんかはやっているけれども、だけれども、そういった知識がない人たちがどうやって紹介できるのかなと思って、ちょっとお聞きしたいと思います。どうやって勉強して、いいところを紹介してやってほしいという思いがあるんですけれども、そういった場合に備えてマニュアルかなんかがあったりとかするのかないのか、またちゃんと紹介できるのか、お聞きしたいと思います。 187 ◎佐藤統括指導主事 この件もなんですけれども、教員のほうはやはり進路指導については充実を図っていかなければならないと思います。子どもにとっても御家庭にとっても重要な問題と認識しております。その中で、進路指導に関しましては二者面談とか三者面談、それから進路希望など、年間を通してずっととっておりますので、やはりその中で子どもや親からどういうところに行きたいかということを聞き取りながら、教員自身もいろいろ私立学校とか都立にどんな部活が、何年度にどの部活があるかという資料があったりしますので、子どもと御家庭と教員がどのように情報収集、お互いにしていくことも大切だと思いますし、そのような冊子を学校が見て、こういう冊子もあるよとか、そういうことは情報提供できるかなと思います。また、全部の学校ではございませんが、学校のほうにも学校紹介のパンフレット等も来て、進路コーナーなどもつくっておりますので、そういうところも利用するようなことを指導していけると思います。  また、今大切にしていることといたしまして、やはりどこどこの学校という学校名を出すということも一つなんですが、そこの学校に行って自分と合うかどうかということは、やはりその後3年間なり何年間か通うわけですから、そこについては、情報共有したりする中でも、まず自分の目でその学校を見てきてくださいということは学校のほうは伝えているところでございます。 188 ◎伊藤忠之委員 そうですね。だから、その見る学校を学校側も用意していただいて、こういった学校がありますよと、お互いに話し合うのも大切ですけれども、お互いにというか、私だったら──私、学校はろくな学校を出ていないから何とも言えないけれども、学校の先生が勧める学校というのか、その子どもたちを3年間見ているという気持ちがあるんだったら、やはりそういったことも考えていっていただきたい。特にこの子は何かオリンピックを目指しているようなことを聞いていますから、東京のオリンピックになるとちょうどいいぐらいの年齢になるので、ぜひこの海のない八王子からそういった方を育てていっていただければいいなという思いで質疑させていただきました。  2問目に入ります。  431ページ、スポーツ施設が八王子市内には数多くあるわけでございますけれども、予算だか決算だかの総括のときにお話をさせていただいて、大塚公園というのがうちのほうにはあるんです。大塚公園というのは歴史的にも大変古い公園でありまして、ここには都市環境委員会ではないから公園課の方はおりませんけれども、その中にはスポーツ施設というものもあって、スポーツ施設もやはり公園と一緒に年をとってしまっていてなかなか、変なこともあったし、きれいでないと。この間、まちなみ整備部のほうに行って聞いてみると、ではどっちが先に主導権があるのかということから見ると、公園には公園課もあったりスポーツ施設もあって、スポーツ施設のほうはどうするのかという状況も考えているみたいだから、大塚公園にはプールもあればテニスコートもあったりとか、ソフトボール場だか野球場だか、いろいろあるわけですけれども、そういった施設について今後どういうふうな方向性を考えているか、お聞きしたいと思います。 189 ◎佐藤スポーツ施設管理課長 大塚公園につきましては、今、委員御指摘のとおり、昭和60年4月に開設しましたので、かれこれ30年近くたっているかと思います。この公園のあり方につきましては、スポーツ施設で考えるということもあるんですが、市全体で多摩ニュータウンのまちづくりの全体を考える中でこの公園のあり方を考えていこうという考え方がございまして、まちづくりの部門が中心になりまして、今声がかかって、それを検討していこうと。これから検討していこうと、まさにそういう時期でございます。 190 ◎伊藤忠之委員 そうすると、まちづくりのほうが中心となって考えていきますよと。でも、まちづくりのほうは向こうの所管になっていて、スポーツ施設も一緒に考えていく、そういうことですか。現状で、やはり公園と一緒に年を重ねておるものですから、プールだったり水回りだったりとか、いろいろなところが出ているような話も聞こえてきますので、その考えが出るまでどうするかということも含めてぜひ考えていただいて、市民の方が、近くの方が来るのか、遠くの方が来るのかわかりませんけれども、御利用になる方が心地よく利用できるような体制をつくって、体制というか、物を残すというか、保存というか、改修というか、手を加えてやっていただきたいなという思いで質疑させていただきました。いいですかね。 191 ◎佐藤スポーツ施設管理課長 大きなところは、先ほど申し上げたとおり、市全体で考えていくところではございますけれども、各競技面につきまして、特にテニスコートは今年度設計をして、来年度、人工芝の張りかえなども行いますので、個々の競技面についてはそれまでの間もできる限りのことはしていきたいと思っております。 192 ◎伊藤忠之委員 よろしくお願いします。  また話は変わってしまうんですけれども、八王子市内のスポーツ施設というと、うちのほうにあるのは、さっきも言われたとおり、大塚公園にテニスコートもあれば野球場もあったりとか、いろいろな施設がおかげさまであるわけでございますけれども、そのほかにも、上柚木のほうに行けば陸上競技場というものもあるわけですよ。この陸上競技場というのを改めて考えさせていただいたんですけれども、この間、小柳部長も一緒に同席させてもらったんですけれども、陸上競技場とは一体誰のための施設なのかなというふうに考えたんですよ。うちのほうは由木の運動会なんかもやって、由木の運動会は由木中央小学校でやるんですよ。考えてみたら、この間、初めて陸上競技場の中に入ったような記憶があって、陸上競技場というのは、市のお金を当然使ってやっているものですから、市民のためのものであると思うんですけれども、陸上競技場というのは一体どういうふうなものなのかというのをちょっと誰か答えていただきたいなと思うんですけれども。 193 ◎佐藤スポーツ施設管理課長 上柚木の陸上競技場は、当然、市の施設でございますので、市民共有の財産かと思います。利用のされ方としましては、土日については陸上の競技大会で主に使われていますので、そういう意味では競技をされる方が土日は主に多いかと思いますけれども、平日に関していいますと、特に夕方の時間帯などは個人の方の利用なんかも受け入れておりますので、そういう意味では一般の市民の方も御利用いただけるという施設でございます。 194 ◎小柳生涯学習スポーツ部長 私も、由木地区のフェスティバルということで地元の方に使っていただいたときには御同席させていただきました。国体のときに女子のサッカーの競技を上柚木の陸上競技場で行ったときには、近隣の広場で由木地区の皆様に盛り上げていただくようにお店も出していただきまして、地域こぞってのスポーツ施設として国体のときは盛り上げていただきました。そういった意味では、陸上競技場自体も、やはり地域の中にある施設ということもございますので、そこは市民のものでもありますし、地域の皆さんも気持ちよく使っていただきたいという気持ちでおります。 195 ◎伊藤忠之委員 陸上競技場というと、この間も何か競技しようと思ったら、そこは芝生に土足というのは拭いてから入ってくれだの何だのという制限が大変多くあって、近くに住んでいる僕なんかみたいな人間なんかだと、やはりちょっとハードルが高い、壁が高いというか、階段が高いというか、そんなふうに感じてしまって、なかなか使いづらいなという思いがあるわけですよ。だけれども、もっとよく言えば、そのときだけ、地域の方が使うときだけはそんなにうるさいことを言わないでやっていただきたいなという思いがあるんですけれども、役所としては決まり事があってなかなかできないこともわかるんですけれども、その際は目をつぶることもできるのではないかなという思いもあるんですよ。ぜひ地域に愛されるような、そんなに細かいことを言ってもしようがないので、地域に愛されるような陸上競技場というものをこれから目指していただいて、地域の方がそこで大会をやっていれば、入って応援も簡単にできるしとか、今でもできるんでしょうけれども、また率先して地域の方が使うような陸上競技場を目指していただきたいと思いますけれども、何か一言あればお願いします。
    196 ◎佐藤スポーツ施設管理課長 上柚木の運動施設につきましては指定管理のほうに出しておりまして、そこの指定管理者とも話す中では、これからは地域といかにもっと密につながっていくか、やはりこれが今後、この上柚木の陸上競技場を含めて、各運動施設は大事だろうという話は伺っていますので、これから先はそういった点により力を入れてやっていきたいと思っております。 197 ◎伊藤忠之委員 よろしくお願いします。地域の施設にしていただきたいと思います。  話は変わりまして、3番目、290ページ、獣害対策というのがあるんですけれども、今まで猿だったりイノシシだったり、こういったことについて、農林課長を初め、産業振興部の方々にはいっぱいお力をいただいているわけでございますけれども、その前に、27年の決算だから、27年、こうやってこの猿やイノシシがいっぱい出ているけれども、それによってけがをされた方というのはいるんですかね。 198 ◎鈴木農林課長 八王子市の追い払い駆除隊、ボランティアの方なんですが、それとあと職員合わせて、けがをされたというふうな報告は受けてございません。 199 ◎伊藤忠之委員 たまたま出ないのか、その人がたまたま怖くて離れていってしまうのかわかりませんけれども、農業をやっていると、山の中でやっているから、突然動物が出てきて、イノシシなんかは敵だと思えば突っ込んできてしまうあれですから、だから、それで何が言いたいかといえば、農業をやっている人に、突然イノシシが出たら、突然何々が出たらこうしたほうがいいですよという、そのマニュアルとかはあるのかなという思いで聞いたんですよ。そんなことはございますか。 200 ◎鈴木農林課長 八王子の西部地区に関しましては、町会の方々に私どものほうから、野生獣が出た場合、あと身の危険を感じた場合、110番をしてくださいと。私どものほうは、農作物の部分に関しましては農林課のほうに御連絡いただければというふうな形になっています。ただ、実際に最近、いろいろなところで出没していまして、イノシシのほうもですね。西部地区のほうでは酪農の方々、要は、牛の小屋の牛の餌をイノシシが食べに来まして、昼寝というか、いびきをかいて一緒に寝ているというふうなことも聞いてございますので、だから、最近、イノシシもおいしい餌を求めて市街地のほうに出没してきているのかなというふうな形では、東京都なんかの話では伺ってございます。 201 ◎伊藤忠之委員 最近テレビでは報道されなくなりましたけれども、お隣の相模原で熊が出たのが何件も何件も言われたりとかしているので、やはりそういったときのことも考えて、身の安全は農林課がいいのか、生活安全部がいいのか、ちょっとよくわかりませんけれども、だけれども、そういったことも踏まえて、農業をやるのに命かけてくださいとも言えませんけれども、だけれども、そういったことも言っておけば、頭の片隅に残っていて、こうすればいいのではないかという思いがあると思うので、ぜひそんなことも含めて農業者を守っていただきたいと思います。  続いて、今まで八王子市はどの議員も地産地消を訴えてきて、この地産地消がどれくらい広まったかというところからまず聞きたいと思います。 202 ◎鈴木農林課長 先日、地元の農産物を常に意識して買っているかとか、意識して購入されているかというふうなもので、市民のアンケートの方々は、約6割の方が意識をして購入されているというような結果が出ました。ただ、前年の27年度と28年度を比較しまして、それほど、さほど変わらないというふうなことがありますので、引き続き私どものほうは、地産地消に向けて市民の皆様にPR並びに購入をしていただけるような形、また農業者のほうにそれを進められるような形に政策のほうを進めていきたいと考えております。 203 ◎伊藤忠之委員 最終的に地産地消をどれぐらいまで目標を持ってやられるかなと、お聞きしたいと思います。 204 ◎鈴木農林課長 都内ナンバーワンの農業生産額で、現在26億円となっているんですが、私どものほう、八王子ビジョン2022で掲げている平成31年度の目標は28億円と、そういうふうなものに近づけるような形で引き続き努力をしていきたいと考えております。 205 ◎伊藤忠之委員 地産地消もやはり進んでこられて、本当にありがとうございました。最近、地産地消という言葉がよく広まってきたので、この間、思ったんですけれども、そろそろ地産地消ももう一歩進んで、外にも向けられるような野菜だったり果物だったりをつくるのもいいなと、そんなことができればいいななんて思っているんですけれども、この八王子の農業者の中で、新たな品種であったりとか新たな果物、八王子らしさというのか、果物を研究していたりとかつくっていたりする方というのはどれくらいおられますか。 206 ◎鈴木農林課長 何年か前からはパッションフルーツというような話もありますが、ヘビウリとか、育てれば何でも育ってしまうというふうな土地柄ですから、そこの部分に関しては、オーダーされる方が少量多品目というような形にするのか、それとも大量に育ててという、最近、天候の不順もございますので、なかなかうまく育たないというふうなものもございます。ですから、今、10月2日に高月地区で市民の方が農業体験というような形で稲刈りを行ったものができましたので、そこの部分に関してはよく育っているというような形はあるんですが、引き続き、何というふうな形はないんですが、農業者と協力しながら地産地消に向けて進めていきたいと考えております。 207 ◎伊藤忠之委員 地産地消はやり続けていただきたい。他市に誇るような何か、八王子の桃やブドウというのはなかなかあれかもしれないけれども、ブルーベリーでも色が違ったりとか味が違う、甘さが違ったりとか、そういったものを研究されている方がおられるか、おられないか、ちょっとわかりませんけれども、そういった方をぜひ育てられるような農林課になっていただきたいと思うんですけれども、お答えいただけますか。 208 ◎鈴木農林課長 先日、市内の大学の准教授の方と、あと市内の農業者の方でちょっとお話をさせていただく機会がございまして、ネパール、今、地震があって、その後に農作物に関して農薬を大量に使っているとか、そういうふうなもので指導をしてもらえる方がいないというふうな話がありました。ただ、現地のほうで農産物に関しての販売網とか、そういうのはどうなっているんでしょうかというふうなことをお尋ねしたところ、金額が高くても購入される方がいらっしゃるというふうな話で、例えば、何か売れるもの、付加価値がついて、八王子の農産物がPRできるものがありましたら、農家の方とかその販売網とか、引き続きマーケティングなんかも研究しまして進めていきたいというふうなことで考えてございます。 209 ◎伊藤忠之委員 つくって楽しい野菜だとか、つくって楽しい果物だとか、農業者がやはりより農業を楽しめるような体制を、産業振興部でございますから、ぜひつくっていただきたいとお願いを申し上げます。  あと5分。これも前に言ったかもしれないんですけれども、もう1個だけ農業のこと。駒沢副市長は、以前、道路事業部長もやられていましたから、道路のことなんですよ。畑に行く道の道路があるでしょう、畑に行く道の道路。それが細い道だから、軽トラが通るともう古い道だからアスファルトなんかがぼろぼろぼろぼろ崩れていってしまったりとかして、なかなかあれなんですよ。道路交通部の方というのは優しいから、補修をしますよといって一生懸命補修はしてくれる。ですけれども、どうですか、新しくやってもらえませんかと言ったとしても、それはなかなか首を縦に振らないんですよ。ですから、そういう場合は、やはりもうこれ以上補修してもというような状況の道路を、これからも今までどおりに続けていくんですかとお聞きしたいと思います。 210 ◎鈴木農林課長 去年、小比企の場所に関しまして設計を行いまして、今度、かん水設備を28年度、29年度、30年度というような形で、東京都の小規模土地改良事業というふうな補助金を、2分の1なんですが、使いまして、そこのかん水設備並びに農道の建設というような形で進めていく予定でございます。ですから、由木地区に関しましてとか、そこの農のある風景を壊さずにそういうふうなものが進められるかどうかというようなことは引き続き考えていきたいと考えております。 211 ◎伊藤忠之委員 農の状態を壊さないように一生懸命やっていきたいと。そうですね。それはそうなんですけれども、例えば、もうそろそろアスファルトが全取りかえしなければだめだよというとき、どこに相談したらいいですか。 212 ◎鈴木農林課長 農業者のほうから相談は来ています。そこのアスファルトの部分の下、砕石を敷いて転圧をかけて、さらにアスファルトが2センチ、3センチ、簡易舗装ですと5センチというような形もございますので、軽トラックが1メートル47センチ、幅がございますので、1メートル80センチぐらい。あとは、際まで行うと油が入ってしまうとか、そういうふうなものもあるので、少し水が下にしみ込むような形の施工方法とか、そういうふうなものを地元の農業者と相談しながら、どこができるかというふうなことで進めていきたいと思います。 213 ◎伊藤忠之委員 そうすると、あれですか。では、やはり全取りかえしたいと思ったら農林課長に相談すればいいですか。 214 ◎鈴木農林課長 まずは御相談いただければと思います。 215 ◎伊藤忠之委員 道路交通部というのは生活道路中心なんですよというふうに言われて、なかなか難しい状況があるんですよ。ですから、ではやはり──私だったら、そのときだったら野菜一つとりに行くのでも生活道路だろうという話になってしまうんですけれども、その窓口がなかなか見つからなくて、過去にもそういった農林課のほうには道路も含めた所管があったと聞いておりますから、それを復活しろとも言いませんけれども、ぜひ対応できるように、道路交通部になってしまうかもしれませんけれども、やはり窓口は農林課であってほしいという思いがありますので、やり方も含めて、やることもしていただきたいと思います。 216 ◎鈴木農林課長 水路の部分に関しては水循環部、認定道路に関しましては道路交通部というような形もございますが、まず御相談いただければ、調査のほうで現場のほうを回らせていただきますので、よろしくお願いします。 217 ◎伊藤忠之委員 では、いいですか、もう1問だけ。  では、ページでいうと、いや、これはくだらない質疑なんだけれども、商工費、300ページ、観光課の名前が書いてあるんですけれども、観光課というのが八王子にあるわけですから、八王子は観光地なのか、観光地ではないのかということをお聞きしたいと思います。 218 ◎平本観光課長 私としては、八王子市は観光都市ということで施策を進めているところでございます。 219 ◎伊藤忠之委員 市の施設もたくさんあって、高尾山なんかもあるわけですけれども、この主要な施策の成果・事務報告書を見ると、夕やけ小やけふれあいの里だったりとか、さっき出た高尾599ミュージアムだったり、いろいろなところが、1年間にこんなことをやっていますよ、こんなことをやっていますよと丁寧にやっておられると思うんですけれども、観光都市ということであるならば、やはりそれぞれこんないろいろなことをやられているから、一つ一つ、夕やけ小やけふれあいの里でも高尾599ミュージアムでもいろいろいっぱいありますけれども、施設にリピーターというのはどれくらいあるのかな。 220 ◎平本観光課長 はっきりしたリピーターの方の数というのは把握しておりませんが、夕やけ小やけふれあいの里に関しては、お客様の声ですとか管理しているスタッフのお話ですと、リピーターの方がかなり多く、おおるりの家に宿泊される方も何回かお泊まりいただく、ファミリーもお天気がいいとやはり足を伸ばしていただけている。リピーターの方は多いと把握しております。 221 ◎伊藤忠之委員 リピーターというのは、八王子市民の方ですか、それとも市外の方が多いですか。ちょっとわかりづらいだろうね。 222 ◎平本観光課長 どちらもいらっしゃると思います。 223 ◎伊藤忠之委員 そうすると、今週は夕やけ小やけふれあいの里に遊びに行って、来週は高尾599ミュージアムに行ったりとか、そうやってそういうことの情報を、夕やけ小やけふれあいの里の施設に行ったら、夕やけ小やけふれあいの里の年間行事表というのが置いてあるかもしれないけれども、高尾599ミュージアムの行事表だったりとか、あと、何でもいいんだけれども、いろいろな施設の今度はあそこに向けたいという方策は何かつくっていますか。 224 ◎平本観光課長 夕やけ小やけふれあいの里も高尾599ミュージアムも、高尾エリアでいいますと高尾山口の観光案内所、いろいろなところでそれぞれイベントのチラシ、御案内などは相互でしております。ただ、お客様のニーズがやはりかなり多様化しておりますので、何を目的にどこに行きたいのか、エリアなのか、それとも花を見に行くのか、イベントに参加したいのか、見る、食べる、体験する、いろいろな角度でニーズはあると思うので、そのあたりはいろいろなアプローチができるような形を考えていきたいと思います。 225 ◎伊藤忠之委員 ぜひやっていただきたいと思います。  観光地というのは、八王子なんかはよく高尾山なんかもアクセスがいいなんて言われていて、高尾山に来たら、高尾山に行ってすぐ帰ってしまうなんていう方もおられますけれども、やはり観光地、一流の観光地を目指しているかどうかはちょっとよくわからないけれども、観光地であるならば、お客さんが来て、それでそれが長く滞在するような方策というのが一番目指すところだと思うんですよ。それについて何かこんな取り組みがあるなんていうことがあれば、お聞かせいただきたいと思います。 226 ◎平本観光課長 やはり都内からアクセスもよく、どうしても日帰り圏の観光地ではないかというふうに言われておりますが、それを改善していく、一日でも長く滞在をしていただくというところを目指して、先日も御案内させていただきましたが、体験学習フェスティバルという一つイベントを今年度、また来年度、100周年に向けてやりたいと思っております。これは、八王子の自然、歴史、文化、大学もあります。企業もございます。いろいろな資源を体験していただく、いろいろなプログラムを集めて、それを回っていただいて1泊でも2泊でもしていただけるような、そういうコースづくりもしていきたいと思っております。  あと、今後、MICEの推進というところも観光としても関連していくところでございますので、MICEで学会ですとかいろいろな会議が開催されたときに、翌日は、では高尾山に登っていただく、八王子でおいしいものを食べていただく、いろいろなそういったアプローチをして、滞在型、着地型の観光を目指していきたいと思っております。 227 ◎伊藤忠之委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  最後にお聞きしますけれども、いい言葉があったから、そのまま読み上げたいと思います。駒沢副市長に答えていただきたいと思うんですけれども、通過型が多いのは、この八王子の置かれた地理的条件もありましょうが、根本的には長時間かけるだけの観光資源がないということであります。自然を売り物にするのは結構ですが、人工であっても長時間の観光に耐えるものをつくり、結果として宿泊客の増加につながるような施設を講ずべきであると考えますが、通過型観光地からの脱却について、駒沢副市長の言葉をいただきたいと思います。 228 ◎駒沢副市長 今、観光で問題になっているのが、その通過型、あるいは滞在型という2つのパターンが実際ございまして、まさしくインバウンドの関係で八王子は通過型になっているということを我々は把握しているところでございます。そのために、私ども、新たな観光ということの概念を打ち出しておりまして、既定の枠に恐らくとらわれているとするならば、この通過型がずっと存続するだろう。それをいかに滞在型に変えるかということで、観光課を含めて、あるいは商工会議所を含めて、MICE事業と観光がどうあるべきかというところを盛んに議論しております。  したがいまして、一つの資源としましては、高尾山というキーワードをいかに滞在型にしていくかということになりますので、そこには新たな考え方、新たな宿泊施設とか、そういうもの、こういうものをやはりどうしても導入せざるを得ないだろうというふうに考えておりますので、その支度をこれからしっかりと推進してまいりたいと、このように思っております。 229 ◎梶原幸子副委員長 会議時間も大分長くなりましたので、暫時休憩します。                                     〔午後3時05分休憩〕   ──────────────────────────────────────────                                     〔午後3時35分再開〕 230 ◎梶原幸子副委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  質疑を続行します。 231 ◎五間浩委員 それでは、決算分科会の質疑を行わせていただきます。  まず、主要な施策の成果・事務報告書の369ページ、子どもの安全対策からお伺いをいたしたいと思います。  まず、防犯ブザーの関係ですけれども、決算で計上がなされております。これは毎年、本市の小学生を危険から守ると、そういう視点で配布されているものと認識をいたしております。それで、この防犯ブザーについてなんですが、これを所持することで、不審者に出くわす──あってはならないことですけれども、児童が出くわしたときに、防犯ブザーを所持することによっての効果といいますか、これについて所管はどのように考えておられるか、お伺いいたします。 232 ◎野田保健給食課長 防犯ブザーにつきましては、やはり小中学生、児童・生徒の身を守るために、あと登下校の安全確保を図る目的で防犯ブザーの支給を行っているところでございます。 233 ◎五間浩委員 では、本当に何度も申し上げますが、あってはならないことで、最近、こういう事件も多いものですから慎重にお伺いしたいと思うんですけれども、では、近年の中で、防犯ブザーを所持していたからこの難を逃れた、こういうような実例はあるんでしょうか。 234 ◎斉藤統括指導主事 具体的な事件、事故に結びつくようなところでの防犯ブザーの効果の確認というのはとれていないのですが、特に低学年については、安全指導のところで何かあったときには防犯ブザーを使うということは徹底しているので、私どもが把握しない中でもそういったことで使用したケースというのはあるというふうに考えております。 235 ◎五間浩委員 しっかり予算づけをして、全児童対象に配布しているものですから、この実績と効果という部分では現場の声をしっかりと聞いていただきたいと思いますし、それが予算をつける前提ですので、その辺の御認識をしっかり持っていただきたいと思います。  それで、私、ことしになって子どもの防犯に関する新書だったんですけれども、本を読ませていただきまして、そのときに自分自身もさまざま学ばせていただいたんですね。それで、今ちょっと私なりの私見も入っているので、なるべくそれをなぞりながら自分の考えということなんですけれども、不審者に児童が出くわしたと、そうなったときに、その書籍の中では、例えば、焦ってしまってなかなか鳴らすことができなかったりとか、あと電池が切れていたとか、そういうことで鳴らすまでの一つのアクションというものがもちろんある。それがちゃんと機能するか。2つ目は、仮に鳴らせたとしても、児童が不審者に対して逃げるということをせずに、目の前で鳴らした場合、いわゆるそれは、相手は大人ですから、大人はそれを持って地面にたたきつけるとか、もしくは逆上してそのまま犯行に及ぶようなケースというものが想定をされる。大人の力というものに抗し切れない子どもの存在というものを見なければならない。  そういう意味では、防犯ブザーを所持することで、まず見せるということは一つ抑止はあると私も思うんですね。そうした中でも、やはり大声を上げて逃げる、そしてその防犯ブザーを相乗効果として、あらゆる一切の持っているものをもって危難からみずからが逃れていく、そういうことを現場でもいろいろな形で教えていただいて、危難を逃れる形をとっていただきたいと思いますが、そのあたりの取り組みはどうなっているんでしょうか。 236 ◎佐藤統括指導主事 不審者に出くわしてしまった場合に子どもたちがどうするかということで、4月、要は1学期、学期初めに、学年年度初めに、まずは不審者に会った場合どうするか、ピーポくんの家に逃げるんだよとか、大きな声を出して大人のいるほうに逃げるとか、そういう指導は学校のほうで行っております。 237 ◎五間浩委員 そのあたりをきょう質疑させていただきましたので、今後に加味していただければ幸いでございまして、ぜひそういう指導を学校の中でも行っていただいて、最近、我々の世代とはまた違うんですかね。スポーツをされている方はまた違うんでしょうけれども、例えば大きな声を出すとか、いざというときに走って逃げたときに、そこも交通事故に気をつけないといけないわけで、いろいろなケースに応じて児童自身がみずからの身を守っていくというところでは、やはり日ごろからの御家庭での話し合いであったり、児童の気づきであったり、また学校での取り組みというもの、いろいろな要素がその場であらわれてきますので、皆さんはプロであられますので、そこのところをぜひ強化して取り組んでいただきたい、このように思います。  続きまして、今御答弁にありましたピーポくんの家の件についてでございますが、ピーポくんの家について、この数値が決算の報告書にも示されておりますけれども、最近での推移といいますか、この点についてお教え願いたいと思います。 238 ◎野田保健給食課長 ピーポくんの家の登録ですけれども、26年度は5,185件、27年度5,517件とふえている状況でございます。 239 ◎五間浩委員 ピーポくんの家というのはどういうところが指定、認定というんですか、希望されて、例えばお店もあるとか、コンビニなんかもあるのか、そのあたりも伺います。 240 ◎野田保健給食課長 ピーポくんの家の事業ですけれども、主体は小学校PTA連合会が行っている事業となっておりまして、市としましては、ステッカー等の貸与と、あと保険の加入等をしているところになっておりますけれども、各学校のPTAの方々が御家庭ですとか商店、お店等を回りまして、ピーポくんの家のお願いをしているところでございます。 241 ◎五間浩委員 では、基本的には居宅というのか、おうちで、お店とかはないんですか。 242 ◎野田保健給食課長 商店、お店等も含まれております。 243 ◎五間浩委員 これは幅広く御協力をいただいて、今まさにピーポくんの家に逃げるんだよという御指導の中にもあるということなので、しっかり取り組んでいただきたいと思うんですね。  それで、位置といいますか、いろいろな通学路の構成を考えていったときに、例えば不審者のあらわれた実績であるとか、あとまた道路の中で入り組んだ場所であるとか、人目につかないようなところとか、いろいろなものを考えると、地域防犯という認識を持ちながら、有効な箇所にこのピーポくんの家があることがやはり望ましいと思いますが、そのあたりの取り組みというのか、その辺をお伺いします。 244 ◎野田保健給食課長 PTA連合会のほうでは、町会、老人会、いろいろな地域の方々に働きかけて、学区内全体で取り組んでいることと思っております。学校では、ピーポくんの家のステッカーがどこにあるか、張られているかという地図を使いまして、子どもたちを連れてウオークラリーをしたりとか、そういうような取り組みもしているというふうに聞いております。 245 ◎五間浩委員 では、きょうはちょっとそのあたりを聞かせていただいたんですけれども、決算認定に当たって、費用対効果という部分で指摘することはもちろんできるんですけれども、ただ、実質、この子どもの安全というところでは、やはり何としても事故は防いでいきたいという思いはもちろん共有させていただいていると思いますので、ぜひ有効にピーポくんの家が設置されて、そしてまた機能というんですか、その辺も含めて、場所というのか、そういう部分でちゃんと配置できるように、本当にしっかりと整備をお願いしたいと思います。  続いて、防犯カメラの関係でお伺いしたいと思います。  本市は、決算年度におきまして、小学校通学路への防犯カメラの設置工事として32校、160台、また小学校校門への防犯カメラ設置工事において5校、5台ということで取り組まれてこられました。これは、児童の身を守ったり、また地域防犯を強化する点においては、我が党も推進させていただく立場として高く評価をさせていただきたいと思います。  そこで、多摩地域のある市で設置した防犯カメラ、これは小学校通学路のものでございますが、この防犯カメラの7割にふぐあいが見つかったというお話を伺っております。このふぐあいというのは、防犯カメラは通学路をチェックするためにもちろん撮影をしているわけですね。しかしながら、点検をしてみると、この画像が適正に撮影されていなかった。いわゆる確認できるような形では撮影が行われていなかった。そしてまた2つ目には、撮影はされていたんだけれども、時間表示という部分では特定できないような映り方だった。いざというときには映っていなかったというケースがあったり、映っていても、それが何時なのかというものがちゃんと確認できるような形ではなかった、これがふぐあいの内容でございます。そこで、本市での小学校通学路への防犯カメラについて、点検、保守はどのように行っておられるのか、お伺いいたします。 246 ◎野田保健給食課長 防犯カメラの点検につきましては、昨年度、27年度につきましたものについては7月に一度点検を行っておりまして、全部稼働ということでなっております。あと、ふだんの中では、通常の中ではパイロットランプの点滅によりましてカメラが作動しているかどうかということが点検できますので、スクールガードリーダーの方ですとかボランティアの方、また学校のほうにお願いしまして見ていただいている状況でございます。 247 ◎五間浩委員 これは、今、例を挙げさせていただいたんですが、これもあってはならないことだと思うんですね。そうした意味で、これはもちろん他市の例ではあるんですけれども、その上で本市でも注意を喚起していくという点からお伺いいたしますと、今の御答弁、もう1回確認させていただきますと、本市においてこれまでに設置したカメラの点検状況と結果については、点検が行われ、そして結果についても適正であったと、こういう御認識でいらっしゃるんでしょうか。 248 ◎野田保健給食課長 点検を行った時点では稼働しているということになっております。 249 ◎五間浩委員 これは、こういう例のようなことがないように、ぜひ点検と、またその結果というものをちゃんと押さえていただきたいと、このように思います。  それで、契約のほうの角度で伺いたいんですが、平成27年度契約については、本市の業者決定の際に、この点検と保守について明確な記載のある契約となっているのか、この点について伺います。 250 ◎野田保健給食課長 防犯カメラ設置工事の契約につきましては、保守については補助対象外となっておりますので、ここの契約の中に含めることはできませんが、機械の保証につきましては、5年間の保証をつけているというところでございます。 251 ◎五間浩委員 そうですね。今の現状の契約内容というものが今御説明いただいたものだと思いますけれども、今回の例といいますか、これをちょっと御参考にしていただいて、この点検、保守に関して明確に、契約内容の中でちゃんとこれが担保できるようなものをしっかりと御確認いただきたいと思いますし、そういう御推進をお願いしたいと、このように思います。  それで次に、契約に関連してですが、例えば、本市で万が一、このようなふぐあいが見つかった場合の保証はどのようになるのか、お伺いします。 252 ◎野田保健給食課長 5年間の期間の中に機械の不備ということであれば、つけたメーカー側のほうの責任ということで、無償交換ということになっております。 253 ◎五間浩委員 それでは、決算年度という部分では、これは総括になりますので今の御答弁でお伺いいたしましたが、今年度の契約については、確認ですけれども、保守、点検、ふぐあいがあった場合の保証について今の内容であるのか、この点を確認させていただきます。 254 ◎野田保健給食課長 28年度、現在行っています32校の契約につきましても、27年度と同様、保守は対象外となっておりますので、機械につきましては5年間の保証をつけているところでございます。 255 ◎五間浩委員 では、ちょっと現状について今確認させていただきましたので、そうした例について、本市でそのようなことがないように、ぜひ契約事項の整理も含めて今後とも御推進をいただきたいと、このように思います。  それでは、主要な施策の成果・事務報告書の422ページにまいりまして、読書のまち八王子の推進についてお伺いいたします。  まず、読書のまち八王子を標榜される、この運動といいますか、この施策をスタートされた経緯といいますか、なぜこの読書のまちを推進されようとしたのかという、この原点の部分をお伺いしたいと思います。 256 ◎村田南大沢図書館長 八王子市におきましては、平成15年のときに八王子市子ども読書活動推進計画というのを策定いたしました。その翌年に、今度、生涯読書の関係の計画を策定しまして、この2つの計画を合わせて八王子市の読書のまち推進計画という形で、この時期に読書のまち八王子というふうなことを標榜して計画を推進していこうというふうなことで進めております。第1次、第2次、現在は第3次計画という形で読書のまち八王子を推進しているところでございます。 257 ◎五間浩委員 それでは、読書のまち八王子を標榜されて今まで御尽力いただいてまいりましたので、それがまさに今、主要な施策の成果・事務報告書に展開されている今の本市の行政の状況といいますか、理念を施策であらわしているのが今の主要な施策の成果・事務報告書の内容だと思うんですね。それで、改めて、読書のまち八王子というのはどういう町なのか、この点についてお伺いしたいと思います。どういう町なんですか。 258 ◎村田南大沢図書館長 当初、この読書のまち八王子を始めるに当たりまして、平成16年のときに読書のまち八王子推進構想というのを制定いたしまして、その中で、読書のまち八王子というのは、子ども及び市民の読書活動に関する施策を総合的、計画的に推進するため、その方向づけとなる基本的な指針を定め、次代を担う子どもたちや生涯学習時代を生きる市民が自主的に読書に親しみ、日常生活の中に読書を取り戻して豊かな人間性を育むことを目的とすると、このようなことを目的として読書のまち八王子というふうなことを制定いたしました。 259 ◎五間浩委員 決して意地悪で伺っているわけではございませんで、この根本の部分がやはりしっかり今の御答弁のようにちゃんと位置づけられて、それが施策になっていくということですから、決算認定においては、特に大変頑張ってこられたという部分と、それと私たちにとってやはり課題とは何なのかを洗う場ですし、そしてまたこれはスタートだと思うんですね。そうした意味で、まずこの前提の部分を伺った次第でございます。  それで、きょうの質疑の前に、私、この読書のまち八王子というものは非常に大きなスケールのものだと思うんですけれども、ただ、原点という部分で考えていったときに、どういうふうなことが大事なのかなと自分なりにちょっといろいろ考えてみたんですね。私は、小学生のときに図書館にようやく通えるようになったときに、私の母が読書ということで、普通にいる普通の親でございますが、読書についてはさまざま教えてもらったことがあります。母にとっては恩師に当たる方の言葉なんですけれども、例えば、私がずっと言われたことを3つぐらいに集約しますと、大体こんなことを言われてきた。1つは、本に読まれてはならない。つまりは、いわゆる作者の言うことをうのみにするのではなくて、批判すべきところは批判をして読みなさいと、そういうことです。本に読まれるなということです。これを1つ言われました。2つ目は、いい本を読みなさい。うちの母親は伝記とか古典を読めとよく言っていまして、今はやっている本だけではなくて、長く読み継がれているような、そういう本を読みなさいということはよく言っておりました。3つ目は、本を読んだら必ず思索のときを持ちなさい。感想のことです。感想をしっかり持ちなさい。それを自分に生かしなさい、こんなことを言っておりました。  ちなみに、これはちょっとあれですけれども、大学生のときに、文庫本という、お金がないもので小さい本をたくさん持っていたんですね。そうしたら、余りお金がないのかと言われまして、お金がなかったんですけれども、ただそれは、大学に私を入学させたのは、社会人になったときにはもう読めないような分厚い本を読みなさいと言われました。分厚い本、いわゆる哲学者の全集とか経済学者のいろいろな体系的な本とかですね。これは学生時代の時間のあるときしか読めないから、小さい本は社会人になっても読めると言われまして、だから分厚い本を読みなさいなんて言われまして、いろいろなそういうお話があって、今読書に親しめる自分というものをつくれたのかな。ちなみに、それまで大学の図書館というのは余り行っていなかったんですけれども、そう言われると、もうそういう分厚い本というのは買えないですから、図書館に行くしかない。図書館に行くことで調べることとか学ぶこととか、いわゆる論文を後年つくるためのすごい基盤を自分自身でつくれたという思いがあるんですね。そういう意味で、まさに本市がおっしゃっておられる読書のまち八王子というのは、これは大変価値を有している言葉でございまして、私はそんな思いで眺めておりました。拝見しておりました。  それで、まず、私はその中で、読書のまち八王子を目指すには、施策も大事だし、予算も大事だし、施設も大事だし、いろいろなものが大事になってくるんですけれども、やはり根本のところを自分なりに整理させていただくと、こういうことを伺いたいんです。例えば1つ目、本に読まれてはならない、こういうことから見ますと、それは一つの考えですけれども、ただ、読書というのは何のためにするのかとか、図書館というのは何のためにあるのかとか、読書に親しむことでお互いどういう人間になっていこうよとか、いわゆる読書の目的、楽しさ、そういうものを生徒に教えていくような、そういう取り組みは今どんなふうに行われているでしょうか。 260 ◎福田川口図書館長 川口図書館におきましては、松枝小学校の1年生から6年生まで、授業の中で1コマいただきまして、生徒たちに来ていただいて図書館の活用法について学んでいただいているというような取り組みも行っております。そのことによって、今また中学生の職場体験ということで、本日も四谷中学校の生徒がいらしているんですが、その中で、やはり図書館で借りた経験や学んだ経験が、また職業体験としても図書館でやってみたいという声もいただいておりますので、各学校、地域とつながりまして図書館をPRしているところでございます。 261 ◎五間浩委員 そうですね。いろいろな方の御尽力でそうしたものというのは行われていると思うんですけれども、こういうところが入り口をどう持っていくのかというところで大事だということで伺った次第です。  次に、2つ目なんですけれども、良書を読め、いい本を読みなさいということから考えますと、これは私、1期目の文教経済委員会のときにお伺いして、ぴんときた、そういう記憶が余りないんですけれども、良書を読めということになると、例えば、私の思うところだと、文部科学省ですか、推薦図書というものがあったり、あといろいろな会社、出版社も含めて、こういう本をというようなキャンペーンをされて、いい本と紹介されているものがいろいろあると思うんですけれども、そういうビギナーといいますか、いわゆる小中学生の皆さんが良書を選んでいけるような、そういう取り組みについては本市はどう行われているでしょうか。 262 ◎中村中央図書館長 今、委員が言われたように、良書というものにつきましては、図書館でも、特に子どもが本を選ぶときにどの本を選んでいいかというのがやはり難しいということから、長年すごく読み継がれてきた、そういう本については積極的に、特に夏休みなんかにリストをつくりまして学校なんかに配布をしております。 263 ◎五間浩委員 これはいろいろな関係、子どもの周りの方も含めて、いろいろな方で取り組んでいったり、児童・生徒自身がつかんでいくという部分ももちろんあるんですけれども、読書のまち八王子というところでは、私はそれが2つ目の核になるのかな、そんな思いで聞かせていただきました。ぜひまたいろいろな展開をお考えいただきたいと思います。  それで最後ですけれども、思索のときを持て。つまりは、本を読んで、では次という気持ちもよくわかるんですけれども、1回読んでみて、自分なりに感想文にしてみるとか、私の小学生、中学生のころというのは、ついた先生もそうだったので、読書余録といいまして、感想文みたいな、ああいう長いものではないんですけれども、短くても自分のポイントみたいなものを1個でいいから書きなさいということで、書いていた時期があるんですね。そうした読書余録を残すことによって、いつも返れるというんですか、本棚を見たときに、背表紙を見たときによみがえってくるというんですか、ただ読んだだけではなくて、やはり思索することで、ああと思えるような返ることができるんですよね。そうした意味では、思索のときを持て、そういうものをまとめるということも重要だと思うんですけれども、この点については学校で何か取り組まれているとか、そういうのはあるんでしょうか。 264 ◎斉藤統括指導主事 特に小学校におきましては、貸し出しのときに読書カード等を作成しているところも多いところで、その中に一言感想ですとか簡単なあらすじ等を工夫して記入するような取り組みも行っています。また、小中学校にかかわらず、読書週間、読書月間などの取り組みを設けておりまして、その中で自分の心に残った本についてまとめて、それを掲示していくなどで、校内全体で共有していくというような取り組みも進めているところでございます。 265 ◎五間浩委員 ちょっと3点申し上げさせていただいたんですが、いわゆるこの人がやるだろうとか、誰かがやるだろうとか、そういうことではなしに、やはり読書のまち八王子という基軸を本市は据えられていて、その中で施策を打たれていて、これはもう非常に評価すべきことなんですね。学園都市という側面から見ても、すごくいい標榜だと思います。それをやはりさらに相乗効果というんですか、個の部分に置きかえて、1人の読書をする人ということを考えていきますと、例えば、そういう視点を見ていただきながら今後のことを考えていただければと、このように思うわけです。
     それで、私、ではこの3つを両立させる一つの形というのはないのかなと思ったんですけれども、例えば1つは、最近、自治体のいろいろな報道に接しておりますと、読書通帳という取り組みがあるんですよ。いわゆる生徒に読書に親しんでもらおうということで、本をたくさん読みましょうということで、本を借りて、それを通帳という形でタイトルとかを記録して、それで自分はこういう本を読みましたよということが認定されて、それでそこに、読書余録ではありませんが、少し感想を書いていくことで、つまりは本に読まれないように、最終的に感想文を書かないといけないということになると、必然、子どものあれですから浅い深いがあったとしても、批判というところまではいかないまでも、本をしっかりとそういう視点で読んで入っていける。そしてまた通帳に残すということですから、やはりいい本をと、そっちのほうにも働くのではないか。おもしろい本とか、そういうことも大事ですけれども。  そしてまた、思索のときを持て、こういう視点でも、この読書通帳の取り組みというのは、読書のまち八王子にふさわしい一つの施策なのではないかなと思っておりまして、いろいろな種類があります。一つの読書通帳といってもいろいろな種類があるんですけれども、こうした他の市のそういう実施例というものを御参考にしていただいて、八王子は違うんだなと。いわゆるしっかりと基軸も据えているし、本の読み方と、そしてまた選び方と、そしてまた自分を磨くためのノウハウではありませんけれども、そういう基軸というのを3つの用途で持っていると。その上で小さいころから読書通帳なり、記録帳で結構です。そういうものが教育の中でしっかりと位置づけられていて、みんなが本を好きになっていく、こういう取り組みにつなげていただけないかなというふうに思っております。  図書館で本を、小中学校の図書室もありますけれども、そういうところで本に親しんでいただいて、それで図書館で学んで、私も受験時代、大学受験は、図書館がなければ、きっと今ここにも立っていない一人ですから、そういう意味では勉強させていただいた地域には大きな恩があります。そして、そうした方々が全国、世界に雄飛をされて、それが八王子ですから、八王子から世界的な人材が出ていく。そして八王子に住んでいただいて、町が元気になって、また人材も輩出をしていく。つまり、この図書館行政、またこの読書のまち八王子づくりというのは、八王子のポテンシャルを引き出すすごく大事な事業だと、このように思っております。そうした意味で、この読書通帳の推進を含め、今後のこの図書館行政、これについての教育長の御見解を伺います。 266 ◎安間教育長 改めて、根本的なことですが、最新の情報というのはスマートフォン等で幾らでも手に入るわけですが、委員のおっしゃっていたような人生の生き方の根本だとか哲学だとか、そういったものというのはやはり本から仕入れるものだろうと思います。お話がありました3点をお聞きしますと、私、1点目は情報リテラシーだし、2つ目は人生の生き方の理念、哲学であるし、3つ目は発信力である。まさに今の時代に求められる力ではないかなというふうに感じてございます。今後とも、いつでも、どこでも、誰でも読書ができるようにということで、今御提案のありました読書通帳もひっくるめまして、ハード、ソフトの両面から全力で施策を進めてまいります。 267 ◎五間浩委員 ぜひよろしくお願いいたします。  それでは続きまして、主要な施策の成果・事務報告書、299ページの海外経済交流の促進についてお伺いいたします。  まず、海外経済交流については、私も自分自身で研さんをさせていただいて、今までの議会質問の中でもいろいろお訴えをしてまいった角度でございます。近年、この海外経済交流の視点が、我が党の先輩議員もおっしゃっていた視点なんですけれども、近年は施策の柱としてちゃんと打ち出していただいて、そして取り組んでいただいていることに大変感謝をいたしております。  それで、決算の主要な施策の成果・事務報告書の中では、市内中小企業のすぐれた技術を海外へ発信し、企業間の海外経済交流を促進するため、台湾市場の概況調査や、台湾の産業支援機関とのネットワークを構築されたと、このようにあります。それで、これは海外友好交流都市の関係から台湾から入られたと、こういう認識でよろしいでしょうか。 268 ◎山岸企業支援課長 海外経済交流の促進につきましては、今回、台湾のほうをターゲットに進めているわけでございますけれども、きっかけとしては、もちろん高雄市が友好交流都市としてかかわっているというところもございますけれども、それと同時に、中小企業の展開先ということで、これは前回の予算のときも少々申し上げたかもしれませんが、例えば、本格的に利益を上げようとすると、やはり有望な展開先としては、中国本土でありますとか、あるいは北米でありますとか、そういったところも候補に上がってくるんですけれども、市内中小企業の中でも比較的海外の初心者の企業の応援をしようという事業でございますので、そういった点から、親日的で、なおかつ商習慣等々も近い台湾、まずはそこで経験を積んでいただいて、そこからまたさらにそのほかにも展開をしていっていただきたい、そういう観点からあわせて台湾をターゲットにしたということでございます。 269 ◎五間浩委員 それでは最後にいたしますが、しっかりとこの取り組みを進めていただいて、それでまた今後の本市の経済発展、そしてまた企業の誘致、そして若者の就業促進につなげるような大きな取り組みにつなげていただきたいと思うんですが、これを聞いて終わります。 270 ◎大西産業振興部長 中小企業は、今、日本自体が人口減少であったりとか、あるいはその影響を受けてそもそも国内市場が縮小していくとか、さまざま非常に大きな流れの中にあります。その中で、1つは海外のグローバル化、これはもう避けて通れないことでございまして、そういう中でこういう取り組みを市としても率先して、ほかの機関と、東京都であったり、あるいは自治体だったり、そういうところと連携して進めていくのは非常に重要なことだと思っております。  これと同時に、今お話があったような企業支援、要するに企業の誘致をしていって、そして市内の中小企業としっかりと結びつけていく取り組みであるとか、あるいは市内の中小企業が人材を確保していくための取り組みであるとか、これを総合的に進めていって、それによって市内の中小企業を含めた産業自体、それから地域経済自体を活性化していく、この取り組みをトータルに今後もしっかりと進めていきたいと考えているところでございます。 271 ◎小林鈴子委員 それでは、決算分科会ということで、何点か聞かせていただきたいというふうに思います。  まず初めに、主要な施策の成果・事務報告書の400ページからお聞きしたいと思います。中学校給食についてでございます。  ここにもございますように、中学校33校で学校給食法に基づく給食をデリバリーランチ方式で実施し、また親子方式による給食を川口中学校で昨年、27年度は実施したということで、また親子方式の拡大実施に向けた施設整備を3校で行ってまいりました。それで、現在は親子方式がその分で3校できましたので4校、そして自校方式が3校で、あとはお弁当併用のデリバリーランチという、この3つの方法で今中学校給食というのは行われているんですけれども、この3つの方法というのは、それぞれ本当にいろいろなメリット、デメリットというのがあると思うんですけれども、このことについてどのようにお考えになっているのか、まずお聞きしたいと思います。 272 ◎野田保健給食課長 現在、市では、弁当併用型のデリバリーランチ方式、また小学校から中学校に運ぶ親子方式、また小中一貫校では自校方式ということで、3種類の給食の提供を行っているところでございます。デリバリーランチにつきましては、当初、冷たいとかいろいろありまして、喫食率が23%というところで推移しているところでございます。全校一斉に給食を提供する中では、やはり弁当併用型デリバリーランチ方式を採用して現在進んできているところでございます。親子方式につきましては、昨年度、3校の計画、工事を行いまして、現在実施をしているところで、喫食率が平均的に85%ということで、子どもたちからは、小学校でなれ親しんだ給食ということで毎日食べているというふうに聞いております。あと、自校方式につきましては小中一貫校で、親子方式と同じ方式ですので、状況としては同じような状況となっております。 273 ◎小林鈴子委員 何かここの説明では、この自校方式というのが書いていないんですね。それで、やはりその3つの方法であるならば、私はそれもきちんと載せていくべきではないかなというふうにこれを読んで思いましたので、次はちょっとよく検討して、その辺も記入したほうがよければきちんとしていただきたいというふうに思います。  それで、今までデリバリーランチというのは、汁物を出したり、少しでも温かい給食をというので、いろいろ本当に御苦労して、よく改善をしてくださいました。しかし、まだまだ喫食率が思うようにいかないという状態だというふうに思います。その中で、今回、親子給食が3校で行われましたけれども、このデリバリーランチが保温食缶方式というのを、そういうのを採用してほしいよといって提案したときに、3つのできないデメリットというのを言われたんですね。覚えていらっしゃると思うんですけれども、エレベーターが設置されているかどうかということですね。エレベーターのない中学校では各教室まで運搬費用が発生することや、2つ目には教室で配膳するための給食時間の確保や、3つ目には配膳室などの改修費用が発生するというようなことがあるので、なかなかできないよという御説明でございました。しかし、今回、この親子給食がこの3校で行われるようになったんですけれども、この1つ目のエレベーターが設置、今回実施されたところではエレベーターというのが設置されているのかどうか、ちょっとその辺をお願いします。 274 ◎野田保健給食課長 この3校、川口中学校も含めてですけれども、中学校にはエレベーターについては設置しておりません。委託業者による手運びによる運搬ということになっております。 275 ◎小林鈴子委員 設置されていないということですね。でも、親子給食はやっている。  では、2つ目の給食時間の確保が難しいからできないよといった、この件に関してというのはどうなんでしょうか。 276 ◎野田保健給食課長 時間の確保にいたしましては、3校につきましては給食時間を10分程度延ばしていただいているということになっております。 277 ◎小林鈴子委員 10分程度延ばしたということは、できるということですよね。以前、できないと言っていましたね。  配膳室の改修工事の費用、これですけれども、1校当たりちょっとどのくらいかかったんでしょうか。 278 ◎野田保健給食課長 配膳室につきましては、学校ごとに違うんですけれども、ちょっとスロープと改修工事が一緒になっておりますので、配膳室に入れるためにスロープも必要になるということで、学校によって状況は違いますけれども、大体、一番安いところでは67万6,000円から、一番かかっているところでは279万9,000円ぐらいかかっております。 279 ◎小林鈴子委員 私、1,000万円ぐらい言うのかなと思ったら、結構安いんですね。驚きました。以前は、積算してくださいと言ったら、まだわかりません、出せませんなんて言われたんですよ。ということが、私、以前、質疑したときにありました。  しかし、今回、親子方式をやるに当たって、以前、この保温食缶方式をやってほしいと言ったときにできなかったこの3つというのはクリアして、できているわけですね。ということは、私は、今現在、デリバリーランチ、すごく一生懸命やってくださっていますけれども、今の状態でもっと温かくしてほしいとか、おいしくしてほしいというのも、今最善を尽くしてやってくださっていますから、違う方法をやはり取り入れていかなければいけないのではないかなというふうに思っているところでございます。  そういう面で、以前、保温食缶方式ということをちょっと提案させていただいたんですけれども、それも含めまして、何かデリバリーランチの充実のために検討されているということはあるんでしょうか。 280 ◎野田保健給食課長 食缶方式、温かい給食の実現ということで何回か御要望いただいている中で、一つの手法である食缶方式ということで検討しているところでございます。今、保健給食課でも中学校給食をいただいている中で、保健給食課で食缶、二重食缶ですね。保温食缶を買って試したりとかということを、今現状、実は実験をもうしておりまして、ただ、やはり食数が、2リットルの小さいものなんですけれども、温度がどうしても下がってしまうということで、65度以上がなかなか保てないというところの壁に今直面をしております。現状、配送が、現在、立川に会社がある関係で、10時には出発をしないと給食が間に合わないという配送ルートをとっている関係上、でき上がりから喫食までの間、四、五時間、給食ができ上がってから子どもたちが食べるまでに大体5時間程度かかっているという中で、やはり温度がどのように保てるのかというところが今課題として上がっているところはあります。  また、揚げ物につきましても幾つか試したんですが、やはり水分を含んでしまうとか、長時間置くので味がしみ込み過ぎるというようなことも出ておりまして、まだ改善というか、どういうことができるかということを今実際やっているところでございます。 281 ◎小林鈴子委員 でも、今、温かさとか揚げ物のこととか、いろいろちょっとお話があったんですけれども、やはりデリバリーランチに比べれば全然いいと思うんですよ。それで今はデリバリーランチで御飯も温かくできるようになりましたし、保温になればもっと温かいわけですから、私はもうそろそろ、あれから何年もたっていますし、これだけ言い続けています。  それともう1点、3日間、中学校給食を食べさせていただきました、お弁当の。それで、とても工夫されて、一生懸命してくださっているなというのはすごく思いました。しかし、中学生だともうちょっとお肉があったほうがいいのかなとか、おかずがもうちょっとボリュームがあったほうがいいのかなとか、いろいろなことはやはり考えました。御飯がすごく余って、ふりかけがあったほうがいいのかなとか、いろいろなことをちょっと思ったんですけれども、やはりこのままではいけないなというのはすごく実感をいたしました。でも、今一生懸命努力してくださったことは評価していますので、それを踏まえた上で、よりよくするためにと思って今発言させていただいております。  今後、私は、もうずっと検討していてもしようがないわけですから、やはり一歩踏み出していかなければいけないというふうに思います。それで、やはり親子方式というのは、もう3校やって、それ以外のところというのはなかなか難しいよ。自校方式といっても小中一貫でといってなかなか進まないという部分がありますから、厳しい状況。であるならば、このデリバリーランチをしっかりやっていかなければいけないというふうに思うんですけれども、もうそろそろ方向性というのを出したほうがいいと私は思うんですけれども、その辺、部長、いかがでしょうか。 282 ◎廣瀬学校教育部長 総括質疑の折にも、さまざまなデリバリーランチ、そして親子方式、自校方式ということで、今後しっかりと検討していくということで答弁をさせていただいております。今、保健給食課長のほうからも話がありましたように、食缶方式についてさまざまな試行錯誤をさせてもらっています。私のところにも温めたやつを持ってきたりとかして食べているんですが、本当に温度の管理というのが、子どもたちのところに届いた中でどういうふうにおいしくコントロールできるのかというところを今一生懸命考えておりますので、デリバリーランチについては、本当に子どもたちに喜ばれるような形で、少しでもよい方向に持っていければなというふうに思っています。 283 ◎小林鈴子委員 私は、今喫食率が20%台だと、量が少ないですからやはり冷たくなるなというふうに思うんです。でも、ほかのところを見てみますと、保温食缶方式でやると70%とか80%といくわけですよ。そうした場合、量がふえますから、その温度のことというのはクリアできるのかなというふうに思います。  あと、配膳室とかいろいろとありますけれども、それは市が頑張ってお金を出してくださればいいわけですから、それとあと先ほどの給食時間の確保というのはもうできているわけですから、前はできない、できないと言っていた、この3つがもうクリアされているわけですので、早くその方向性、やはりこういうふうに中学校給食はやっていくよというのを出していただきたいなというふうに思います。  それと、多摩のある市なんですけれども、給食センター方式で中学校給食を進めるという学校が今建設中ということでございます。その学校というのは、その市では、災害のときには炊き出し用のものもできるということで、防災の補助金というのも活用できるというのがあるんですけれども、そういういろいろな方法、今は保温食缶とかであるんですけれども、いろいろ検討してくださっているということがございましたので、そういういろいろな方法を考えて、また検討して、一番最高のものを考えていただきたいと思うんですけれども、そういうほかの方法というのも考えていらっしゃるのか、お聞きします。 284 ◎野田保健給食課長 給食の提供につきましては、他市の例を見ますと、自校方式、給食センター方式、また民間の施設を活用しての給食ということで、さまざまな給食の提供方法をとっているところでございます。本市は今まで自校方式でずっと続けてきている中で、ちょっと給食センターの経験がないというところもありますけれども、やはりそこの事案も含めて、いろいろなところの給食の状況とかを勉強しながら、どういう給食が八王子市の提供に適しているのかということは検討してまいりたいというふうに思っております。 285 ◎小林鈴子委員 26市ですけれども、ちょっと何年か前ですけれども、自校と親子方式で7校、給食センター方式で11校ということで、この11校というのは温かい食缶方式でやっているという状況なんですね。それぞれの市でもう本当にいろいろなことを考えて、一番子どものためになるようにと出しておりますので、八王子市もしっかり、今の状況をずっと続けるのではなくて、ぜひ一歩進めていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは次に、371ページをお願いします。  ここにございますオリンピック教育推進ということで、いろいろやっていただいたことがここに書かれております。それで、ここに講師等の謝礼と消耗品費というのが出ているんですけれども、これはどういうものに使われたのか、かかったのか、その辺をお願いいたします。 286 ◎中村指導課長 消耗品費の内容ということでよろしいですか。(「はい。講師も」と呼ぶ者あり)講師もですね。  まず、消耗品費なんですけれども、マット、ボール等のスポーツ用品が主なものでして、そのほかとしましては、体育の本、あと英語の絵本、国旗かるた等、あと文化について学ぶ本を購入しているということになっております。  あと、講師につきましては、例えば、オリンピアンに講師として来ていただいたり、地域の方を呼んで国際理解ということで英語の授業を行ったり、あとはプロバスケットボールチームなんかも講師としてお呼びしております。 287 ◎小林鈴子委員 今のお話だと、いろいろな学校のやり方があって、いろいろな方法でやっているということですよね。そうしますと、その学校でいろいろな方法が違うということは、やはりその学校によって差が出てくるのではないかなというふうに思うんですけれども、その内容というのがちょっとわかれば、教えていただいてもよろしいでしょうか。  それと、今は経費のことはわかりました。その内容ですね。それで内容をやった上での課題があればお聞かせください。 288 ◎斉藤統括指導主事 これは27年度の決算ということでございますが、オリンピック教育については今年度も連動しておりますので、今年度の内容も含むところでございますけれども、こちら、オリンピック教育のことについては、昨年度はこの25校が指定されているところでございますけれども、今年度は全校で取り組むものというふうになってございます。  今、指導課長のほうから、特に体育関係の用具の購入というのがあるということでございましたが、決してオリンピック教育は体育だけで進めるものではございません。全ての教育活動の中におきまして、特にオリンピック・パラリンピックの精神、それからスポーツ、文化、環境を合わせた4つのテーマに対して、学ぶ、見る、する、支えるという4つのアクションを取り入れていくというような考え方でなっております。ですから、通常の授業の中でもオリンピックに関係するもの、例えば、社会科でオリンピックが開催された都市について気候や町の様子なんかを詳しく学習したりですとか、それから国語でも読み物教材等でオリンピックに関係するもの等を取り扱ったりですとか、教育活動ですから部活動等でもそれぞれ目標を設定した部活動等、さまざまなところで取り組んでいるところでございまして、そのことを年間35時間を目安に全校で取り組んでいるという状況でございます。 289 ◎小林鈴子委員 この35時間というのは、その学校で1年間のうちに35時間という理解でよろしいですね。 290 ◎斉藤統括指導主事 各学校では、このオリンピック・パラリンピック教育につきまして年間指導計画のほうを作成しているところでございます。ですから、各校の児童・生徒の実態等に応じまして各学校のほうで行っている。ただ、35時間といっても、丸々1時間行わなければならないというものではなくて、トータルで考えるので、例えば、10分間、そこのところで取り扱っていくだとか、もっと長い時間ということもあり得るかもしれませんけれども、各学校の実情に応じて各学校で工夫をさせていただいているところでございます。 291 ◎小林鈴子委員 そうすると、今いろいろな方法でいろいろな行事とか、あと授業の中でとか、そういうので行っているということになりますと、先ほど課題があるのかという、ちょっとそれについては御答弁がなかったんですけれども、学校によって本当に差が出てきてしまうのではないかな。皆さん、それぞれ頑張っていらっしゃると思うんですけれども、その辺というのは市教育委員会としてはどういうふうに調整していかれているのか、お願いします。 292 ◎斉藤統括指導主事 先ほどお話ししたオリンピック・パラリンピックの年間計画を立てる際には、やはり学校のほうからは、どのようなものなのかと、教科書等がない中で具体的にどう進めていいのかというようなことでの質問もかなりいただいたところでございます。特に東京都教育委員会につきましては、オリンピック・パラリンピック教育に関する読み物、オリンピック・パラリンピック学習読本というんですけれども、そういうものとか映像資料等の配付ですとか、最近では学習ノートの配付ですとか、さまざまな支援は行っているところで、それに従って学校のほうも取り組んでいるところでございます。  ただ、課題というふうなことでお話しさせていただきますと、例えば、オリンピアンやパラリンピアンを呼ぶといっても、当然、日本全国の中でオリンピアン、パラリンピアンの数は限られていて、その中でたくさんの学校があるわけですから、自分の学校のほうでこういうオリンピアンやパラリンピアンを呼んでお話をいただきたいといっても、日程の調整等がなかなか難しい面もございます。そういったようなところがあるのと、一方、また先ほど言ったように、教科というわけではないので、取り組みの内容については各学校で差が出てしまうというのはございます。ただ、私どもは、教員の研修の中でこういったオリンピック・パラリンピック教育を取り上げて、また東京都教育委員会の講師をお招きしてお話をいただいたりとかということで、できるだけ多くの素材を紹介させていただいて、学校に選択していただくような形をとらせていただいております。 293 ◎小林鈴子委員 ことしは全校でというふうな御答弁がございました。それで、今御答弁のように、その学校に合った、子どもたちにとってもいい授業をと一生懸命やってくださっているというのはすごくよくわかりました。そういう中で、やはり子どもたちによりよいものを28年度、これからもずっとあると思うんですけれども、去年よりはことしということでぜひ充実をしていっていただきたいというふうに思います。  あともう1点は、やはりことしはオリンピックがございました。八王子市からも6名の関係する方が出られて、一生懸命頑張って、皆さん、私たちに感動を、また夢を、希望を与えてくださったというふうに思っております。そういう身近にいらっしゃる方々にぜひこの八王子の学校に来ていただいて、講演なり、本当に短いお話でもいいですから、そういう場を持てたらもっともっといいのではないかなというふうに思いますけれども、その辺のお考えをお聞きします。 294 ◎斉藤統括指導主事 今お話しいただいたとおり、八王子からは6名のオリンピアンが今年度はリオのオリンピックで大活躍をされたということで、大変すばらしいことだと思っております。そういう意味では、その選手たちが得た貴重な経験というのをぜひ学校に広めるいい機会かなというふうに考えております。選手のほうも、できるだけ地元のほうにというような思いがある選手もおられるようですから、できるだけそこのところから、選手の練習等に影響が出ないように都合をつけていければなというふうに考えております。学校によっては、母校で周年行事があるので、そこにアスリートの方が来てくれるなんていうことで約束いただいているところもあるようで、そういったところの話というのをできるだけ市のほうでも広めてまいりたいなと思います。  また、オリンピアンとまではいかなくても、地元で活躍するアスリートはたくさんおります。または大学の学園都市ということもあって、身近に将来のアスリートというか、オリンピアン候補もいたりするということもありますので、そういったところから地元のアスリートとの連携というのも各学校のほうに働きかけてまいりたいというふうに考えております。 295 ◎小林鈴子委員 それでは、よろしくお願いいたします。一生懸命取り組んでくださっていること、よくわかりました。  それでは、次にまいります。次は、そうしますと、ちょっと大分飛びますけれども、433ページになります。ここの甲の原体育館のプールにつきましてお聞きしたいというふうに思います。  ここで見ますと、甲の原体育館のプールは8万2,195人の方がプールを使用されている。あと、25メートルので東浅川保健福祉センターのを見てみますと7万3,272人とか、あと、あったかホールのプールは8万5,984人で、かなり多くの方がプールを利用しているなというのがわかりました。そういう中で、やはりそういう方々というのは目的があって利用されていると思うんですけれども、その目的というのはどういう目的で来ているというふうに思われているのか、その辺、お聞かせください。 296 ◎佐藤スポーツ施設管理課長 プールを御利用される目的、さまざまかと思いますけれども、1番は運動することでの健康維持増進だと思いますが、あと、親子連れなんかであれば、それを通じて親子の触れ合いとか、人それぞれだと思いますけれども、あると思います。 297 ◎小林鈴子委員 また、東浅川保健福祉センターにお見えになる方と、また甲の原体育館とかに来るのにはそれぞれちょっと目的が違う方がお見えになるのかなというふうに思います。それを踏まえまして、多くの方がこの八王子でプールを利用されるということで、きのう、総括質疑の中でも分科会でお聞きしますよと言った項目があると思うんですけれども、この甲の原体育館にもプールがございます。そういう中で、今25メートルのが3つで、八王子市の中にはやはり50メートルのプールというのは今後つくっていくべきではないかなというふうに思っております。市民の皆様から、この50メートルをつくってほしいよとか、そういう要望があるのかどうか、お聞かせください。 298 ◎佐藤スポーツ施設管理課長 今のところ、私どものもとには届いてはおりません。 299 ◎小林鈴子委員 済みません。自民党新政会の議員も、この間、50メートルプールという質問をされた方がいらっしゃいましたよね。市民・民進クラブの方も、この間、プールをというふうに言った。議員というのは市民の方の代表なわけですよ。それで全然ありませんと言うのは、ちょっとお返事が違う、御答弁が違うのではないかなというふうに私は思うんですけれども、その辺は違うんでしょうか。ごめんなさい、聞くつもりがなかったから、では聞きませんね。ということで、ちょっと私はそういう思いでいます。私たちはやはり何千人という市民を背負っているわけですよね。ですので、そういう思いというのは、市民からやはりそういうお声があるということをちょっとわかっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  私、ちょっと調べましたら、50メートルのプールというのは、近隣では町田市とか多摩市、それと相模原市というところにございます。私は、26市で一番大きい八王子にないというのはどうしてなのかなというふうにすごくやはりいつも思いますし、八王子市というのは中核市にもなりました。やはり50メートルのプールはきちんとつくっていただきたいなというふうに思います。やはりつくるには場所というのが、そういう場所がなければできないですけれども、今、甲の原体育館の隣接の婦人補導院と少年鑑別所というのが今後移転をするという計画でございます。きのうの御答弁では31年以降になりますよという御答弁をいただきました。その移転した後、ではその跡地の活用をどういうふうにするかといったときに、甲の原体育館のトレーニング室の拡張、ないですからつくってほしいよとか、駐車場も、また防災広場もつくってほしいというような、あと子どもの施設ということで保育所を大きく拡張して移転をというような、そういう方向性は今この時点で決まっているということでございますけれども、今後、トレーニング室を拡張するに当たりまして、私はやはり50メートルプールもこの甲の原体育館に──敷地がある、こういうチャンスというのは絶対今後、なかなか出てこないのではないかなというふうに思いますし、この甲の原体育館もかなり古くなって、修理も毎年大変な状況。でも、その施設の指定管理の方が一生懸命してくださっているということもお聞きしておりますけれども、そういうことを踏まえて、中核市として、甲の原体育館、この場所に、今後、今こういうふうにやりますよというのはある程度、少しは出ていますけれども、まだまだ時間がございますので、その辺、やはり考えていただきたいというふうに思いますけれども、駒沢副市長にお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 300 ◎駒沢副市長 現在、婦人補導院のところは、御案内のとおり、国の施設でございまして、昭島市で建設される、いわゆる法務省の国際法務総合センター、そこのところに集約されるということでございます。工事のほうも若干延びておりまして、思うような移転ができないという状況ではありますけれども、その利用に当たっては、当然、公共用地の跡地活用という視点がございますので、さまざまな視点の中、今、市民からの要望、あるいは議員からの御要望もございますので、そういう視点を踏まえて総合的に判断してまいりたいと思っております。 301 ◎小林鈴子委員 どうぞよろしくお願いいたします。結構要望がございます。ですので、よろしくお願いいたします。  それでは、次にまいります。  次は、415ページになります。415ページの文化財関連施設管理運営ということで、ここに中田遺跡公園が出ております。中田遺跡公園の老朽化した復元住居を解体し遺構表示として整備するとともに、公園の利用環境向上を図るために園路及び駐車スペースを整備してくださったわけでございます。それで、今回、ちょっとトイレが壊されたりとかいうので防犯カメラもつけてくださっておりますし、本当にすばらしい公園になってきたというふうに思います。今回、27年度、いろいろと整備をしてくださいましたけれども、どのような効果を見込んでいるのか、お聞かせください。 302 ◎中正文化財課長 中田遺跡公園につきましては、昨年度、老朽した復元住居を解体し、遺構の様子がわかるような表示を新たにつけてございます。中田遺跡公園につきましては、都営団地の建設に伴いまして非常に多くの遺跡が出てきており、市の貴重な史跡として指定しておりますところでございますので、市史編さんなどでも新たな知見が得られておりますし、また、今現在、東京都の埋蔵文化財センターがあの辺の発掘をし直しまして、また新たな遺跡なども出てきているようですので、そういうところも踏まえまして、今後の、例えば郷土資料館の展示などで新たな価値を御説明していくとか、また場合によってはイベントなども開催していきたいというふうに考えております。 303 ◎小林鈴子委員 今ちょっと御答弁がありましたけれども、イベント等、またしっかりしていただければありがたいというふうに思います。復元住居につきましては、やはり壊すときに周りの住民の方はとても残念がっておりました。本当にこういうものがあそこの場所に、中田遺跡公園にあったんだよというのがわかったときには、やはり復元をきちんとしていただきたいなというふうに思っております。  さて、ことしの4月からこの公園の管理が文化財課から公園課に移りました。その後の管理というのは今までの管理とどのように変わったんでしょうか。 304 ◎中正文化財課長 これまで、平成27年度までにつきましては、復元住居があったことから、こちらの公園に文化財課のほうでシルバー人材センターの職員1名を配置しまして、復元住居の案内及び公園の管理をしておりました。こちらにつきましては、復元住居を解体したことから委託を中止しまして、現在は市の直営により維持管理をしているところでございます。公園課の管理と私ども文化財課のほうで今一緒になってやっているような状況でして、それまでは週6日、シルバー人材センターの職員がいたことから、トイレ清掃や公園の清掃なども復元住居の案内の合間に毎日やっていたようなところでございますけれども、そちらについてちょっと日数が減っているような状況でございます。 305 ◎小林鈴子委員 以前は6日いましたけれども、今は月に数回ですよね。あの公園というのは本当にきれいに生まれ変わったんですけれども、今ごみがすごくて、草はぼうぼうというので、もう全然今までと変わってしまった。ある程度いろいろなものは整備されたんだけれども、すごい公園にちょっとなってしまっているというので、いまだにもう苦情がすごいんですね。市には苦情が届いていますか。 306 ◎中正文化財課長 私ども文化財課のほうでも、週に1回程度は公園を巡回するようにして、ごみの拾いなどもやっておりますけれども、やはり住民の方から、こちらにごみがたまるようになったとか、ちょっと草が茂ってきたというようなことで、御要望なり心配の声はいただいているところでございます。 307 ◎小林鈴子委員 それで、公園課と言われて、公園課に苦情を言いに行ったんですって。そうしたら、公園のアドプト制度があるから。ほうきとか出しますからそれでやってくださいと言われたんですって。そんなのは、しかも80代の方がそれを言いに行って、それを平気で公園課の方が言うというのは、ここは公園課の方がいらっしゃいませんから言いますけれども、ちょっとひどいのではないかなと、私、とても悲しかったですよ。これが終わったらちゃんと公園課に言いに行きますけれども、そういうような対応、本当にとても悲しく思います。すばらしい公園ができたのに、やはりきちんと維持管理というのはしていただきたいと私は思いますけれども、最後に部長、大事な中田遺跡公園です。今は復元住居がないかもしれません。しかし、今まで文化財課が管理してきたわけでございますので、公園課に行ってしまったというのではなくて、文化財課のほうでも今、週に何回か行ってやってくださっていることは承知しておりますけれども、余りにも苦情が多過ぎて、皆さん、そっちにばかり気が行っているみたいなんです。近隣の人は一生懸命お掃除してくださっていますけれども、その辺、ぜひどうにかしていただきたいと思いますけれども、小柳部長の御決意をお聞きいたしまして、私の質疑を終わります。 308 ◎小柳生涯学習スポーツ部長 建物があったときは、まさしく遺跡の公園ということで、近所の皆様も地域の皆様も盆踊りなどで使われる公園でもありますし、大切にしている公園だったと思います。管理人もいたということで管理もされておりましたが、遺跡の方法も変わりまして、中田遺跡公園には変わりありませんし、あそこには遺跡がありますので、そういった意味では私どもも今まで管理をしていたという責任も感じております。そこが草ぼうぼうになってしまって荒れ果ててしまっては、またそれはもったいありませんし、地域の皆様の声も聞いておりますので、そこは、公園課に移行したとしても、私どもでも一緒になってきれいな公園ということで責任持って管理したいと思っています。 309 ◎梶原幸子副委員長 ほかに御質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 310 ◎梶原幸子副委員長 質疑なしと認め、本件についての質疑は終了しました。  進行します。  以上で、当分科会に付託されました決算の質疑は終了しました。  なお、当分科会の報告については、正副委員長において取りまとめたいと思いますが、御一任願えますか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 311 ◎梶原幸子副委員長 御異議なしと認め、そのように御了承願います。  以上をもちまして、文教経済分科会を散会します。                                     〔午後4時50分散会〕 © Hachioji City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...